14.1.15

木製品の価値

時間をかけて丁寧に透かし彫りをし、オイルを塗りサンディングを繰り返し、ビーズワックスで磨き、表面をツルツルに仕上げた作品を、とある人のパートナーに差し上げたら、その人は何のためらいも無くそれに金と銀のスプレーペイントを施し、見違えるほど素敵になったと喜び、私にもそうするようにと熱心にすすめてくれた。

スプレーするんだったら、安っぽいプラスチックの大量生産品で充分だと思った。

何の温かみも無くなってしまっただろうと思われる、繊細な透かし彫りを施した木製品…
プラスチック化してしまった木製品には、もう価値は無いように思われた。

人の価値観というのはそれぞれだし、差し上げたものをどう使おうが私の知ったことではないが、何だかとても悲しく思った一件であった。


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