22.10.21

COVID-19: 129名 過去最高の新規感染者数

思考能力の欠如した一部の若者達は禁止されている屋内でのパーティーを開き、1 軒に50人もの大馬鹿者が集まり、騒音の苦情が何件も警察に寄せられるほどのどんちゃん騒ぎをしたり、"宗教指導者" が煽動して反ワクチン 接種、反ロックダウンを掲げて 2,000人にも及ぶ賛同者と共に公共の場で集会を開いたりと、愚かにも程がある行動を取ったことなどが大々的に報じられていたが、それら以外にも数多いる "規則違反に後ろめたさを感じない大戯け者 (おおたわけもの)" 達のせいで、感染は拡大の一途を辿っている。

首相は規制に従わない者達が感染を深刻なものとしていると、先日の会見で憤りを露わにしていたが、政府が "Super Saturday" と銘打ち行った、ワクチン接種を促進するお祭り騒ぎに参加して感染した人はいなかったのだろうか?
無料のアイス クリームやらソーセージ シズルやら、はたまたコーヒーやらクッキーやら(etc...)がワクチン接種会場で振る舞われ、ミュージック バンドや有名人が参加し、野外コンサート並に盛り上がっていた会場もあったようで、「おいおい、そんなことをしていて大丈夫なのか?」と、私は非常に不安に思ったのだが、その日からちょうど 1 週間になった日、過去最高となる感染者数を記録したのは、単なる偶然なのだろうか?


NZ とは反対に、劇的に感染者数が減った日本のことが、数日前こちらでもニュースになっていたが、なぜあんなにも感染者数が激減したのか、専門家でさえ首を傾げているという報道を観て、「本当に感染者が減っているのか?検査数はどうなんだ?」と、諸手を挙げて喜べず、疑わしい気持ちになっている人は多いだろう。実際、日本に住む姉も知人も、まだまだ不安だと、外出を極力控えている旨話していた。

ワクチン接種率が高くなれば、それに伴って、感染していても気付かない、或いは軽症のまま回復してしまって、病院を受診することなく終わってしまう人が多く出ることは当然考えられ、日本がそのような段階に入ったのかも知れないと、考えられなくもない。NZ も近い内にそのような状況になる可能性は大いにあるだろう。
ワクチン接種の進んだ欧米或いはイスラエル等の現状を聞くと、感染者は再び増え続けているようで、決して楽観して良い状況ではないのだ。

 T も先週後半に 2 度目のワクチン接種を完了した。当初の予定は 1 回目を接種した 6 週間後だったが、感染者が増え続けている現状を危惧した政府が、1 回目の接種から 3 週間以上間を置いていれば、出来る限り早く 2 回目を打つようにというアナウンスをしたこともあり、1 回目から4 週間開けて接種することにしたというわけだ。

Alert Level 3 であれば(実際には Level 4 に該当するほどの感染拡大を抑えられない現状)、ほとんどの企業は在宅勤務の体制を取るのだが、T は仕事が入ったため、出勤せざるを得ない状況で、またランチ、コーヒー及び水持参で出勤していた。

お弁当作りは久しぶりで、日本のように手の込んだ、彩の良いお弁当ではないが、メインと副菜の他に隙間を埋める添え物が必要だなと、漬物/マリネ類を作ったりし、備蓄してあるひよこ豆を圧力鍋で茹でたりもして、朝なるべく時間のかからない献立を考える毎日...


オークランド シティーDHB  (District health board) のワクチン接種率は、1 回目を打ち終わった人 93%、2 回目を打ち終わっている人 81% と国内で最も高くなっているが、オークランドに含まれる他 2 DHB はまだ少々遅れているようで、全体の接種率が全て 90%以上となったら、今現在布かれている規制が緩和される事になっている。


その内、ワクチン パスポートなるものも用意されるようになり、コロナ ウィルスの撲滅を待つことなく、経済活動は再開され、諸外国との行き来もコロナ前に近い状態にまで戻ることになるのだろう。

聖書で言うところの、終わりの日...

