28.9.22

思いがけないプレゼント


同居人 T が、私のために新品の iPhone 13 Pro を買ってくれた。機種落ちなのに、最新の iPhone 14 (普通版)よりも高かったと、苦笑いしつつ嘆いていた。

古くなった私の iPhone 7 plus は数年前にもらった H のお下がりで(その前に持っていたのは H が買ってくれた 6 plus )、今でも何ら支障無く使えているのだが、近い内に OS をアップデートできなくなり、様々な APP が使えなくなることを懸念した T が、しばらく考えて、私が使い易いだろう機種を買ってくれたということだった。

誕生日でも、クリスマスでも(元々我が家では祝わないが)、何かの記念日でも何でもない日に、想像だにしていなかった高価なプレゼント... T はいつでも私のことを気にかけてくれていることを、心から有り難く思い、私はなんと幸せ者だろうと、胸が熱くなった。

T はスクリーン プロテクターも注文してくれてあり、早々に取り付けてくれた。
セットアップも全て T にお任せの私がした事は、MagSafe Charger やらケースやらを注文したくらいなもの... 歳を取って、できることがどんどん減って行くのを、もはや笑うしかない。

iPhone 13 Pro になって何より嬉しいのは、マクロ撮影ができること。


これまでは外付けのレンズを装着して花などを撮っていたのだが、被写界深度が非常に浅く、正確にピントを合わせても、手持ちでグラつかずに、その状態を維持したままシャッターを押すのは至難の技だった。
iPhone 13 Pro のマクロ撮影は遥かに楽だ。手ブレの心配などもう無い。


Line で他の子供達に私の新しい iPhone の写真を送ったのは、T がしっかり私の面倒を見ていてくれることを伝えるのと同時に、他の子たちが(私が持っているのを)知らずに買ってくれるのを防ぐためでもあった。

彼の人が居なくなって丸 24 年...

Line でチャットしながら、子供たちが皆とても優しく、明るく育ってくれたことを、何より嬉しく思った次第である。




10.9.22

Pizza Peel

 10 年以上も前に買った大きいオーブン用のピザ ピールは、薄い合板でできた安い物だったが、今でも割れる事なく使えている。(何度かオイルを塗ってケアして来たため、既に飴色になっている)

ピザ ピールと呼ばれるシロモノであるが、私はピザではなく、専らパンを焼く際に使用しているため、滴った油によるシミなども無く、まだ綺麗な状態を保っている。




だが、オーブン トースターで使用するのには、これは大き過ぎ、しばらく前からサイズの小さな物が欲しいなと思っていた。

手持ちの余り板の中に、ピッタリなサイズ&厚みのものがあったので、適当に持ち手を描き、チャチャッと作った物がこれ...


裏側には、上に乗せた食材を熱いオーブンに滑り込ませたり、出したりする際に便利なように、差し込む側に傾斜をつけておいた。



板端から 25mm の所に線を引き、鉋で傾斜を付けて削って行く方が、テーブル ソー を引っ張り出して来て、削ぎ落とす角度を調整し、7mm 厚ほどしかない薄い板を恐る恐る回転する刃に沿わせて行くよりも、(私に取っては)遥かに楽である。
しかも、鉋を使った方が綺麗に仕上がるのは言うまでもない。

(私はあのテーブル ソーのけたたましい音が大の苦手なのだ)



無垢板でファンシーな物も売られてはいるが、薄い合板で充分役目を果たせる事は実証済みであるし、誰に見せびらかすわけでもないので、こんなもので充分だ。

水に浸しっ放しにしなければ、何十年でも使い続けられるだろう。

仕上げは osmo TopOil (Food safe) を 2 コート。このオイルはごく薄く塗るだけでいいので、楽で、非常に気に入っている。





7.9.22

Braun Hand Blender Holder(試作品)



少し前、安くなっていたハンド ブレンダーを購入した。

その店のウェブサイトには、この(上の写真の)箱の上に乗っている小さなフードプロセッサーが 付属されている型番の写真が掲載されていて、しかも、店に行くと正にそのものが展示されていたので、それを購入する旨店員に伝え、待っていると、店員は型番の違う物を持って戻って来た。

店員に、入っている付属品が足りないことを指摘し、展示品と同じセットを買いたいと伝えると、再度探しに行き、結局見つけられなかったということで、店長が呼ばれて説明に来た。

店長曰く、その型番は既に販売されておらず、その小さなフードプロセッサー を除いた型番の物を同価格で販売しているという説明だった。
ウェブサイトの管理者が写真を差し替えるのを怠り、以前使っていた写真を、確認もせずそのまま掲載してしまったとのことだったが、目の前に在庫があるのに、それを売ることはできないという店長としばらく話をし、それでは別の型番の物があるかと尋ねると、横にいた店員が「ここでは扱っていないけれども、他の店ですごく安く売ってるよ!そこに行くといいよ」と、"店長の前で" その店の広告を見せ、助言をしてくれた。ご丁寧に、『すごく安い』を連発していたのには笑えた。
その展示してあるセットをどうしても売れないというのなら、別の店で安いのを買うことにするよと諦めかけた私に、店長は、その小さいフードプロセッサー には保証を付けてあげられないが、それでもよかったら、おまけで付けてくれるというので、それでは他の店に行くまでもないかと、合意に至った次第である。
店長は、「他の店には行って欲しくなかった」と笑いながら言っていたが、あの助言をしてくれた店員はお咎め無しだったのだろうかと、心配するよりも笑えて仕方がなかった。

スープを作りたくて買ったハンド ブレンダーだが、狭いキッチン カウンターに使用直後の具の付いたブレンダーを横にして置くのは抵抗があり、縦置きできるホルダーを製作するべく、しばらくデザインを考えていた。

全てのアタッチメントを装着した状態で使えるようにするには、一番上のスイッチ下の出っ張っている部分を引っ掛ける必要があるが、そのようにすると、やたらと背の高いホルダーになってしまい、不安定になりはしまいかと考え、真ん中のくびれた部分を引っ掛けるものを取り敢えず製作してみることにした。

使ったのは、オークの端切れ。




直角を確認しながら、ダブテイル ジョイントで固定し、osmo TopOil (Food Safe) を二度塗りして仕上げ。安定していて使い易く出来上がった。



数日してから、ホイッパーを着けた場合に使えるようにと、アタッチメントを作ってみたのだが、上が重すぎて若干不安定なため、無造作に差し込むと倒れる危険性がある。




まぁ、ホイッパーはあまり使う機会はないだろうが、使い勝手が悪くてどうしようもなかったら、また何か方法を考えないとならない。

このハンド ブレンダー、コーン スープとかパンプキン スープの類を作るのに非常に便利だ。

また、冷凍フルーツとミルク、バニラ アイスクリーム、プレーン ヨーグルト等を混ぜて食後のデザートにしたりと、思った以上に使う機会が多い。

おまけで付けてもらった小さなフード プロセッサーは、(長ネギが手に入らないため、代用している)リークのみじん切りやら、ハーブ類を細かくするのによく使う。

しっかりしたフード プロセッサーを持ってはいるが、野菜を切るのに使ったことはなく、専らパン生地や 餃子/焼売の皮生地捏ね、餅米粉砕(電子レンジ餅用)、ハモス(フムス)作りに使うのみだ。


歳を取って、面倒だと感じることが更に多くなった。
やらなければならない事は必要最低限な労力でできるよう、日々考え続けていれば、ボケる事なく人生を追えられるだろうか...




「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...