21.5.20

COVID-19: 一見何の変哲も無い日常

先週末、DIY ショップに生活必需品を買いに出かけたのだが、道路には車がつながり、道すがらのスーパーマーケットの駐車場は満車状態だった。

DIY ショップにも買い物客が多く、チラホラとマスク姿の人を見かけるも、大半の人はマスクを着用してはおらず、店員もマスクをすることなく接客していたのには、正直驚いた。
私は、ポケットから手作りマスクを取り出し、しっかりと顔半分を覆って店の中に入った。
目的の物のある場所に直行し、一般のレジには長蛇の列ができていたため、普段あまり客が居ない電動工具売り場のレジに一目散に向かい、そそくさと支払いをして、ものの 10分もかからないほどのスピードで買い物を終えた。
おそらく、そのレジで電動工具以外の物でも会計できると知っている人は少ないのだろう。( T にその話をすると、 "裏技" を知っててよかったねと笑っていた)


T は今週も仕事が入っている。
担当しているのは、地域再活性化を鼓舞するプロジェクトだそうで、ビデオ編集の仕上がりをチェックするのはプロデューサー、ダイレクターは言うに及ばず、ビデオに出演する各企業のボス+複数の上層部という、非常に稀な展開となっているようだ。
ちなみに、グラフィック デザインは H が担当しているとのこと。其々が自分の得意分野で活躍してくれていることを知るのは、誠に嬉しいものである。


今週月曜日から、学校やら一般企業も再開したが、H たちの会社のように、引き続き在宅勤務できる業種は、在宅勤務をしばらく続ける方針のところも多いだろう。

とは言え、学校が始まったため、朝晩の道路の混雑は以前の状態と何ら変わらないように見える。
T が出かける頃にはしっかりと渋滞になっているのを見ると、この国がいっ時 lockdown になったという事実がまるで嘘であるかのように思えてくる。


世界中の報告を観ると、今も感染者数と死者の増加に歯止めがかけられず、急激な増加を記録している国が多い。
幸いにも、NZ は早期の超厳格な規制のおかげで、このように早く平穏を取り戻しつつあり(束の間かもしれないが...)、経済面で大きなダメージを抱えながらも、必要以上に怯えずに暮らすことができるようになっている。
有り難いことである。
だが、国外向けの郵便はいつ再開するのだろう?
インターネットの発達のおかげで、母国に住む親族と連絡を取ることはできるものの、公共機関に提出しなければならない書類等を郵送することも、年老いた母に特別な蜂蜜を送ることもできずにいる。
(日本に居る長男も、私たちへのプレゼントを用意した後に、国外に送ることができないことを知り、ガッカリしていた)




今日現在のコロナウィルス に関する報道では、世界中の感染者数は 500万人を超え、死者の総数は 30万人を超えたと出ていた。(感染源の国の報告はほとんど当てにならないため、実際にはその数を遥かに超えていると考えるべきであろう)

いまだに収束する気配は全く無い。


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