4.10.20

声帯の鍛練

 少し前、母が声を出し辛くなってしまったようだと、日本に居る長男から連絡があった。
年齢から来るもので、治療法は無いとのこと。

母は私なんぞよりも余程社交的で、喋っていない時間は私の方が圧倒的に多いと思えるため、母の歳よりもずっと早く、私も声が出なくなる可能性があるなと、漠然と思ってしまったのだが、父は私よりも更に寡黙な人であったが、亡くなるまで問題なく喋れていたことを考えると、一概に年齢によるものだとは考え辛いのではないかと思えて仕方がない。

(どこぞのサイトから転載)

ネットで声帯を鍛えるトレーニングなるものを見つけ、画像を Line で姉に送ると、姉自身もやらなければと返事が来た。
悲しいかな、私たちはもうそんな歳になってしまっているのだ。

とは言え、トレーニング方法はわかったものの、差し迫った必要性が無いとなかなか実行に移すまで行かず、未だ試してもいないありさまだ。


声は出し辛くなってしまったものの、あと数日で 88歳になる母は元気でいてくれるようで、姉と一緒に、農家から直接購入した新生姜を佃煮にしたり、紅生姜にしたりと、これまでとほとんど変わらない生活を送っているとのこと。


世界中でコロナウィルスが蔓延してしまっているせいで、母に何かあってもすぐには会いに行けない状況にあるため、元気でいてくれることをただただ祈るばかりである。


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