28.4.20

COVID-19: NZ alert level 3 に引き下げ

NZ 政府は昨晩  4月 27日 11:59 pm に警戒レベルを 3 に引き下げた。

ここ一週間以上、毎日の新感染者数は一桁に留まっていて、NZ国民の多くがほっと胸を撫で下ろしているのが、政府の発表へのコメントから推測できる。

とは言っても、コロナウィルス が根絶されたわけではないため、これまで同様に最大限の注意を怠ってはならならず、再び警戒レベル 4(lockdown)に戻ることのないよう、一人一人が注意して生活しなければならないことは言うまでもない。


私はというと、4週間半に及んだこの lockdown 期間中に敷地外に出たのはたった一度きりで、H のパートナーに手作りのマスクを届けに行った時のみ。



その日、H 達の家の裏口は開いていて、声をかけると H のパートナーが顔を出し、中に入るよう言ってくれたが、まだ lockdown 中であったため辞退し、ただ届けに来ただけだからと、H と R の元気な顔を見ただけで帰ってきた。





マスクのサイズを見るためにとりあえず一つのパターンで作り、その後、形とサイズを調節して幾つか作ってみたが、一人一人の顔にフィットするマスクを作るというのは結構面倒くさいものだということがよくわかった。



さらに改良して、あと少しだけ作ってみるが、これを商売にする気は更々無い。
慣れてはいるが、洋裁は別に好きな作業ではないことが、改めてよくわかった次第である。




21.4.20

COVID-19: 一週間後のアラートレベル引き下げ決定 & 鼻風邪

三日前、朝起きてすぐにくしゃみが出始め、同時に鼻水が出るようになったが、昨日にはほぼ鼻水も止まり、くしゃみも治った。

くしゃみと鼻水以外の症状は無く、味覚も嗅覚も正常であったことに加え、lockdown 後一度も外に出ておらず、スーパーマーケットの宅配で届いた荷物を玄関先から家の中に入れる際には、手袋をした上で希釈アルコールを吹き掛け、キッチンペーパーで全て拭き取るなどしていたため、コロナウィルス に感染した可能性は限りなくゼロに近いと考えるのが妥当だろう。

自宅で料理の支度以外は起きることなく、布団に潜り込んで過ごしているだけの二日間... 暇で仕方がなかったが、病害虫の駆除と同じように、『早期発見駆除予防』は私にとっては最も大事なことで、ほとんどの場合、病院に行くことなく治るのである。


その昔、小学校の卒業式で『皆勤賞』を与えられた同級生がいた。
6 年間一日も学校を休まなかったことを表彰され、立派だと褒め称えられたわけだが、その子が風邪をひいても登校し、(菌を撒き散らしてから)早退したことを何度か見ていた私は、病気でも登校するというその "神経" に対して非常に疑問を抱いていたことを、今でもよく覚えている。(私はその "賞" に関して、素晴らしいと思ったことなど一度も無い)

幼かった私でさえ『他の人に対して迷惑な行為だ』と、その無神経さに憤りを感じていたのに、大の大人である教師がそれを褒め称えるとは何事だと、歳を取った今でも腹立たしく思ってしまうほどである。


このコロナウィルス 関連のニュースでも、他人への配慮のかけらも無い身勝手な行動を非難するコメントが、数え切れないほど寄せられていたが、私はそれらを読む度に、小学校時代皆勤賞を授与された子と、誇らしげに賞を与えた教師の姿が頭に浮かんで仕方がなかった。

病気で休むのは、その当人が回復する為だけではなく、他の人に移さないためでもあることを、もし親が教えられないのであれば、集団生活を率いている教師が教えるべきだ。
しっかり教えられたとしても、それが全く身に付かないで成長する輩も中には居るが、そのような一握りの人々は、残念ながら同じことを繰り返して人生を終えるしかなく、その他の『聞く耳を持つ人々』は、善悪の判断ができるようになるはずなのである。


