25.9.20

Waitakere Ranges へ...

 天気が良かった今週始め、T がドローンを飛ばしに行くというので付いて行った。

家から 45分も車を走らせると、かなりな田舎道になり、目的地に到達するまでには、舗装されていない、土埃が舞う狭い山道を走る必要があった。

埃まみれになった車を降りると、Waitakere Ranges Regional Park の看板が目に入った。
駐車場には、数台の車が停まっていたが、工事作業員らしき人と他に2、3人を見ただけで、決して賑わっている "観光地" のようではなく、マスクを着けるまでもないなと安心した。


簡単な説明が書かれている芝生のエリアを抜けて、海岸の方に向かう...



歩道は非常に細かな黒い砂で覆われており、太陽の光に照らされて、キラキラと綺麗に光り輝いていたが、その様を写真に収めるのは難しかった。


道の脇には黄色の花が咲き乱れていた。




海岸には一組の親子連れと思われる集団と、二組のカップルが居たのみで、のんびりとドローンを飛ばすことができた T は、予想よりも長くそこに滞在したことを少し驚いていた。




帰りの道すがら、貝が採れるかも知れないと立ち寄った海岸は、あいにく満潮で、潮干狩りは断念。




駐車場脇に痛々しく倒れている大木があった。落雷にでも打たれたのだろうか?
非常に残酷且つ惨めな姿を目の当たりにして、胸が詰まる思いだった。






次に立ち寄ったのは、オークランドのダム。

オークランド住人は水不足のために、長い間節水制限が課されている。
一般家庭でホースを使っての庭の水やりやら、洗車は禁止され、違反すると罰金を科されることになっているため、同居人 T は(営業を許可されている)水を循環して使う方式の洗車場に出向かなければならず、不便な思いをしている。









久々に長い時間出歩いていたため、帰宅後夕食をとるとすぐに眠りに落ちた。



21.9.20

朝、彼の人のことを考えていた

最も大事な人が、ある日突然、何の痕跡も残さずこの世から消えてしまったら、心の中に何が残ると思う?

そう誰かに聞いても何になるわけでもないのに、無性に雲の上のお師匠さんにそう聞きたくなった。


彼の人が突然この世から消えてもうすぐ 22年になる。

そして、ここ NZ での生活は 17年半。

生活を取り巻く全てが新しくなったはずなのに、心の中には未だ大きな穴が空いたまま、1998年に負った精神的な深い傷を引きずり続けて生きている。


ふと観た日本のニュースには、奥さんと 2人の子供を殺害された男性が映っていた。殺人犯は死刑ではなく無期懲役となったとのこと。近隣の住人も含め 6人をも殺害しておきながら、死刑にはならず、無期懲役となった殺人犯は、政府に死ぬまで養い続けてもらえるというわけだ(国民の税金で)。他人の人生を奪っておきながら、この先の生活費の心配をすることなく、3度の食事を与えられ、楽に生きられるようになっている。 "法制度" というものに、疑問を抱かずにはいられない。

おそらく殺人犯を何度殺しても殺し足りないほどの憎しみをずっと心に抱えたまま、残されたあの男性とその親族は、一生癒されることのない憎悪と悲嘆に暮れる生活を送り続けることになるのだろうと想像したら、私は誰も憎むことなく居られるだけマシなのかも知れないと、そんなことを思ってしまった。



15.9.20

お金のかかるローカーブ生活

 NZ でローカーブパンを作ろうとすると、材料を集めるのに結構な労力及び出費が必要になる。

必要とする材料が一か所で揃わないため、送料の負担はかなり大きく、更に、Oat Fiber などの材料に至っては、国内で扱っている店は今のところ一か所のみ?... ほとんど選択肢が無いとも言える環境なのである。

仕方なく、見つけた店に注文を入れ、待つこと数日...

届いたものは、アメリカ オレゴン産である。(ここ NZ では作られていないのだろうか?)

一回の使用量はおそらく多くはないだろうが、購入の度に送料を支払わなければならないというのは大きな痛手である。

身近な材料でなんとか美味しいパンが焼けないものだろうか... H と私は試行錯誤をうんざりするほど重ね、半ば嫌になりながらも、新作を披露し合い、苦笑いを続けている現状である。


最近新しく食べるようになったもので、容易に受け入れられたのは、蕎麦の実くらいなものかも知れない。

蕎麦の実だけで炊いても食べられるが、米に混ぜて炊くと何の違和感も、抵抗感も無く食べられる。

一般のスーパーマーケットでも売られているが、私はロシア系の食材店で買ったものの方が香ばしくて好きである。

ちなみに、私は電子レンジでご飯を炊いている。電子レンジ用炊飯器もまた、日本のように多くの選択肢がないため、ジョセフ ジョセフの M-Cuisine Microwave Rice Cooker を選ぶしかなかったのだが、これが予想を遥かに超えた優れもので、これまで使っていた日本の炊飯器は最近全く使わなくなったほど、美味しく炊けるのである。

安い炊飯器を買うくらいなら、こちらを買った方が、遥かに美味しく炊けると断言してもいいほどだ。


数日前大豆粉と豆腐を使ったドーナッツを作ったが、豆腐の味が強すぎ、これまでの人生で最も不味いドーナッツとなった。(レシピでは油で揚げるとなっていたのに反して、オーブンで焼いたのが災いしたのだろうか?)


甘い豆腐にチョコがけ...  想像しただけで気持ちが悪くなるシロモノだ。(もったいないと思いながらも、食べる気が全く起きないので捨てざるを得なく、非常に残念な結果となった)


6.9.20

【Homemade Wonton Wrappers | Ramen Noodles】from scratch



もしかしたら中国食材店で買った方が安いかもしれない...

まぁ、買いに行く手間を考えたら、必要な時に、家に居ながら必要な分作ることができるのは利点である。

その内試してみることにしよう。



2.9.20

ゴムの木 again

 

ficus robusta

かつて二度ほど、ゴムの木を買ったことがあった。

彼の人と一緒に買ったゴムの木は大きく立派だったが、いつも枯れてしまい、上手に育てられた試しがなく、無残な運命をたどったものだ。

そんな話をしたのを思い出した H は、私のために育てる楽しみのある小ぶりのゴムの木を買ってきてくれた。

ここオークランドは、以前住んでいた日本の土地よりも気候が温暖で、一年を通して気温の変動幅が狭いため、観葉植物を育てるのには向いている。


先頃買った金木犀とともに、大きくなるのが非常に楽しみな植物である。



「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...