31.12.19

今年の十大ニュース

この時期になると、毎年決まって皆で『今年の十大ニュース』を選んでいた。H が居る頃は...

今年は近年に無く大きな出来事があった年だったが、大きな出来事は 10 も無く、半分でも探すのがやっとなほどだ。

1 位は何と言っても H が家を出て行ったことだろう。
2 位は大変な苦労を伴ったバスルームのペイント総塗替え。
3 位は T の日本旅行(with his friends)。

4 位以下は...
何だろう? ヒートパンプ式エアコンが付いたこと? T が家にサーバーを設置したこと? 私が VR を始めたこと?

何れにしても、たいしたニュースではない。



引き続き様々な味のプリンを作っている。
一度にまとめて 6 個作るため、3 日間は同じ味のプリンを食べることになるが、甘味を抑えて作れば飽きることはない。(甘味が強いと、明らかに飽きるのが早い)

コーヒープリンはエスプレッソの粉を使用すると濾すのが大変になり、濾し切れなかったコーヒーの粉が底に多く沈澱するという難点はあるものの、舌触りが悪くなるわけではなく、味もその部分だけ濃いということもないので、まぁ許せる範囲かなと、食に対してほとんど情熱の無い私たちは満足している。


今日のブランチに食べた完熟マンゴー。これまで食べた中で最も熟れたものだった。
大きかったので半分は冷蔵庫で保存...

1/4 量でも一度に食べるのには十分過ぎた。






アトリエではいまだにオーブン トースターの下に置く収納庫+引き出し式トレーを作っている。なぜこんなに長引いているのか... ただ単にやる気が起きないという理由なのだが、そのやる気が起きないわけが、NZ 国内で調達できるパーツ類の恐ろしく少ないことに起因していることは否定できない。

海外から取り寄せれば送料にまで GST が加算されるようになり、しかも最低でも 1 週間、ひどい時には 1ヶ月以上も待たされるのである。
あー、やっていられない...
そして、段々とやる気が失せて行く...


はてさて、来年はどんな年になるのだろうか。



24.12.19

冷夏?

最近朝晩涼しく、長袖無しでは居られない日が続いている。
日中の最高気温は20℃前後、最低気温は15℃前後だ。

20℃と言っても東京の20℃とは体感温度が違うと感じるのは、南極からの冷たい風が吹いているためだろう。家の中や日陰にいると凍えそうに冷たく、日向に出ると焼けるように暑い。



確か 3年ほど前に、どこぞの不動産屋が郵便受けに入れてくれたクリスマス リリーが、今年もこの時期にしっかり咲いた。

一年に一度だけ、このクリスマス時期に咲く以外は、ずっと土の中に埋まったままの球根...
栄養をあげるわけでもなく、同じ鉢に植ったまま、株が増えることもなく、毎年1本だけ茎が伸びてくるのだから、余程丈夫な種類なのだろう。


世間ではようやくクリスマス商戦が終わったかと思いきや、クリスマスが来ていないのに、早々とボクシング デー セールが始まった。

H は我が家でずっとクリスマスを祝わない生活を送って来たが、今年はパートナーのために大きなクリスマス ツリーを買ってあげたらしく、リビングに飾り付けられた写真が送られて来た。
パートナーからは任天堂スウィッチをプレゼントしてもらったそうだが、クリスマス前に開けてゲームを楽しんでいると言っていた。
やはり信心深くないのは変わってはいないようだ。

T と私にとっては全く特別な日ではなく、ツリーも飾らず、プレゼントも買わず、夕食にも力を入れず、面倒なこととは無縁に過ごせている。


一昨日の夕方、久々に美容院に行った帰り、家に入ろうとしたところで、大家さんの長男にばったり出会した。
ニコッと挨拶だけして家に入ろうとしたのだが、何故だか話しかけられ、しばし立ち話をした。
彼は理系で、とても頭の切れる、物静かな子だ。
我が家の住人 T や H は、彼とはほとんど話らしい話をしたことがないようだが、私は顔を見ればいつも何かしら話しかけられる。
とても誠実で、堅実そうな、気持ちの良い青年だ。




19.12.19

H の落し物


H が巣立った翌日、H が長年暮らしていた部屋に落ちていたサキュレントを拾い集め、空いていた鉢の土の上にそっと置いておいた。


1週間に1, 2 回、少量の水やり...