NZ 政府は、BE KIND と言い続けている。
他人に対しての思いやりがあれば、わざわざ周囲に菌を撒き散らしに出かけたりはしないだろうし、大挙してパニック買いに走ることも無く、それが病気の蔓延を防ぐための最大の方策にもなり、最終的に自分や身内の身を守ることに繋がることを、最初から一貫して伝え続けている NZ の首相は、昨日、アラートレベルを一週間後にレベル 3 に引き下げると発表した。


国民の多くが、レベル 3 になって感染が再拡大しはしないかと心配しているわけだが、各人が良識を持って生活しさえすればいいだけの話だ。
だが、それがなかなか難しい。

良識ある人が予想よりも遥かに多く居ることを祈るばかりである。



鼻風邪が完治した私は、レベル 3 に引き下げられた後、仕事に出かけることになる H のBF 用に布マスクを作っている。

ネット上で様々なマスクの実物大パターンが手に入るのは非常に嬉しいことだが、布マスクの効果のほどがよくわからない私は、とりあえず、二重(あるいは三重)にした布の間にサージカルマスク等を挿んで使えるようなデザインを選んでみた。

直接肌に当たる部分は、(木の表面にシェラックを塗るようにと)以前大量に買っておいたチーズクロスを数枚重ねて使うことにしよう。





15.4.20

I turned myself into Jacinda Ardern




あるコメディアンがNZの首相 Jacinda Ardern の変装をして話題になっていた。
そのSNSの投稿に、首相自らが「私よりもメイクが上手」とコメントしていて笑えた。


そんな気さくな首相の様子は、下の動画からも充分に伝わってくる。



14.4.20

COVID-19: Ashley Bloomfield (Music Video)





このイースター ウィークエンド、に不要/不急な外出をして lockdown ルールに違反し、警察から注意を受けた人の数は600名を超えたようだ。

言葉がわからないわけではないだろうに、平気で違反を犯す人々というのは、一体何をどのように解釈しているのだろうかと、疑問に思えて仕方がない。

これまでも、lockdown 期間中に、苦肉の策で設置されていたドライブ スルー式の感染テスト施設である『テント』を盗んだり、病院の駐車場から医師や看護婦の車を盗んだりという、信じられないほどの悪行を実行する最低な人間が何人かいるとニュースになったが、この非常事態にそんなことを企むなど、心が腐っているとしか思えない。

自己中心的にしかものを考えられない愚かな人々は、自分の言動によって被害を被る人がいることなど微塵も考えておらず、ただただ愚行を繰り返すばかりである。

全くもって情け無い集団であることよ。


そんな救いようもなく愚かな輩がニュースを賑わす中、昨日の首相の会見の際、非常に微笑ましい話題を耳にした。
NZ 国民のために心血を注いで職務を遂行しているNZ の Director - General of Health (保健省最高責任者/保健局長)を称賛した歌(ラブソング?💕)を引き合いに出して、首相は、ドクターの "慎ましい" 性格をも微笑ましく披露した。

 "He gets very humble when you play the song about him too."

(それを隣で聞いていたドクターは困惑気味な苦笑いをしていたように、私には見えた)


8.4.20

COVID-19: lockdown から2週間経過

これまでのところ、NZでは70代の女性が一人、コロナウィルス が原因で亡くなっている。

世界中で激増する感染者数をよそに、NZに旅行に来た呑気な集団は、バックパッカーの宿でパーティーを開いたりなんぞして、まるで緊張感が無いように見受けられる。
まぁ、こんな時に旅行しようと思うこと事態、私にしてみれば "どうかしている" としか思えず、自分の安全のみならず、他人の安全をも脅かす可能性が非常に高いと考える能力が、元々全く備わっていないのではないかと思えて仕方がない。

残念なことに、世界にはそういう輩が星の数ほどもいて、もっと残念なことには、血の繋がらない身内にもそういう愚か者が居たことを知って、嘆かわしいのを超えて、怒り心頭に達した次第である。感染せずに海外旅行から帰って来ることができたのは、ただ単に運が良かっただけだということを、当人はおそらく微塵も考えていないに違いない。