これからの世界がどのようになって行くのか、私には予想もつかない。



15.10.21

2 回目のワクチン 接種


今月初め、作ってから長い間家に置いてあった紙ナプキン ホルダーとバード フィーダーを、H の家に届けに行った。(H から送られて来た写真には、以前作ってあげた組子柄のティーポット スタンドも一緒に写っていた)

加えて、パスタ マシンと、何年も前に、日本から遊びに来た長男が買ってくれたBBQ グリルも、我が家では滅多に使わないため、H たちにあげることにし、車に乗せて一緒に届けた。

H たちの家に行ったのはこれが 2 回目...

手伝いに行った引っ越し前日の掃除は夜中になり、真っ暗な中でその存在すら知らなかった裏口のフェンスから、今回は荷物を庭に運び込んだ。

家には入らずすぐに帰ってこようと思っていたのだが、偶然にも仕事を終えた  H のパートナー R がちょうど帰って来てしまい、コンタクトレス デリバリーにはならず...
仕方がないので、軽く挨拶をして帰って来た。

その日から 1 週間は、H たちのどちらかがコロナに感染していた場合のことを考え、どこにも出かけずにいたが、幸いにも体調に何ら変化はなく、ワクチン接種会場を歩いて15~20 分の場所に変更した上で、2 回目の接種に向かった。

今回の接種会場は街の薬局...

薬局で接種か... 接種後の 15分をどこで過ごすのだろう?と、想像もつかないまま向かったわけだが、店に着くと、通常配置されている陳列棚の間隔を狭めて無理やりスペースを作っているのがまず目に入った。
決して広い空間ではなく、充分な距離を保っているとはお世辞にも言えない状態だったが、予約人数を制限しているおかげか、人だかりができているというほどではなく、いいのかこれで?と思いつつも、観念してそこで受けることにした。

薬局の入り口にほど近い所に設置されたカウンターで受付を済ませ、そこで接種証明カードを受け取り、シールに私の名前を書いて渡してくれたので、それを服に貼り付け、店の中に並べられた椅子に腰掛けて順番を待っていた。
前回の接種時には、会場に入るとまず手を消毒するよう促され、自分の着けて行ったマスクを外し、用意されたサージカルマスクに付け替えるよう指示(=強制)されたが、今回の薬局では、消毒液も準備されていなければ、マスクも用意されてはおらず、自前のマスクのまま、他の人との距離を1 m もあけられない状態で、30 分以上過ごすこととなった。
また、そこで熱を測ることも無かった。

接種ブースは、普段一般の人が入ることのない調剤室の最も奥に設られ、接種担当者が案内してくれた。
当日の体調やら、前回の接種後の服反応やら何やらを聞かれ、腕の鈍痛意外に、発疹と、(ワクチンとの因果関係は不明だが)1 度だけ深夜に咳込んで吐血したことなどを話し、2 回目の接種をしても構わないだろうとの見解で、万が一そのような症状が再び現れた時には、直ぐに緊急連絡先に電話をかけるようにと強く念を押されて、接種は実行された。

今回は接種部位の鈍痛はあったが、前回よりも程度は軽く、接種翌日になって若干の目眩を感じたが、数時間で消えた。

あと 2 週間もすればしっかりと抗体ができることになっているが、この先出かける用事は特に無い。
ただ、この先、高齢の母に万が一のことがあった場合、ワクチンを接種していなければ飛行機に乗ることができない、或いはワクチン接種していない場合は搭乗前 72 時間以内の陰性証明書提示が常に求められるといった状況になるのはほぼ確実になって来ており、また、日本到着後の隔離期間にも影響が出てくるのは当然予想されるため、ワクチン接種を拒むという選択肢は私には無かったのである。

3 回目のブースター接種も必要となるかも知れないが、とりあえずは、2 回の接種を終えたことで、少しだけ心配の種が減ったことは事実である。


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この日々感染者が増え続けている中、H たちは申し込んでいたレスキュー ドッグ(保護犬)を引き取ることとなった。

Kelpie と Terrier のミックスではないかとみられているが、正確にはわからない。

H は早速、お気に入りのドッグ トイを買い与えたようで、写真を送って来てくれた。



そしてその 3 日後...


無残な姿になってしまったキリンの写真が送られて来た。
夢中になってキリンを噛んでいる犬の姿を思い浮かべて、私と T は思わず笑ってしまった。

コロナの感染状況が落ち着いて、この小さな、新しい家族と会えるようになる日が待ち遠しい。


「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...