7.8.22

白髪を伸ばすこと 10 ヶ月...

白髪染めを止めてから 10 ヶ月が経った。

あと 10 cm ほど髪が伸びれば、肩までの長さが全て染めてない髪になる... ということは、少なくともあと半年は待たないとならないということだ。

あと半年...  染めた部分との差を極力目立たせなくさせるべく、髪留め(バレッタ)で上半分の髪を束ねているうちに、バレッタに興味が出始めた。
これまで持っていたものは、ごく普通の、そこらの薬局とかで売っているようなアセテート製の物で、飾り気の無いものだったが、中国の通販サイトを見ると、それはもう数え切れないほどのデザインやら、様々な素材やらが溢れんばかりに掲載されていて、しかも日本円にして 300〜500円も出せば、送料込みで手に入るときていた。

いつ届くかわからない(更には届くかどうかもわからない)という大きな欠点はあるものの、急ぐわけではないので、試しに幾つか注文してみると、その内の 1 個は信じられないほど早く届いた。(届いた物がダメージ品だった場合、或いは配達期限内に届かなかった場合は、報告すれば速やかに返金してくれるシステムになっている)




3 個注文した内の、2 個は品質も悪くなく、大変満足しているが、1 個(すずらん)は作りがやや雑で、色も掲載されているものとは少々異なっていた。まぁ、安いので、損をした感は余り無いのが救いだ。

白髪に合う色 & 素材をイメージするのは、私にとっては初めてのことで、最初は今持っているようなアセテートの物ばかり探していたのだが、これまで安っぽいと思って敬遠していた、キラキラ光るヘア アクセサリーを身に付けたグレイヘアの人を見て、グレイヘアにはメタリックで光る素材が似合うのだと納得し、そういう物を中心に探し始めた。

それでも、ケバケバしく光を放つものは避け、やや大人し目の色合いを選んだのは、ひとえに "年齢" を考えてのことだ。歳を取ったら派手目の物を身に着けるといいと、遥か昔に誰かが言っていたが、ただケバケバしいだけだと、単に気がふれた年寄りにしか見えなくなるのは想像がつく。


同じ髪留めでも、バックグラウンドをグレーにして写真を撮ってみると、雰囲気が違って見えるのがわかる。グレーの髪にはゴールドよりもシルバーの方がしっくり来るのは、まぁ当然といえば当然だが、果たして赤系の物は似合うのだろうか?などと、暇な時にはよく通販サイトを覗くのが習慣になってしまった。

お洒落に目覚めたわけではないが、たまにはこんなささやかな気分転換も悪くない。




1.8.22

H の転職 / ランチ ボックス キャリー バッグ


 NZ の冬は、雨の降らない日の方が珍しい。

日本の梅雨時と違って暑くはないものの、湿気によるカビの発生はやはり頭の痛い問題であったが、ここ数年は、バスルームとランドリーに除湿機を置き、シャワーを浴びる際/洗濯時には必ず除湿することにしているおかげで、壁やら天井にカビが発生することは無くなった。

除湿機は、雨が多く、多湿になる地域には必需品である。



H は 9 年働いた会社を 7 月いっぱいで退職し、今日から新しい会社で働き始めることになった。
欧米諸国と同様、この国でも、能力に応じてどんどん待遇の良い職場に移るのが当たり前で、いまだに終身雇用が定番となっている日本とは大きく異なり、勤続年数 9 年は『すごく長く働いたね』と言われるレベルなのである。
当然、賃金は上がり、32 歳にして月収(日本円にして)約 70万円を貰えるまでになった。労働時間は週 36 時間(4 日半?)日本のように通勤費/交通費はこの国では支給されないのが普通なため、車で出勤する場合は駐車場を会社で用意してくれてあるかどうか(無料で使えるかどうか)がけっこう大切なポイントとなる。H は、抜かり無く、契約交渉時にその点も要望に入れておいたようだ。
幼かった H の印象は、"非常に恥ずかしがり屋" で、いつも私の後ろに隠れているような子だったが、この国に来てその面影は微塵も無くなり、もう私の出る幕は完全に無くなっている。

私がこの世から居なくなっても、子供たちのことをもう何も心配することはないだろう。

フリーランサーである同居人 T は、最近は元居た会社の仕事を受けている。
コロナが蔓延してからは、外食するのを避けているため、お弁当持参である。

私は朝少し早く起き、T のランチを用意するのだが、ほとんどの場合、前日の夕食で余ったもの(もしくは余らせて作ったもの)が一品入っている。

先週...

朝 6:45 から、お弁当作りと同時進行で朝食を作り、水を入れた水筒 & コーヒーを入れたサーモ マグを持って出かける T を見送りながら、お弁当とコーヒーマグを入れて持ち運べる袋を作ってあげた方が良さそうだと思い立った。

手持ちの(使うあてのない)布でとりあえずプロトタイプを制作...



ポイントは、袋に入れたコーヒーマグが持ち運びの際倒れないこと。

まずは、マグが入るだけの間隔を開けて、仕切り布をバッグ本体に縫い付けてみた。これはけっこう安定していて、大丈夫そうだった。(実際に持っていくのは下の写真のマグ)

そして、2個目はコーヒーマグを収めるための仕切りを本体に縫い付けるのをやめ、袋の脇に輪っかにした布を綴じ付けただけにしてみたのだが、底が柔らかなため、不安定極まりなく、マグが傾く可能性が大きかったので、スタジオに降りて行き、底に敷く薄い板を探し、3mm 厚の化粧合板の端切れでちょうど良いサイズの底板を作ってみたところ、大正解。



揺れてもマグが傾かないバッグが出来上がった。
これで一安心...




「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...