20日もすると小さな子供がたくさん出て来ていて、しっかりと根が着いたことを喜び、成長記録を写真に撮って H に送るのが楽しみになった。



11月の終わり頃には花が咲いたように増えていて、このサキュレントの生命力の強さに驚かされた。


そして、H が落としていった小さなひとひらずつは、2ヶ月半後にとても愛らしい花々のように増え広がった。

このサキュレントは、今でもH が暮らした部屋の窓辺で成長し続けている。



セキュリティー カメラの必要性

先月、大家さんの家の入り口に、背の高い頑丈なゲートが付いた。

ゲートを付ける数ヶ月前、大家さんの家の玄関先に停めてあった車が車上荒らしに遭ったらしく、これまで非常に安全に暮らしていられたこの地域も、近頃物騒になって来ていると、対策を考えた上でのゲート設置だったわけだが、当然リモート コントロールシステムになっているとはいえ、車が出入りする度に大きなゲートを開けたり閉めたりしなければならないというのは、やはり厄介だろうと思えて仕方がない。しかも、結構なお金がかかっているはずだ。

我が家は、T がセキュリティー カメラを 4台設置した。敷地内に入って来た人全てを確認できるよう、様々な場所にカメラが設置されており、携帯電話でそれら全てを見ることができるようになっている。

これまで裏庭のアトリエで作業している時には、家の玄関にはチェーンをかけ、アトリエに降りて行く都度ドアベルの端末をコンセントから抜き、アトリエに付け替えるという面倒な作業をしていたのだが、今は携帯電話の画面に玄関のセキュリティー カメラの画像を常時表示させることができ、人が来ればすぐに対応できるようになっているため、こそ泥に入られる心配も皆無で、配達された荷物を通りがかりの人に盗まれる心配も無くなった。

セキュリティー  カメラを設置する前は、時折、見るからに "怪しい" 人がドアベルを鳴らしに来たことがあったが、カメラが付いているのが外から見えるためか、怪しい人は全く来なくなった。カメラの効果は絶大であると言えるだろう。


今年も静かに暮れようとしている。

T のおかげで、ストレス フリーな生活を送れているよと、彼の人の写真を見ながら、心の中で報告をした。


11.12.19

歳を取っても反射神経は鍛えられるのか...

Beat Saber で運動し始めてから1週間が経った。
体重の変化はあまり見られないが、お腹周りの肉が少し落ち、膝が柔軟に動くようになった。

歳を取ると足腰の衰えが深刻な問題になることを実感していた私にとっては、少しでも衰えるスピードが遅くなるだけでありがたく、体の各機関が正常に機能するようになるかもしれないとなれば、尚更嬉しいことだと、楽しんでプレイできている。

さて、歳を取っても反射神経は鍛えられるのか...
VR を与えられた私が最初に長男に問いかけた質問であるが、答えは明らかに YES である。

やっている内に慣れてできるようになるよと長男は言っていたが、果たして60を超えても言えることなのだろうかなどと、つまらないことを考えながらも、Easy → Normal と移るのにほとんど時間はかからなかった。Normal がほぼ完璧にできるようになり、最初全くついて行けなかった次の Hard レベルも、1 週間後にはほぼクリアできるようになった。だが次の Expert に至っては、曲が始まって2分もしない内に、自分でも笑えるほどデタラメに打っていて、体と言うよりも頭がついて行っていないのを強烈に思い知らされる結果となっている。これも、いつかは征服できるようになるかもしれないが、時間がかかりそうだ。

でもまぁ、誰と競っているわけでもなく、体力をつけるためにやっているのだから、体を動かしているだけで十分だなと、一生懸命に、向かってくる矢印を目で追い、力一杯腕を動かして汗をかいている毎日である。(力いっぱい打ってはいけないとか、何度かミスしなくてはいけない場合とかもあって難儀なことだ)


ただ、困ったことに、朝起きると頭の中が Beat Saber の様々な曲でいっぱいになっていて、気分的に何だか騒がしく、静かに過ごせなくなってしまっている。
慣れたら、頭の中で曲が流れなくなるのだろうか?


あと半月ほどで年末か...
今年は大きな変化があった年だったな...


5.12.19

ほとほと嫌になる宅配業者

この国には沢山の配送業者があるが、信頼できる業者はそんなに多くはない。
その仕事に携わる個々の配達員をきちんと教育できていない業者があまりにも多くて、実に腹立たしい限りである。

隣国オーストラリアから先月29日には到着していた荷物だが、追跡すると、昨日夕方に配達済みとなっていた。
玄関にも、郵便受けにもそれらしいものは入っておらず、敷地内を見て回ったが見当たらなかったため、仕方なくカスタマー サービスに、届いていない旨のメールを送った。

調査してすぐに連絡をくれるというので待っていると、別のカスタマー サービス員から、

This has just scanned as delivered this morning.
Signed by Steve @ 9.19


と、連絡が来た。

「残念なことに、我が家には配達されていないし、スティーブという名前の人はここにはいない。一刻も早く、『我家に』配達されるよう希望する」と、山ほど言いたい苦情があるのを我慢し、要点だけ簡潔に書いてメールを送った。


前回の配送でもそうだったが、Toll という配送業者のこの地区の配達員は、Global Express と銘打っているのに、NZに到着してから1週間、あるいはそれ以上(前回は2週間)かかって配達するという怠慢ぶりだ。

