どういうわけだか、パン焼き器で焼いたパンを食べると、舌が苦く感じる(イガイガする?)ようになってしまった。
何が悪いのだろう? 安い中国産のイーストのせいかな?と、おそらく同じようにドライ イーストを使っているに違いないスーパーマーケットの食パンを購入し、食べてみたが、これまでと何ら変わらず、舌に苦味は感じなかった。
これまでも、化学物質(漂白剤等)の臭いを感知すると、同じように舌に違和感を感じるということが頻繁に起こっていたが、パンを食べて同じ症状になったことはこれまで無く、いったいどうしてこうなってしまったのか... 考えられるのは、今回購入したドライ イーストに問題があるか、発酵の段階で何かが正しく行われていないかも知れないということ...
パン作りの専門家ではないので、何が原因なのか、考えあぐねている。
幸いにも、パン焼き器で捏ね&発酵まで行ったピザ生地に関しては、ひどい苦味は感じず、美味しく食べることができた。
これまでの方法(
捏ねないで作るパン生地)で作ったピザ生地よりも格段に美味しく、また扱い易いのも嬉しいところだが、ピザ生地作りの為にだけ、或いは捏ねと一次発酵のためにだけ $400 近くも出費したとしたら腹立たしいにも程がある。
せっかく焼きたてのパンがあっても、舌に違和感を感じるのでは、その配合が美味しいのかどうか評価ができず、湯種製法で作ったパンも、ただ柔らかくモチモチだったという違いしかわからず、実に困ったものである。
舌に苦味を感じるのは、亜鉛(Zinc)不足かも知れないという記事があったが、それだろうか?と、Zinc を含む総合ビタミン剤を飲んでいるが、効果はまだ出ていない。
色々と調べていたら、Amazon.com のリビューの中に、このイーストに関して、Pungent tast. と書いている人を見つけた。正にそれだ。
刺すような苦味を感じた人が他にもいたのだ。
私は更に、その苦味がこのイーストのせいだったのかを確かめるため、スーパーマーケットで渋々高いイーストを購入した。
パン焼き器のレシピに NZ 用として書かれているのが、何故だか Surebake yeast だったからだ。(オーストラリア向けのレシピには、インスタント ドライ イーストが使われている)
この Surebake Yeast は 130g で $6.00、上記の Gloripan Instant Dry Yeast は 500g 入りで $6.50 と、信じ難いほどの価格差があり、更に、レシピを見ると、Surebake Yeast はドライ イーストの約3倍量使用しなければならなくなっているので、130g などあっという間に消費してしまい、恐ろしいほどの価格差となってしまうことになる。
家で頻繁にパンを焼くとなると、これはかなり痛い出費だ。
Surebake Yeast を使用して焼いたパンは、食べている時にはほとんど苦味を感じず、少し時間が経ってから若干舌が苦く感じるかなという程度で済んだ。
安く買った GLORIPAN のイーストは、一口食べただけで半日位以上ひどい苦味が取れなかったので、何か苦味を感じさせる物質が入っていると考えるのが妥当だろうと思えた。
高額な Surebake Yeast を買い続けるのはあまり嬉しくないので、手元にある Surebake Yeast が底をついて来たら、もう一つだけ、トルコ産と書かれていたイーストをダメ元で試してみようと思っている。