30.12.21

Passiflora Antioquiensis / Red Banana Passionfruit / Vanilla Bean Passionfruit

2020 年 8月初旬、金木犀と一緒に配達されるはずだったパッションフルーツの木は、品切れだったことから、業者が極小さな別の苗 Passiflora Opersent というのをおまけで付けてくれた。
ガラスを扱う仕事をしていたので、オパールセント (opalescent) というのはなじみ深い単語だが、それとは違う綴りで、ネットで調べてもそのような名前の植物は見当たらない。

一体どんな花が咲くのだろうと、興味津々で育ててきたのだが...



今年になって、ようやくそれが花芽をつけたので、PlantNet で写真を検索してみると、Passiflora antioquiensis である確率が最も高いと出てきた。私が注文した正にその種類なのである。


花はピンク〜赤で、実は 500 種類にも及ぶパッションフルーツの中でも最も美味しいとされている果実の内の一つだとのことで、開花するのを今か今かと待ちわびること約 10日...


外側だけが開いた状態で丸一日過ぎ、翌日の朝起きると、見事に開花していた。



花柱(?)が非常に長いため、あまり時計草のようではなく、横から見ると南国の花という感じだが、下から見れば時計草の一種であるように思える。




さて、花が咲いてしまうと、次には無事実を付けるだろうかと考えるようになるのは世の常...

美味しい実が出来ますように...




27.12.21

オークランドの異常な住宅事情

来年 2 月から、この借家の家賃が信じられないほど値上げされることになった。
2 人がフルタイムで働いてようやく払えるような金額になってしまう。

そこで、安い借家に引っ越すしかないかと、賃貸物件を探し始めたのだが、私たちが支払い可能な家賃でマーケットに出ているのは、俗に治安がよろしくないと言われている地域しかなく、今住んでいる場所のように治安の良いとされる地域では、なんと週 NZ$1,000 以上(今日の為替で約 ¥78,000)という、とんでもない賃貸料となってしまっていることに唖然とした。


オンラインでサーチし、いくつか観た物件の内、目ぼしいものをいくつかピックアップし、その地域の犯罪の有無を調べると、一つは近隣の商店街で(白昼堂々)万引きが頻繁に報告されており、また他の物件は、今年 10月、 20代〜30代の男性が殺害され放置されていた現場の正にその通りにあり、犯人は周辺の地域に住む 17歳の少年とその連れと判明したようだ。
その通りから数本離れた通りには、今でもギャング数名が住んでいることが知られている。

そんな物騒な地域で売りに出されていた物件があったことを、借家を探している時偶然見つけた。


この、2 ベッドルーム、1 バスルーム、2 カー ガレージの、掘立小屋のような物件は、昨年 10月に売れていて、販売金額は NZ$1,560,000...  日本円にして 1 億 2,000 万円強という、信じられないほどの高額で取引されていいたのだ。

1 億 2,000 万円(ローンを組むとほぼ倍になる)も出して、こんな治安の悪い地域に家を買おうと思う人がいるんだと、唖然としたが、これが今のニュージーランド、特にオークランドの現状なのである。


借家探しを何日か続けていたら、高くてもここに住むしかないのか... そうだとしたら、収入を増やす方法を考えるしかないなと、そう考えるようになってきた。
日本にいる高齢の母がいつ体調を崩すかわからないような状況では、引っ越しして治安の悪い地域に移ってから、長期に家を空けるのはかなり不安であることは間違いなく、精神的に非常によろしくないのは、考えるまでもなく明白だ。


はてさて、何か、他に良い方法があるのだろうか...


ちなみに、治安が悪いと言われている地域では、コロナの感染率も際立って高い。


13.12.21

COVID-19: 一日に10 回ワクチン接種した男

(この画像は、NZ Herald の記事をキャプチャーしたものです)

 

ワクチン非接種によって被る不利益(職を失う、レストラン/バー/美容院/理髪店、リテイル ショップス等に入店できない等々)に我慢できないワクチン摂取反対者の中には、汚い手を使ってでも偽のワクチンパスを手に入れようと目論む人々がいる。そして、それにビジネスチャンスを得た人は、上記のように、依頼者の氏名とワクチン接種に必要な情報を与えられて、それぞれ違う接種会場に赴き、替え玉として何食わぬ顔をして接種を済ませ、金を稼ぐという行動に出るというわけだ。
それにしても、一日に 10名の名を語り、ワクチン摂取のはしごをした人がいるというのは驚きだ。

規定量以上のワクチンを体内に入れて大丈夫なのだろうかと、多くの人はおそらく恐怖を感じるだろうが、ワクチン接種を依頼した側にとっては、替え玉の体調など自分には関係のないことで、ワクチンを打った事によるリスクと引き換えに報酬を支払ってあるのだと、自分の過ちを考えることすらしないに違いない。

もし、ワクチンを接種した直後にショック症状を起こし、緊急入院などという事態になったら、意識を失った替え玉役は、自分の本名ではなく依頼した人の名前で治療を受けることになり、依頼者の NHI (National Health Index) ナンバーから、病歴、服用中の薬、アレルギーの有無等々調べられ、全てが自分のものではないもので判断され、治療が速やかに開始されることを、おそらく考えてはいないだろう。そして、家族の連絡先が判明すれば、ワクチンを打ったのが本人ではないと、そこで初めて明らかになるのだ。

また、もし替え玉接種後数時間、或いは数日経って体に異変が現れた場合はどうするのだろうか?
自分の名前では打った記録のないワクチンの後遺症だと言って、本名で病院に駆け込むのだろうか?

何れにしても、不正が明らかになるのは時間の問題だ。

では、ショック症状も副作用も何も無く終わった場合は、わからないままなのか...

何をきっかけにこの事件が発覚したのか、何故だか、いまだ報道されてはいない。


数日前には、事もあろうに、医者による不正証明書(体質的にワクチンを接種できない状態にあるという証明)が発行されていたとの報道もあり、ワクチン非接種者が絡んで引き起こすとんでもない行動が、政府及び保健省のみならず、正直にワクチンを接種した多くの国民の怒りを増大させているのは明らかだ。


(この画像は、NZ Herald の記事をキャプチャーしたものです)


この世は、正常な判断のできない輩の取る無分別な行動によって、社会の秩序が撹乱され、生活が脅かされる。いつでもそうだ。

そうして、分別をもって行動した一般市民が驚異に怯える毎日を送らざるを得なくなってしまうというのは、嘆かわしい限りである。


ワクチン接種に関しては、初期の段階から本人確認を顔写真入りの ID で行うべきであったが、何故だか政府はそれをしなかった。
口頭で氏名、生年月日、住所を聞かれるだけで、厳格な本人確認を怠ったがために、このような "替え玉事件" が起こってしまったと言えるだろう。

この件に関しては、政府が招いた不祥事だと糾弾されても致し方ないのではないかと、私の知り合いも嘆いていた。

全ての人間が正しい行いをするわけではないことは、最初からわかり切っていたことで、ワクチン パスの出現によって、更に切迫した状態に陥ることになる人々がどのような行動に出るのか、最悪の事態を想定して計画を立て、当初の計画に不備が見つかれば、臨機応変に変更を加えるべきであったのだ。



「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...