また、配達員が配達状況をコロコロ変える。
明らかに、きちんと仕事をしていないだけではなく、会社にデタラメな作業報告をしているということに他ならない。

配達した荷物を、わざわざ非常に人目につきやすい場所に放置していくのには、何か目論見があるのだろうか?それとも、何も考えず仕事をしているということか?人目につきやすい場所に置くことのリスクを予想できないほど非常識であることは疑いようもない。(配達の仕事に最も向いていない性格の人物である)


このブログで何度もクーリエの怠慢ぶりを披露して来たが、この国の現状は本当にひどいもので、無責任極まりなく、全くやる気のないこんなに多くの人が、給料をもらえる仕事に就いていられるという現実が、私にとっては腹立たしくて仕方がない。


昼近くになってカスタマー サービスから連絡を受けた配達員が手ぶらでやって来て、昨日確かに配達したと言うので、昨日配達されたものは T 宛の荷物だけだろう。私へのものは配達されなかったと、昨日配達された T 宛の配達番号付きパッケージを見せ、私が注文したものをウェブサイト上できちんと確認できるよう、携帯電話で追跡履歴を開いて見せた。
配達員はしばらく考えている様子だったが、記憶をたどっていたのか、違う番地に配達したことを思い出したようだった。

「今日の午後には必ず届けるから」と言って帰った配達員だが、夜になっても現れず、私は宅配業者と関わるのが心底嫌になった。



3.12.19

高くはないのかも知れない Oculus Quest

窓の外を見ると、女性が二人、walking ware に身を包み、一生懸命に歩いていた。
靴はもちろんのこと、それなりのスポーツウェアを上下身に付け、(おそらく)歩数、消費カロリー、脈拍数等々を計測できるだろう時計を装着し、water bottle も腰にぶら下げ、完璧な "運動スタイル" だった。
確かに、長時間歩くためにはそれなりの靴は必要だ。靴の良し悪しが脚を痛める確率を高くしたり低くしたりすると言っても過言ではない。脚を痛めると、痛めた部分をかばう歩き方になり、体の他の部分にも影響を及ぼすことになる。

スポーツ用の服装は、汗をよく吸収し、しかもべとつかず、すっきりとしていて邪魔にならずというものを着たくなるだろう。
どうせ汗をかいて、後でシャワーを浴びなければならなくなるのだけれども、少しでも運動中快適に過ごしたいという気持ちはわからなくはない。屋外に出ていれば尚更だ。

また、自分の頑張りが目に見えたものにならないと、達成感を感じることができず、そこで計測器を購入することになる。

脱水症状になってはマズイので、歩くのに邪魔にならないボトルも買わなければ...

と、全て揃えたら、総額幾らくらいになるのだろう?金額はピンキリだというのは承知しているが、最低でも数百ドルかかることは明らかだ。

そこまでしないと walking できないのか...


窓の外を見ると、時々、アジアンの老夫婦がゆっくりと歩いているのを目にすることがある。おそらく健康維持のために歩いているのだろうと推測できるが、前述の彼女たちのようではなく、ファンシーではないごく普通の靴を履き、普段着を着て、水のボトルも持たず、この急坂をゆっくりと上がっていくのである。気分転換にはいいかもしれない。だが、10年ほど前、GP(家庭医)が、ゆっくり歩くだけでは、全くといっていいほど歩く意味がないと言っていたのを思い出し、汗をかく程一生懸命に歩かなければならないのなら、家に居てVRで汗を流した方が楽だよな... と、面倒臭がり屋の私はますます walking に出る気持ちが無くなってしまった。

実を言うと、長男が Oculus Quest を送ってくれると連絡をくれるまでは、歩きに行かないとならないな... 足腰も弱って来たし... と真剣に考えていたのだ。
H がもう履かないからと置いていってくれた walking shoes も何足かあることだし、近くに大きな公園もある。
だが、汗をかきやすい体質であることに加え、汗をかくと顔は真っ赤になり、額にかかる髪はひどくくせ毛になってしまって、全くもって見苦しいのだ。別に気にしなければいいのだが、家に居るだけでも汗をかいてくせ毛に戻ってしまった髪がどうにも気になって仕方なくなるほどなので、外でそのような状態になることを想像するだけで精神的によろしくない。

VR で Beat Saber をプレイするのは、予想していたよりもハードだ。
立ったりしゃがんだり、左右に振れたり、思い切り強く打つ動作をしないと点数が出なかったり、更には打つ方向を示す矢印が消えるモードもあるため、記憶力も要求されるという具合に、年寄りのボケ防止には最適と思えるゲームになっている。

プレイした翌日には軽い筋肉痛に襲われるが、動きがぎくしゃくする程ではない。(以前、ピラティスに通っていた H は、最初の頃ギクシャクして帰って来たことがあった)

毎日少しずつでも運動していれば、その内に血圧も正常値に近づくに違いない。

以上のことを鑑みると、Oculus Quest の価格というのは、決して高いものではないように思えてくる。(長男からのプレゼントなので、私の懐は痛んでいないが...)

家族に迷惑のかからない老後を迎えられるよう、しっかり運動して、呆けずにいられるよう、頑張るとしよう。



「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...