必要以外出歩くなと政府/警察が口を酸っぱくして警告している中、家でじっとしていられない人々は散歩やらジョギングに出かけるなどして、心身共に健康を保とうと努力しているわけだが、ビーチで泳いだり、サーフィンを楽しんだり、釣りに出かけたりと、あたかも『長期休暇が与えられた暇な人々』のように振る舞っている人々に対しては、政府が禁止勧告を出し、違反すれば罰金を課せられるようになったとのこと。

こともあろうに、NZの Health Minister の一人 も、この lockdown 中に家族を引き連れて遠方のビーチに遊びに行ったり、マウンテンバイクを楽しみに出かけるなどしていたらしく、首相から弁解の余地の無い愚かな行為だと叱責され、こんな非常事態でなければ即刻職を失うところだが、今はそんなことで混乱を引き起こしているわけにはいかない。首相は、彼に引き続き仕事はさせるが、当然のことながら彼は代償を払う必要があると明言し、これまでの Associate Finance Minister の役職を剥奪し、閣僚の最も下のランクまで降格させると発表した。
NZの首相の非常にクリアーな方針と小気味良いほどの迅速な行動は、確かに国民に高く指示されている。これほどまでに統率力のあった首相を、私もこれまで見たことがない。

隣国オーストラリアでは、後手後手にまわっている政策に怒りを覚えている人々が、SNSに面白い投稿をしていることが、ニュースで取り上げられていた。


地図上のオーストラリアの国名を消し、NEW New Zealand のBig Island とし、ニュージーランドは北島、南島と呼ばれている。
NZの首相の抜きん出た統率力を高く評価していることが、手に取るようにわかるとともに、こんな非常事態になってもユーモアのセンスを失わないでいる人が多く存在することを、とても嬉しく思った次第である。



さて、lockdown になって特に不便なのは、食料品/日用品の買い出しである。
スーパーマーケットは店内での混雑を避けるため、一度に入店できる人数を制限している。そのため、客は店の前に気が遠くなるほどの行列を作り(人と人との間隔は 2m)、入店するまでに1時間待ちということも耳にしたりする。
私はそんなに待つ気は無いので、オンラインショップで宅配を頼んだのだが、向こう1週間は予約で満杯... 確実に予約を入れる方法は、深夜、予約画面が切り替わり、予約日が一日減り一日増えた時点で間髪を入れず予約を入れることだ。注文の品を選んでいる間に予約が一杯になってしまい、キープした配達時間帯がキャンセルされてしまうこともあるため、予め買い物リストを保存しておく方が良い。(もしくは、とりあえず少量カートに入れただけで予約を完了しておき、実際に配達される前日までに必要な物を追加するという方法もある)

便利な宅配サービスだが、当日在庫が無い商品については自動的にキャンセルされてしまい、必要だったのに手に入らなかったというガッカリな結末を迎えたりすることもあるため、100% ハッピーだとは言い切れない。(スーパーマーケット側が注文予約の品々を全て確保してくれているわけではなく、配達当日の状況に応じて "柔軟に" 対応しているということを忘れてはならない)まぁ、そこは致し方ないだろう。


最初の lockdown の目安は4週間ということだったが、はてさてどうなることやら...


私はといえば、毎日のように朝パンを焼き、数少ない材料でブランチを用意し、ストックしてある板を使って細々とプランタースタンドを作り、Oculus Quest で1時間〜1時間半の運動をし、品数を控えた夕食を用意し、毎日の新感染者数をチェックして一日が終わるという生活を繰り返している。
お菓子が底をついたためか、運動の効果が顕著に現れ始めたためか、最近は順調に体重が落ちてきているのは喜ばしいことだが、この非常に窮屈な生活環境が一刻も早く改善されることを願って止まないのは、言うまでもない。


*一日の新感染者数は徐々に減ってきているとみていいのだろうか...
今日午後1:00の発表では、この24時間での新感染者数は50名。
これまでのトータル感染者数は1210、完治した数は282、死者1である。



「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...