21.9.12

行き先不明の郵便物とNZ POST

国内のオークションで落札したものが10日もかかってようやく届いた。

あまりに遅いので、出品者に「もう送ってくれましたか?まだ届いていないんですが、送ってくれてあったら日付をおしえてくださいな」と3日前emailで問い合わせると、先週の水曜日に送ったから、あと2日くらいしてもまだ届かないようだったらまた連絡して来てという返事が来た。


昨日ようやく届いた荷物には、RETURNED LETTER OFFICE NEW ZEALAND POST AUCKLANDというスタンプが押され、しっかりと住所が手書きされたポストショップの封筒が、差出人の書いた住所を隠す程度に折り畳まれて貼付けられていた。
こういうのを受け取るのは初めてだったので、貼付けられた封筒の下に一体何が書いてあるのか気になった。封筒を取り除いてみるとこんなものが貼付いていた。



宛先不明のため送り主に戻すよう指示がなされている。

送り主が書いた宛先を確認すると、我家の番地と判別するのは難しかろうと思える数字が書かれていて、間違ったアドレスに配達されそうになったというのが一瞬でわかった。なぜ「配達されそうになった」と表現したかというと、その間違えて書かれた(或はいいかげんに書かれた)番地にあるのはアパートで、個々のユニット番号が書かれていなければ配達しようがないからだ。配達員はさぞ戸惑ったことだろう。

配達不可能なその荷物を持ち帰ってオフィスに渡した・・・が、どこにも送り主のアドレスは書かれていない・・・郵便局としてはこういうのは本当に困るだろうね。

ここNZでは住民登録などというものはなく、運転免許証にさえ住所の印刷がなされていなくてもいい国なので、郵便局が住所とその住人とを照合するなどということは到底無理ではないかと思っていたが、どのようにして照合できたのかをよくよく考えてみたら、数ヶ月前に郵便局のオンライン・ストアーで送料込みの封筒を買った際に、住所と名前を登録してあったことを思い出した。もしかしたらそれが役に立ったのかも知れない。(それしか考えられない)

国民の多くが利用しているインターネット・オークション。荷物が届かないという苦情はよく耳にするし、その度に郵便局が矢面に立たされ、責任は全て郵便局にあると言わんばかりの書き込みだらけになってしまっているのが現状だが、私は今回の他にも似通った事例を経験し、幸いにも郵便局の尽力で、時間はかかっても無事荷物が届いているので、早計に郵便局を疑ってかかる気にはならなくなっている。

出品者へのフィードバックには、住所が間違っていたことに加え、NZ Postの尽力のおかげで幸運にも荷物を受け取ることができたことを書き記しておいた。

闇雲に誰かに責任を転嫁する人が少なくなるようにと思って。


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