11.5.21

良性発作性頭位めまい症

 先々週末、急に目眩が起き、それからずっとクラクラしたままだという H は、翌週半ばに GP(家庭医)を受診し、『良性発作性頭位めまい症』と判断されて、処方薬を飲んだものの全く効かず、日曜日に救急診療を受けるほど悪化したとのこと。
救急診療でもやはり同じ所見で、今度は注射をしてもらったようだが、それも効果が無かったようだ。

インターネットで色々調べ、効果的だという体操をしてみたりしても一向に良くなる気配は無く、昨日、カイロプラクティックに予約したけれども、連れて行ってくれるかと連絡が来た。

長らく車の運転をすることなく過ごして来た私だが、母は80を超えるまで運転していたのだから、それに比べればまだまだ運転できない歳ではないよなと、久々にハンドルを握り、全くもって分かり辛い H の家の入り口も今回は間違えることなく、カイロプラクティックにも問題なく行って来ることができた。

カイロプラクティックのドクターもアシスタントの女性たちも非常にフレンドリーで、ドクターは H の施術後に受付に現れ、握手をしながら挨拶をしてくれた。
(... あ、握手するの?この世界的なコロナ禍で ... 😨)
と、心の中でかなり動揺しながらも、まぁ、ここしばらくは市中感染は出ていないし、大丈夫なんだろうなと、観念して握手に応じた私は、少々ぎこちなく見えたかもしれない。
(コロナのせいで、もうすっかり人と接触することに違和感を感じるようになってしまっている)

H の目眩は深刻な病気から来るものではないのかを確かめ、大丈夫だというので、お礼を言って H を家まで送り届け、夕方のラッシュに入った頃だったので、そのまま H の家にも上がらずに家に戻った。


私もかつて一度だけ経験したことがあるが、一日中グルグルと目が回っている状態というのは、本当に辛いものである。
とてもじゃないが起きてはいられず、じっと寝ていても目が回っていて、それに耐えられずに寝返りを打てば更に目眩は悪化し、目を開けていても、瞑っていてもどちらも気持ちが悪い。
私は起き上がる気力も無かったため、 1 週間以上ずっと寝たきりでいた記憶があるが、H はそうそう仕事を休んでいるわけにもいかないと、早く治したいが一心で、病院に行ったりカイロプラクティックに行ったりと、必死で起きている。

病院に向かっている時、「ストレスある?」と聞いた私に、「ストレスを溜めるほど深く考え込むタイプじゃないからねぇ」と笑う H 。「そうだよね」と言いながら、2 人で大笑い...
ストレスから来るものではなさそうだ。

H はおそらく職業病なんだろう。
とんとん拍子にグラフィック デザイナーとしての地位を築き、このご時世にありながら、給与も順調に上がり続けているという、運に恵まれた子ではあるが、職業柄、コンピューターの前に座り、長時間細かい仕事をせざるを得ないため、ずっと首は凝ったままで、今回はそれに伴う目眩である可能性も否定できないと、カイロプラクティックのドクターは推測していた。

はてさて、どうしたらいいものか...



次はフィジオセラピーか...


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