26.4.26

まずはトルソー作り

 日本にいる R の愛犬用の服作りを始める前に、まずはほぼ愛犬のサイズでトルソーを作ることにした。(闇雲に服を作って送ったら着られなかった...などという悲劇を何としてでも避けるべく)

日本にある販売店にオンラインで注文を入れ、R に送ってもらったイタリアン グレイハウンドのトルソー型紙は、想像以上にパーツが多く、布を選んで裁断するのになんと 3 時間もかかってしまった。



目打ちで出来上がり線と縫い代の境界点、及び "合印" に印を付けておくというのは、近頃の洋裁関連のビデオでは見た記憶がないのだが、私は遥か昔、洋裁を覚えたての頃から、この、パーツを縫い合わせる際の目印(まち針を使って正確にパーツを合わせる際の目印)を付けることを怠ったことはない。昔は目打ちで印をつけるのではなく、しつけ糸を通した針で数針縫って "切りじつけ" で印を付けていたが、いつの頃からか手抜きで目打ちを使うようになった。目打ちを刺して開く穴は、ミシン針が通れば消えるほどのほんの小さな穴であるため、出来上がりには何の影響も無い。(穴が見え難い場合は、布を光にかざして/透かして見ると、はっきり見える場合が多い)
布を扱っている内に穴が消えてしまう可能性が危惧される場合には、目打ちで穴を開けた後、水で消えるチャコペンで点をつけておくか、或いはしつけ糸等で印をつけておく方が賢明だろう。



翌日、縫い始めると、製図ミス?と思えるようなパーツが幾つかあり、長さの合わないパーツ同士をどのように縫い合わせようかと、悩みながらの作業...
決して安くはないのに、不完全な型紙を、何年にも渡って訂正することなく販売し続けている業者の姿勢に、少々苛立ちを覚えた。

そんなこんなで、ようやく縫い上がったトルソーにワタを詰める段階になり、10年以上前に買ってあったワタを詰め始めたものの、それだけでは全く足りないことがすぐに明らかになった。
国内で売られているポリエステルのワタの価格調べに入ると、200g で約 NZ$10 ほどもし、高いなと思いつつも大手手芸材料店に向かったのだが、バッグを手に取ると驚くほど軽く、明らかに追加 200g では足りないことは明白だった。

一緒に行ってくれた T が、ウェアハウスで激安ピローを買った方がいいかもしれないと言うので、 2 軒回ってようやく見つけた 2 個パックで NZ$7 弱のピローを 2 バック購入。
これは大正解で、手芸材料店で売られているものと全く同じだろうと思われるワタをお値打ち価格でゲットでき、T のサーチ力に感謝感謝であった。


ワタを詰めるのに何時間かかっただろう...?
簡単だろうとたかを括っていた私は、トルソー作りだけでかなり疲れてしまった。

まぁ、服作りはトルソー作りよりも遥かに簡単であるのはわかりきったことであるし、トルソーがあればそれに合わせて型紙を調整する事ができるのだから、大変でも作っておくべきであることに間違いはない。

しかし、足に目一杯ワタを詰め込んでみたものの、華奢な足 4 本では自力で立てず、立たすためのサポートを次に作らざるを得なくなった。
スタジオに降りて行き、余り板で適当なものをかき集め、トルソー立てを制作。
(重たいものではないが、支柱がぐらつくことのないよう、支柱は底板を貫通するようにしてある)




R の愛犬は、イタリアン グレイハウンドにしては大きい部類で、どちらかと言えばウィペットのサイズに近いようだが、足はさほど長くなく、既製品でピッタリな服を探すのは容易ではないようだ。かと言って、カスタムメイドとなれば、価格は 2 万円あるいはそれ以上とか...

犬も人間と同じで、個体差が大きい。特にイタリアン グレイハウンドは個体差が大きいのだと、犬服を売っているサイトに書いてあった。
これは、もし犬服作りを商売にするとしたら、カスタムメイド服を販売する必要に迫られるようになるということか...
だが、私はこの歳になってそんな面倒なことはしたくない...
はてさて、どのように販路を広げようか...
悩ましい限りである。


まぁ、取り敢えずは、このトルソーに合わせてパターンを調節し、R の愛犬のために何着か作ってみることにしよう。




8.4.26

ORR ネットで e-証明書ゲット

 毎年やって来る年金の現況届。

昨年は日本国総領事館窓口での申請及び受領に  2 時間近く待たされ、ほとほとうんざりしてしまったが、今年はオンラインで申請、更に家に居ながらにして受領できるという、なんとも素晴らしいシステムが導入されていたおかげで、非常にスムーズに、また例年のように苛立たしく、腹立たしい対応をされることなく済んで、心の底から嬉しく思った。

これで日本年金機構にオンラインで書類を提出できればなお良いのだが、残念なことに 2015 年以前に居住地を海外に移しているため、マイナンバーとやらを取得しておらず、書類は従来通り郵送で提出ということになるようだ。

まぁ、領事館にわざわざ出向き、心臓破りの坂を登ったり降りたりした挙句に、横柄な対応をされ、来館者がほぼ居ないのに数時間待たされるという悪夢から解放されただけでも、私に取ってはありがたいことだ。


今年はまだ平穏に過ごせている。


*余談だが、私の日本人の知り合いで、日本国総領事館の職員の態度を誉めた人は、未だ嘗て一人も居ない。



2.4.26

時給 $80.00

 T は 3 月から時給が $80.00(日本円にして約 7,300円)に上がった。1日 58,000 円強、1週間で292,000 円強... 1ヶ月フルで働くと116万9,000円ほどになるが、1 ヶ月フルで仕事が入ることは滅多に無い。滅多に無い故の高時給だと考えるのが正解だろう。

時給だけ聞けば超高給取りに見られてしまう T だが、フリーランサーにはかなり厳しい現実...
長引く不況下で、コンスタントに仕事が入ってきていた頃とは比較にならないほどの仕事薄なのである。
まぁそれでも、昨年半ばからずっと仕事を依頼し続けてくれている会社は経営が順調に行っているらしく、引き続き雇い続けてくれていることに感謝するばかりだ。(ちなみに、職員全員白人で、アイランダーも居らず、アジアンは T のみなんだそうだ。移民の国 NZ、しかもアジアンが多く住んでいると言われているオークランドにおいて、白人のみで構成されている会社はけっこう珍しい)


さて、私の方は...
時々ではあるが木工関係の仕事が舞い込み、ある日はウッドワーカーになり、ある日は洋裁店になりと、ボケない程度に仕事が入り、のんびりと暮らしている。

ただ、こと木工に関して言えば、作業時間に見合った報酬が得られるほど高名な作家でない限りは、所詮小遣い銭稼ぎの域を出られず、ただ割安で手に入れる事ができた購入者から喜びのメッセージを受け取る事ができるという、それだけで、老体に鞭打って作業をしているということなのである。


まぁ歳を取ったらこんなものか...

一日中、食事の支度と YouTube を観ることだけで終わるよりは、少しは有意義と言えるかもしれない。



実物大型紙とは?

 私は小学生の頃から洋裁を楽しんでいた。 まずは自分のサイズを測り、原型を作り(文化式、ドレメ式両方とも)、服飾本に載っていた製図を見ながら、自分の原型を基に、さまざまなデザインの服のパターンを作っていくという方法を主に取っていたので、実物大型紙を使用したことはほとんど無かったの...