心温かで、穏やかで、とてもフレンドリーだった彼は、NZ 市民権を取得した数年後、故郷アルジェリアに戻り、そして昨年 10 月、アルジェリア国内の自宅で政治集会を開いていた際に、武装した警官が踏み込み、刑務所送りとなったことを、私は昨日知った。
裁判も行われておらず、またその見通しもたっておらず、ただただ劣悪な環境に置かれ続けている彼は、自国での平和で開かれた政治を追い求めていただけだ。
彼の生涯は『波瀾万丈』と一言で片付けるにはリスクが大き過ぎ、常に命の危険が付いて回っている。
Ahmed の件を扱ったドキュメンタリー Behind The Shroud の中で、Mohamed Samraoui (Former Algeria military intelligence chief) が最後に語った言葉が、深く心に突き刺さった。
Ahmed のみならず、彼もまた祖国を捨てなければならない人になってしまったのだ。
彼とその家族に、またAhmed を助けた人々全てに平穏が訪れるよう、心から祈るばかりだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