31.5.19

グラナイト プレート 収納ボックス作り

ミツビシ コルトのセンター コンソールがようやく完成し、次に作り出したのは、非常に重量のあるグラナイト プレート(13.2kg)を収納する箱だ。


頻繁に使うものではないのだが、その重量ゆえに棚の上に収納するのは得策ではなく、持ち手を付けた専用のボックスに入れないと動かすのにも難儀をするほどで、買ってから暫くの間、どこに置いたらよかろうかと考えあぐねていた。



使うのは作業台の上であり、一面しか使用しないもののため、持ち手を付けたボックスの中にすっぽりと入れてしまい、作業台の邪魔にならない場所に設置しておくのが、腕力の衰えてきた私には使い勝手がいいに違いない。引き出し式のボックスであれば、使用する際に引き出した状態のまま使うことができ、尚且つ、ボックスの上には物が置けるようになるという利点がある。

... などと、色々と考えた後、いつものようにサイズを測り、少しだけ余裕を持たせて、とりあえず収納箱に必要な板を鋸で切り出し、エッジに鉋をかけ、ダブテイル ジョイントを四隅に施し、底板をはめる部分だけは45度に切り落とし組み立てた。(写真を撮り忘れて、一度目のステインを塗ってしまったため、見難いのだが、底の部分は45度で付き合わせてある)



これは Mitred Dovetail Joint と呼ばれている方法で、底板をはめ込むのに非常に都合がよく、見た目もすっきりとしている... とは言え、他の角は45度で組み合わさっていないので、私には少々違和感があり、また、強度の面で少々不安がなきにしもあらずだ。

まぁ、とりあえずこれで様子を見てみることにしよう。

一度目のステインは、塗った後すぐに拭き取り、乾かした後サンドペーパーを使って(水分を含んでザラザラになった)表面を整え、更にステインを重ね塗りすることになる。


今回使ったステインは Resene Dark Ebony。安い合板が少しはマシに見える。

ちなみに、Resene のステインはジェル状で塗りやすく、好きなのだが、このメーカーの使用しているペイント缶は質が全くもってよろしくない。
非常にヤワな蓋はすぐにめくれ上がってしまい、缶の縁に付着したペイントをしっかり拭き取っておいてもすぐに錆びてしまうため、当然のことながら、更に蓋は外し難くなり、蓋の縁をペンチなどで挟んで根気よく引っ張らないと開けられなくなる。また、蓋を開けた途端に錆がポロポロと中に落ちてしまい、非常に苛立たしい思いをすることにもなる。


しかも、驚くことに内側の缶の接着部分も腐食していて、本来乳白色の液体に色が移ってしまっているものまであった。他のメーカーのもので、購入してからこれよりも遥かに長い期間が経っているものでも、このようなひどい状態にはなっていない。



Resene のペイント類は、開けてすぐに使い切ってしまう場合を除いて、買ったら直ちに別の容器に移し替えておくことを忘れてはならない。



27.5.19

prototype(試作品)

雲の上のお師匠さんは、新しいデザインで製作する際、必ず試作品を作り、デザインから起こしたパターンに不具合がないか確かめるのを怠らない。

試作品を製作している途中で、デザインを変更しなければならなくなる場合も勿論出てくるわけだが、そのような工程を経て出来上がった完成品は、流石によく考えられたものとなっている。

50年以上の経験を積んだお師匠さんでさえ試作品を作っているというのに、全く経験が無いに等しい私が、材料費をケチって一発勝負で新しい物を作っている...

当然のことながら、制作中に「あ〜、ああすればよかったのか...」と、はたとひらめいたりしてもあとの祭りで、調整を施さなければならない部分を何とか補修して誤魔化したりし、見栄えを良くしておいても、自分の納得できる仕上がりになっていないのは明らかだ。




はぁ...
せっかく時間をかけて丁寧に作っていたのに、不満足な出来栄えのセンター コンソールを見て、数日間ため息をつきっ放しだ。



21.5.19

日本チーム予選1着に大歓声! 世界リレー 男子4x400mR予選2組 World Relays 2019(ウォルシュ-井本-佐藤-若林)



日本のアンカーの走り方が同居人 T とあまりにそっくりで驚いた。

同居人 H は「確かに似てるかも...」と頷き、ビデオを観ていたらかつての T の走っている姿を思い出したと言い、T 本人は「こんなだった?」と言いつつも、フィニッシュの感じが似てるのは確かだと笑っていた。

