23.5.23

NZ 年金増額+冬場の電気代補助

今年 4 月 1 日から NZ の老齢年金が 7.22% 増額となった。

2 週間毎に振り込まれる年金額が、シングルで独り住まいの場合は NZ$ 66.86、受給者カップルの場合には、 2 人合わせて $102.84 増額となる。




加えて、冬場は光熱費が嵩むため、5 月 1 日から 10 月 1 日までの期間、Winter Energy Payment として、一週間に NZ$ 20.46(扶養家族-子供-がいる場合、或いは受給者カップルは 2 人合わせて $ 31.82)年金に加算されることになっている。現在の為替レートで 一週間 約¥ 1,786(扶養家族ありの場合等は ¥ 2,777 ほど)の補助というのは、充分ではないものの、非常にありがたい。(掛け金を支払わないで支給してもらえるのだから、例えわずかでも、ありがたいと思わなければ罰が当たるというものだ。(*上記手紙には大凡の金額が書かれている)



日本では、強制的に "掛け金" を払い続けさせられて、とてもじゃないがそれだけでは生活できないという極少額を支給されるだけで、しかも、それさえも年々減額され続けている始末だ。
冬場は光熱費が嵩んで大変だろうなどという思いやりなど一切無い。


最近、日本年金機構から、4 月に振り込まれた年金額の通知が手元に届いたのだが、遺族年金分と、老齢年金分の 2 つの通知が別々に届いて唖然とした。
郵便代金の無駄遣いもいいところだ。
銀行口座の入出金を確認すれば確かに振り込まれているかどうかわかるのだから、通知は書面で送らなくとも、email で済ませるだけで充分だろうに...
email で連絡できない人に限ってだけ、書面で通知するという方法を取れば、かなりの経費節約になるはずだ。


昔から、『お役所仕事』と非難され続けている "お役所の価値観" に基づいた仕事に於いては、経費削減などという概念は無いに等しく、税金で賄われている各種出費には無頓着...
一般企業のように、出費(必要経費)を遥かに超えて稼がなくては倒産してしまうという危機感は、当然のことながら無く、国民が汗水垂らして働き得た、限りある財産から "搾取" した税金を、何の罪悪感も無く、湯水のように使うのである。

全ての事において先進国であるかのように思われがちな日本であるが、"親方日の丸" である公務員の実態はいまだ変わっておらず、機能的には一般企業からはるかに遅れを取っているとしか思えない。


若かりし頃役所関係の仕事をしていた私は、役所内で移動がある度に、仕事のできない御局様やら課長/係長クラスの面々が現れ、大きな顔をして年下の者に仕事を押し付け、自分たちは何の責任も取らずに悠々と日々過ごしているのを、憤りを持って見ていたが、一日中ほとんど何もせず、ただ椅子に座って職場で暇をつぶすのがよほど退屈だったとみえて、噂話に花を咲かせるだけでは物足らず、陰湿なイジメ(今で言うパワハラ)に発展する事もままあった。

私に取って、居心地の良い職場とは程遠かったが、中に一人、私に興味深い助言をしてくれた人がいて、その人のおかげでだいぶ救われた気になった。(特別よく話をしたというわけではない職員の一人だった)

「日本の高度成長期には、有能な人材は全て一般企業に就職し、手腕を発揮したんだよ。
そして、一般企業に就職できなかった(採用してもらえなかった)人たちが、役所で採用されたというわけだ。秀でた能力も無ければ、やる気もないという連中が、役所のトップにいる連中って事だ。嫌になっちゃうよな... 」

家に帰って父にその話をすると、父は笑って「その通りだ」と頷いていたのを覚えている。
その助言してくれた人もまた、ストレスだらけの日々を送っていたに違いない。


"親方日の丸"...
別に頑張って仕事をしなくても、結構良い給料もらえるし...
新しいことを提案しても、(上司にとって)現状を変えるのが面倒だから煙たがられるし...
頑張りすぎると返って職場で浮いてしまうし...

正に、『出る杭は打たれる』社会そのものなのである。

時代が移り変わっても、いつまでも変わらないお役所仕事...


毎年提出しなくてはならないことになっている年金の現況届けは、誕生月の半ばを過ぎても届いた試しが無い。
海外に届出用紙を送付するのだから、日本国外の郵便事情を考えて十分余裕を持たせ、せめて誕生月の1ヶ月前には届くように手配して欲しいものだ。

毎年々『現況届未着』と書かれた、個人で印刷した現況届けを受け取っているのにも関わらず、推察だの、考察だのを全くしない、進歩のかけらも見られない年金課...
パソコンを使用しない人、或いは、自宅にプリンターが無い人はどうしろと言うのだろうか...


いいかげんにしてくれ...  

憤りながら、今年も『現況届未着』と書いた書類に、日本国領事館で発行してもらった在留証明書を添付し、確実に最短日数で日本に届くよう、わざわざ大きなポストショップまで出向き、手紙を投函して来た。




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