19.1.20

簡単 & 美味 コーヒーゼリー

昔から好きだったコーヒーゼリー。
日本にいた頃は買って食べるものだったが、この国のスーパーマーケットでコーヒーゼリーなるものを見た記憶が無い。

故に、自分で作ることになる...



毎日コーヒーを淹れるので、コーヒーゼリーを食べたくなった日には、多めにコーヒーを淹れ、コーヒーが熱いうちに水に湿らせたゼラチン パウダーを入れてよく溶かし、カップに注ぎ分けるだけで作業は終了。何とも簡単な作業である。

ゼラチンを入れて混ぜると泡が立つが、冷蔵庫に入れる前に冷まさなければならず、殆どの場合、その間に泡は消えるため、丁寧に泡を取り除かなくとも問題はないだろう。

コーヒーゼリーには砂糖を入れず、食べる際に自家製シロップ(砂糖に水を加え、ゆるく煮詰めたもの)と、生クリームをかけて食べると、砂糖を入れたコーヒーの独特な "くどさ" を感じることなく、後味も非常によろしいと、コーヒー好きな私たちは、この超簡単な作り方で作ったもので充分満足している。しかも、一般的なプリンに比べるとカロリー控えめだ。(生クリームの容器をシャカシャカ振ってから注いだので、泡が立ってしまっていて、少々見栄えの悪い写真だが... )


この国に来てから手作りするものが多くなった。
木工から料理に至るまで、自分で作らないと手に入らない、或いは、高価過ぎて手が出ない(=買うのが馬鹿らしくなるほどボッタクリ感がある)ものが、日本に比べて圧倒的に多いためだ。

自分で作ることができれば、手に入らないことを我慢することは少なくなり、不便な思いをし続けることも無くなってくる。

限られた収入で快適に暮らすためには、創意工夫が必須だ。
私はそれを、幼い頃に、親の姿を見て学べたのは幸いだった。


10.1.20

H、NZの制約付き運転免許証を取得

6 年以上もラーナー ライセンスのままだった H が、ようやく重い腰を上げ、今日試験場に向かい、試験開始時間から1時間も経たないうちに家に戻り、無事 Restricted Licence 試験に合格したことを、仮ライセンス証明書の写真とともに知らせてきてくれた。(正式な免許証は後日郵送される)

ここ NZ で一から運転免許を取るとなると、まずペーパーテストを受け、それに受かるとラーナーライセンスというものを与えられ、NZ のフルライセンスを取得してから 2 年以上経過しているスーパーバイザーが同乗することを条件に、公道での運転が許可される。

そう、日本と違い、ラーナーはただペーパーテストに合格しただけで、運転経験が全く無くとも、初心者マーク『 L 』を付け、公道を自分の(或は誰かの)自家用車で運転することができることになっているのだ。

だが、H は当然のことながらいきなり公道で走らせる勇気は無く、夜、T に広い駐車場のような所に連れて行ってもらい、初歩の初歩から丁寧に教えてもらったものだ。H も怖かっただろうが T も怖かったことだろう。
誰も居ない駐車場での練習で運転技術が向上すると、次には車の通りがほとんど無くなった時間帯での公道トレーニングが始まった。

時折ヒヤッとさせられながらも、練習にはいつも T がついて行き、指導してくれていた。
2 人が一緒の仕事場で働いていた時には、H が自分で買った車に乗り、二人してドキドキしながら通勤ラッシュ時に出勤していたことを、今でもよく覚えている。



2009年4月の法改正で、日本の運転免許を持っている人はNZで新たに試験を受けることなく、料金を支払って書き換えるという手続きだけでNZの運転免許を取得できるようになったらしいのだが、私もTもそれ以前に免許を取得したため、NZ国内でペーパーテストと実技試験を受けなければならなかった。ただ、H のようにラーナーから始めなくてもよく、最初からフルライセンスを取得することができたのは幸いだった。

ペーパーテストは、以前はスクラッチ式で、日本の引っ掛け問題が混在している筆記試験と比べたら、非常に簡単で、ほとんどが「そんなのは常識だろう」と思えるような問題だった。
今はコンピューターを使ってテストを受けるようになっているらしく、35問中少なくとも32問正解しなければ合格できないと書いてあった。

とは言え、もちろん全て英語での試験であり、知らない単語でまごついたらアウトであるため、事前に試験問題集などでさらっと勉強しておく方が賢明だ。



フルライセンスを獲得するまでは、NZ の運転免許の各段階ごとに各種制約がある。(以下に書き記すのは、現時点での各段階ごとの大まかな説明だが、それらの制約は不変的なものではない)