もう走る姿など見ることはなくなってしまった T の、頑張った若かりし頃を思い出し、心が温かくなった。


16.5.19

Satsuma = みかん

数年前、近くの園芸店で Satsuma Mandarin という蜜柑を買った。
サツマと言うからには、日本の"薩摩"、鹿児島産なのだろうと信じて疑わなかったのだが、蜜柑の産地としてよく知られる静岡に生まれ育った私は、当然のことながら鹿児島産蜜柑を食べたことなど無く、昨日、ふと、「鹿児島産蜜柑って有名なのだろうか?」と思い、ネットで調べてみると、海外で売られている日本の蜜柑及び蜜柑の木は、原産地に関係無く Satsuma と表記されている国が多いことを知った。(サツマと呼ばれるようになった由来はネット上に数多く載せられているため、ここには書かないが)

私たちが庭に植えた木が本当に鹿児島産蜜柑かどうかは疑わしいが、温州みかんであることは間違いなさそうだ。


今年は沢山実をつけた我が家の Satsuma は、だいぶ黄色くなってきているものの、今年も小さいままで、隣にたわわに実っているレモネードと比べると、1/3以下の大きさでしかない。

まるで、レモネードが全ての栄養素を独占してしまっているかのようだ。


5.5.19

センター コンソール組み立て

組み立ててからでは塗装できない(し辛い)後部座席用のドリンク ホルダー内側部分を、黒で3回塗装(+サンディング)し、その上にニスを3回重ね塗りした後、内張のフェルトを貼った。使ったのはScotch Super 77 のスプレー糊。




布に滲みてこないタイプの糊なので、接着後すぐに次の作業に取りかかることができたのはいいのだが、スプレーしたフェルトが予想以上に伸びて難儀をした。
接着力が強いので、伸びてはみ出してしまった布を取り除くのに一苦労し、指にはフェルトの切れクズがベタベタと張り付き、ミリ単位で神経を尖らせて布を切ったあの努力は何だったんだと、殊更虚しく感じてしまった。

また、スライディング トレイ用のレールは、フェルトを挟んでねじ釘で固定したのだが、ドリルで穴を開ける際に、ドリル ビットにフェルトの繊維が絡まり着いてきたため、一回一回繊維を取り除くという面倒な作業も増えた。





組み立ては時間との勝負だ...

組み立てる順番を考え、ダブテイル ジョイントの一つ一つにグルーを塗っていく。
一箇所を組み終わったら素早く次に移り、全ての箇所を組み終わるとすぐにクランプでしっかり締め、四隅がきちんと直角になっているかどうかを確かめる。そこまでの作業をグルーが固着してしまう前に完了しなくてはならない。乾燥している夏場に行うと更に焦ることになる。

フェルト厚を考慮に入れて貼り付けたので、組み立てた際にフェルトが重なってもたつくこともなく、また隙間もできずに仕上がってホッとした。



ボックスは組み上がったが、グルーが安定するまで一日クランプを締めたままにしておくことにした。

ボックスの組み立てに使ったグルーは、固まり始めるまでの時間が PVA の中では他よりも長い Titebond III 。ゆっくりとした硬化時間で知られる Hide Glue(膠)は、私は臭いが我慢できず使えない。


一心不乱に組み立てをしていたためか、今日はなんだかグッタリと疲れてしまった。

あともう少しだ...



1.5.19

平成の終わりをYouTubeで観る

NZに来てからというもの、日本が平成何年かも定かではなかった私だが、平成時代の天皇陛下が譲位されるというので、日本よりも3時間進んだこの国で、首相官邸のYouTubeチャンネルを通して、一時代の終わりをLiveで観ていた。

首相官邸のYouTubeチャンネルがあること自体がまず驚きで、そんなところからも、『時代が変わった』のだと、歳食った私は思ってしまったのだが、まぁ、便利な世の中になったことは間違いない。


日が明けて、今日からは令和となり、日本ではメーデー(May Day)どころではなく、新天皇即位式典の話題で持ちきりになっていることだろう。

私は彼の人に、あなたの生きた時代は終わってしまったよと、心の中で報告し、またいつもの作業に取り掛かった。


「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...