(けたたましいサイレン音と共に携帯電話で受信した緊急事態警報)
NZ 政府は、今日の午後市中感染者が確認されたということで、全土に渡って最も厳しいアラートレベル 4 のロックダウンを、今日(同日) 11:59 PM から施行すると発表した。
感染者が住むオークランドと、感染者が訪れたコロマンデル半島は 7 日間、その他の地域については取り敢えず 3 日間のロックダウン。状況を見てその後のアラートレベルは調整されることになるだろう。
アラートレベル 4 では、
* 必要不可欠な仕事に分類されない限り、在宅勤務が義務付けられる。
* 保育園、幼稚園、学校は閉鎖される。
* 結婚式、葬儀を含む全ての集会は全面的に禁止。
* 地域間の移動禁止。
日本の、後手後手且つまことに中途半端な制限とは違い、徹底したコロナ封じ込め策を "スピード感を持って"("スピード感"というのはこういうことを言うのだ)行うことができる NZ 政府の統率力もさることながら、ほとんどの国民(住民)がそれに素直に従うというのも、実に素晴らしいことである。
また、ワクチン摂取に関しては、ロックダウンの期間は一時中断となる旨の発表があったが、これも理に適っている。
感染者が毎日何千人も出ている状態で、ワクチン接種会場に大行列ができる日本... 接種会場への行き帰りでも、また接種会場でも感染する恐れを否定できないのに、なぜ皆群がっていられるのだ?と、ニュース映像を呆気にとられて観ていた私には、NZ 政府の対応は誠に筋が通っていて、納得できる。
H が働く会社では、社長が機転を聞かせ、市中感染者が出たという情報が流れた後、社員を終業時間よりもかなり早く家に帰したということだった。終業時間には道路が異常なほど混むことが予想されたためだ。
多くの住民がロックダウンになるだろうことを予測して、夜 6 時の政府の発表を待たずして、既にスーパーマーケットに買い出しに行っているようだと、午後 4 時頃 H から連絡が来た。
レベル 4 になると、スーパーマーケット内での客同士の距離を 2m 開けるべく、入店客の人数制限がなされるため、店の前で延々と入店の順番を待つのを避けようと、ロックダウンになる前に買い物に走るというわけだ。
私は幸いにも、今日は買い物に出かけていて、市中感染者が出たという報道があった直後に帰宅し、買い物に行っておいてよかったと胸を撫で下ろした次第である。
明日には感染経路やら感染者の訪問先及び接触者が、より詳しく公表されるだろう。
感染者が増え広がっていないよう祈るばかりだ。
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