9.3.21

慎ましい Orbea Variegata (Starfish Plant)

 多くの植物の花の咲き終わりは哀れな姿になる。




可憐なリリーの花の終わりも茶色く枯れ、うなだれて、みすぼらしくなってしまったが、Orbea Variegata の奇妙な花は、乾いてしまった内部を自ら綺麗にたたみ込み、外には見えないようにして終わる。何だかとても慎ましいではないか。

(3月 6日昼撮影)

それにしても、驚くほどきちんとたたまれるものだ。
何かを保護するための策なのだろうかとネットで検索してみたが、なかなか見つけられず、面倒臭くなってやめた。(植物に並以上の興味があるわけではない)

(3月 8日朝撮影)

まぁ、慎ましく終わる花も、日増しに干からびて行くのは避けられず、最後には変わり果てた姿になってしまうのを免れることはできない。

上の写真を撮った翌 3月 9日の昼前、窓の下のカーペットに枯れた花が落ちていた。


そっと拾い上げて、安い携帯電話用接写レンズで最期の写真を撮った。



枯れがさほど進んでいない部分は、まだ模様が確認できる。



ひっくり返してみると、裏はまだ枯れてはいなかった。


花が落ちたばかりだからか、茎に残った萼はまだみずみずしく思える。



他に蕾はつかず、今年はたった一個の花が目を楽しませてくれただけで終わった Orbea Variegata の、今年の観察記録はこれで終了かな...





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