2.7.24

Hobson Bay Walkway その2


このエリアはこれまで数えきれないほど訪れているのだが、遊歩道を歩くのは初めてだった。


画面中央の木が生い茂っている部分には、かつて家が建っていた。だが、昨年 1 月末にオークランドを襲った大洪水によって家の背面が崩れ、家に流れ込んだ土砂によって家が倒壊。悲惨なことに、家の住人 1 人が犠牲になるという、居た堪れない事故が起きてしまった場所である。
よく見ると、崖の上の住宅の一部はいまだ崩れたままで、これでは大雨が降る度に上に住む人も、また下に住む人も、生きた心地がしないだろう。

T とそんな話をしながら、極めて人通りの少ない遊歩道を先に進むと、いつも通る道路側からは想像もできなかった木のトンネルがあった。


そして、トンネルを抜けると、景色を眺めるために設置されたのだろうと思われるベンチがあったが、そこから見えるのは、生い茂り過ぎたマングローブの海...


全く綺麗ではないマングローブにガッカリしながら足を先に進めると、綺麗な形をした大木を発見。


『水質が安全ではないため遊泳禁止』と書かれた入江に入ることができる階段が設置されていたが、ここも近い内にマングローブに埋め尽くされてしまうかもしれない。


マングローブが無かったら綺麗だっただろうと思われる景色が続く。





画面上の橋の左側は、画面下のようになっていて、その奥には Holy Trinity Cathedoral に続く坂道がある。その道の裏側がこんなふうになっていることなど想像だにしていなかった私たちには新鮮な驚きだった。


入江に沿って設けられた遊歩道を歩いていくと、いきなりビーチに出た。



遊歩道を検索した際、地図上で点線になっていた部分がこれだったんだと納得。


「これって歩いて行けるようになっているの?」と、少々戸惑いながら、しっかり並んでないブロックを恐る恐る踏んで、グラつかないかを確かめながら進んで行くと...

行く手を阻むほぼ水平に伸びているかのような木...


無理して屈んで通ったら腰を痛めるかもしれない、しかも、その先がどうなっているのかわからないしと、この先に行くのは断念し、来た道を帰ることにした。





出発地点のだだっ広いラグビー フィールドは綺麗に整備されていた。

ずっと以前だが、ここで NZ ラグビー界では最も有名な選手の一人である D.C がよく練習をしていたようで、自己トレーニングの後、その公園に来ている寿司トラックで寿司を買って帰ったことが度々あったと聞いたことがある。



見慣れた景色の向こう側に広がる世界は、ちょっと面白かった。




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