1.7.18

病み上がりの洋裁

この冬二度目の風邪を引いたが、この前ほどひどくなく、喉の痛みと節々のだるさが3日ほど続いた後は嘘のようにスッキリ治った。薬も飲まずに回復したのは幸いだったが、時々右耳だけ耳鳴りがするようになっている。その内に気にならなくなってくれればいいなとただ願うのみだ。


身体が本調子ではなく、アトリエに降りて行く気にならなかった時には、ベッドルームの一角に設えたソーイングスペースで作業をしていた。少し前に買った安い厚手の "ズボン"(フランス語?こちらではtrousers と言い、アメリカでは pants と言う)2本の裾上げをする必要があったからだ。

ニット用ミシン糸は遥か昔に日本で買ったものしか無かったが、まだ丈夫そうだったのでそれで良しとした。


買ったズボンはどちらも伸縮素材で、職業用直線ミシンと年代物の3本糸のロックミシンでビロビロに伸ばすことなく縫えるだろうかとかなり心配だったが、抑え金をプラスチック製の物に替え、抑え金の圧を通常よりも弱くしただけで問題なく縫えたため、(*裾を自分に合った長さ+上げ代(縫い代)の位置でカットしたら、捨てる方の布で試し縫いするべし)、最終手段として用意した伸び止めテープを使うには及ばなかった。




針先が若干シャープさを欠いているように感じたため、今回針は新品に交換し、ミシン油もさしておいた。上糸と下糸の糸調子は、針や機械の状態によって大きく変わるのだ。

* 油をさす箇所は取扱説明書に書かれているが、ほとんどのミシンは機械を開けてみることなく油をさすことができるようになっているはずだ。

安いズボンを買ってきても、誰かに丈を詰めるのを頼まなければならないというのは厄介だろうなと、想像しながら縫っていた。頼む手間も、時間も、更には代金もかかることになる。(頼んだ業者が下手くそだったら超ガッカリだし...)

まだ小学生の頃から縫い物をする習慣が身についていてよかったと、心からそう思った。




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