[ Learner Licence ]
* 16歳以上であること。
* 運転する際には必ず、隣にNZの現運転免許保持者(保持歴 2年以上)であるスーパーバイザーが同乗しなければならない。
* ラーナーであるという印の『 L 』プレート(日本の初心者マークのようなもの)を、車の前後に掲示しなければならない。
* 20歳以下の場合は、微量でもアルコールを飲んで運転してはならず、20歳以上の場合は、100ml当たりの血中アルコール濃度は50mg以下であること、或は、呼気中 1リッター当たりに付き250マイクログラム以下のアルコール量であることとされている。
* 有効期間 5年(+2年延長可)

[ Restricted Licence ]
(試験を受けられるのは、16歳半以上になっている者で、ラーナーライセンスを取得してから少なくとも半年経っていなければならない)
* 5am〜10pmまでは一人で運転できるが、10pm〜5amの時間帯はスーパーバイザーが助手席に座っていなければ運転できない。
* スーパーバイザーが同乗できない場合は、夫か妻、あるいはパートナーまたは同居している家族が同乗する必要がある。
* 有効期限 5年(+2年延長可)

[ Full Licence ]
Restricted Licence を取得してから advanced driving course を受講及び終了した者は、25歳以上の場合、3ヶ月後にフルライセンス試験を受けることができ、advanced driving course を受講/終了していない者は 6ヶ月後にならないとフルライセンス試験を受けられないという決まりがある。

18歳以上25歳未満の者については、advanced driving course を受講/終了した場合は12ヶ月後、コースを終了していない者については18ヶ月後にならないとフルライセンス試験を受けられない。

試験は実技試験のみ。

詳細はこちら→ NZTA(New Zealand Transport Agency)



6.1.20

本場のマドレーヌ、引き出し式テーブル & Tの 3D プリンター

先日、久々にマドレーヌを焼いた。


今回、レシピは、本家本元のフランス人が YouTube で紹介していたものに倣ったものだが、砂糖の量は私たちには多すぎると判断し、20%減に変更した。


結果的に、砂糖20%減でも充分甘く、これまで作ったマドレーヌの中で最も美味しく出来上がったように思う。
レモン汁に加えてレモン ゼストも1/2個分入れたのだが、レモンの風味はほとんど感じなかった。次に作るときには、レモン1個分加えてみることにしよう。



昨日、オレンジに染まった空を眺めながら、オーブントースターの下に置く引き出し式テーブル兼収納庫のペイントを終え、ようやく製作が終了した。

アトリエの中は午後 3時台だというのに薄暗く、照明をつけないとならないほどで、窓の外はオレンジ一色... 


この世の終わりかと思わせるような、不気味な光景だった。(後でニュースを見たら、多くの市民が空の色がおかしいと警察の 111(緊急時の電話連絡先)に電話をかけたそうで、警察は空の色の件で電話をしてこないようにと説得するのにてんやわんやだったそうだ)

 ペイントを終えた引き出し式テーブルにビーズワックスを塗り、拭き取った後家に運び入れた。




浅い収納庫は、料理用シリコン マットとか、オーブントースターに付属していたトレーやら何やらを入れるためのものだ。


引き出し式テーブルは、スライダーの伸びる限界まで伸ばしても20cm ちょっとしかないが、それでも持っている長方形の皿は余裕で乗る広さがあるので、まぁ、これだけあれば不便ではないだろう。

 ボールベアリング付き激安スライダーのおかげで、開閉は非常にスムーズだ。



安い合板に安いスライダー、そして、自分で買ったのではない、何時誰にもらったのか定かでない真鍮の取手を付けて、2019年の暮れ〜2002年最初にかけての工作が無事終了。

生まれて初めてスライダーなるものを付けたが、取り付け要領を覚えてしまえば簡単だ。


T は先週 3Dプリンターを購入した。
一般家庭向けの 3D プリンターが出始めの頃は、ただただ『安っぽい』とか『ショボイ』としか思わなかったのだが、少しは進化したようで、予想以上に綺麗にできたテスト プリントを見て、キッチンで使う整理箱でも作ってもらおうかなと思い始めた。

だが、細かい設定をし、プリントするのにやたらと時間がかかるのを見ていたら、面倒臭いことこの上なく、自分では絶対にこれを使うことはないなという確信を持つに至った。

機械物に疎い私は、この先もやはり、手仕事の領域から出ることはないだろう。




5.1.20

オーストラリアのブッシュファイヤー の影響

今日の午後 2時を回った頃から、空が一面オレンジ色に染まり、家の中までオレンジ色で、薄暗く、奇妙な世界に入ってしまったかのように思えた。

One News で、この異様な光景の原因がオーストラリアのブッシュファイヤーから来るものだと報道されていた。







これを書いている午後3時半近くには、空がいっそう濃いオレンジ色になっていて、家の中は更に暗くなっている。
実に異様な光景だ。

長引くオーストラリアのブッシュファイヤーは、各地で大惨事を引き起こしている。
ニュースで流れる真っ赤に染まった空は恐怖以外の何物でもない。

一日も早く消火されるようにと祈るばかりである。


「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...