21.4.20

COVID-19: 一週間後のアラートレベル引き下げ決定 & 鼻風邪

三日前、朝起きてすぐにくしゃみが出始め、同時に鼻水が出るようになったが、昨日にはほぼ鼻水も止まり、くしゃみも治った。

くしゃみと鼻水以外の症状は無く、味覚も嗅覚も正常であったことに加え、lockdown 後一度も外に出ておらず、スーパーマーケットの宅配で届いた荷物を玄関先から家の中に入れる際には、手袋をした上で希釈アルコールを吹き掛け、キッチンペーパーで全て拭き取るなどしていたため、コロナウィルス に感染した可能性は限りなくゼロに近いと考えるのが妥当だろう。

自宅で料理の支度以外は起きることなく、布団に潜り込んで過ごしているだけの二日間... 暇で仕方がなかったが、病害虫の駆除と同じように、『早期発見駆除予防』は私にとっては最も大事なことで、ほとんどの場合、病院に行くことなく治るのである。


その昔、小学校の卒業式で『皆勤賞』を与えられた同級生がいた。
6 年間一日も学校を休まなかったことを表彰され、立派だと褒め称えられたわけだが、その子が風邪をひいても登校し、(菌を撒き散らしてから)早退したことを何度か見ていた私は、病気でも登校するというその "神経" に対して非常に疑問を抱いていたことを、今でもよく覚えている。(私はその "賞" に関して、素晴らしいと思ったことなど一度も無い)

幼かった私でさえ『他の人に対して迷惑な行為だ』と、その無神経さに憤りを感じていたのに、大の大人である教師がそれを褒め称えるとは何事だと、歳を取った今でも腹立たしく思ってしまうほどである。


このコロナウィルス 関連のニュースでも、他人への配慮のかけらも無い身勝手な行動を非難するコメントが、数え切れないほど寄せられていたが、私はそれらを読む度に、小学校時代皆勤賞を授与された子と、誇らしげに賞を与えた教師の姿が頭に浮かんで仕方がなかった。

病気で休むのは、その当人が回復する為だけではなく、他の人に移さないためでもあることを、もし親が教えられないのであれば、集団生活を率いている教師が教えるべきだ。
しっかり教えられたとしても、それが全く身に付かないで成長する輩も中には居るが、そのような一握りの人々は、残念ながら同じことを繰り返して人生を終えるしかなく、その他の『聞く耳を持つ人々』は、善悪の判断ができるようになるはずなのである。


NZ 政府は、BE KIND と言い続けている。
他人に対しての思いやりがあれば、わざわざ周囲に菌を撒き散らしに出かけたりはしないだろうし、大挙してパニック買いに走ることも無く、それが病気の蔓延を防ぐための最大の方策にもなり、最終的に自分や身内の身を守ることに繋がることを、最初から一貫して伝え続けている NZ の首相は、昨日、アラートレベルを一週間後にレベル 3 に引き下げると発表した。


国民の多くが、レベル 3 になって感染が再拡大しはしないかと心配しているわけだが、各人が良識を持って生活しさえすればいいだけの話だ。
だが、それがなかなか難しい。

良識ある人が予想よりも遥かに多く居ることを祈るばかりである。



鼻風邪が完治した私は、レベル 3 に引き下げられた後、仕事に出かけることになる H のBF 用に布マスクを作っている。

ネット上で様々なマスクの実物大パターンが手に入るのは非常に嬉しいことだが、布マスクの効果のほどがよくわからない私は、とりあえず、二重(あるいは三重)にした布の間にサージカルマスク等を挿んで使えるようなデザインを選んでみた。

直接肌に当たる部分は、(木の表面にシェラックを塗るようにと)以前大量に買っておいたチーズクロスを数枚重ねて使うことにしよう。





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