26.4.21

駆け込み感染

 Youtubeで観ることのできる日本のニュースで、 3 回目の緊急事態宣言が 4 都府県に出される前日、宣言が出されることに決まった街の人出は、それまでよりも増加していたという報道があった。
駆け込みショッピング/駆け込み遊興とでも言おうか、緊急事態宣言に入る前にしたいことをしそびれないようにと外に出る人の何と多いことかと、呆気に取られた。
ふとチャット欄を見ると、『駆け込み感染』と書いている人がいた。正にそれだなと、そう書いた人に心の中で拍手を送った。

感染者が再急増している日本とは正反対に、NZ では、オーストラリアとの間で14日間の隔離期間無しの入国を許可する trans-Tasman Travel Bubble を実現した。
この世界的なコロナ禍において、限定された国同士のみとはいえ、他国から隔離期間無しで旅行客を受け入れるというのは、やはり怖い。オーストラリアのパースでつい先日感染者が出て、パースは短期間のロックダウンに入り、その感染者と接触した可能性のある人がここ NZ に旅行に来ているという報道は、NZ 在住者に不安を抱かせるものとなっている。

また市中感染者が出ないといいのだが...


さて、Anzac Holiday 最終日の今日は、穏やかに晴れた気持ちの良い日となった。

昨日大量に作った冷凍用焼きおにぎりを昨深夜に食べたせいか、いまだにお腹が膨れた感がある。


(米6合、醤油120cc、だしの素小匙3、みりん大匙3を入れた後に、
水を米6合の目盛まで入れ、白米を炊くモードで炊飯器で炊く。
成形してごま油を薄く引いたフライパンで焼き、冷まして冷凍。)
−  半量の記載が何処かに載っていた −


あればついつい手が出てしまう焼きおにぎり...
マイクロウェーブでチンして食べられるというお手軽感が、体重増に拍車をかけてしまうのは間違いない。

しばらく追加で作るのをやめておいた方がよさそうだ。




22.4.21

Red Kiwifruit - tastes like raspberry?

 珍しくスーパーマーケットに買い物に行った先週、赤いキウィフルーツを発見した。
日本で馴染みの深い、(日本人経営の )NZ 産 Zespri の(おそらく)新商品だと思われる。


黄色や緑色のキウィに比べ、非常に小ぶりで、触った感じは堅いのだが、切ってみると驚くほど柔らかく、色は鮮やかな赤。

恐る恐る食べてみると、慣れ親しんだキウィの味ではなく、どちらかといえばベリー系の味である。
BERRY SWEET と書かれている通りの味とでも言おうか...
甘みは申し分ない。




ややピンボケの写真ではあるが、中はパッケージの写真よりもかなり鮮やかで、綺麗なものもあった。

これはまた見つけたら買うだろう。



21.4.21

Oak Cutting Board 完成

 オーク(ナラ)は、まな板として使うには少々硬すぎるという人がいる一方、パン切りナイフのようにギザギザの刃がついたものを使用するのには向いているという意見もある。

もう少しだけ柔らかい板で作りたかったが、あいにく手元には柔らか過ぎる板しか他になかったため、とりあえずオークで作ってみることにした。

手元にあった床板用の端材には片面に 6mm 幅ほどの溝が掘られており、その溝の底まで板を削って均してしまうと、まな板として使うには頼りない薄さになってしまうだろうなと思い、溝部分を切り落とし、細い板を数枚貼り合わせて使う方法を選んだ。



貼り合わせた板は 5 枚...
若干反っていた板の一方の面を鉋でまっ平にし、縁を直角に削った後に耐水性ボンドで貼り合わせ、1日おいた。(もう一方の面はボンドが乾いた後に平らに削った)

プラント用 サポート フープに彫刻を施したり、サンディングしたりする作業はほとほと嫌になったが、こういう地味な作業はすこぶる楽しい。要するに『鉋がけ』が好きなのだ。

そんな鉋がけ大好き人間ではあるが、板目の方向が入り乱れている確率の高いオークは少々扱いづらく、刃を研ぎ直したばかりの鉋でも対処できない部分があったため、今回はキャビネット スクレイパーの出番が多くあった。



私はこのキャビネット スクレイパーの存在を『雲の上のお師匠さん』から教えられたが、日本の木工従事者でこのような物を使っている人を見たことがない。
長年木工に携わって来た父の道具箱にも、このような物は入っていなかったので、複雑な板目のものも、おそらく鉋だけで対処して来たのだろうと思う。

私は、幸か不幸か、木工を始めてすぐに、西洋の便利道具の存在を知ってしまい、しかも安く手に入ってしまったために、日本の繊細な技術とはほど遠い腕前にしかなっていないが、楽にまぁまぁ綺麗に仕上げられるようにはなっている。


breadboard end と呼ばれる両サイドにはめる板を切り出し、溝を掘る。
私は日本の溝掘り用鉋も幾つか持ってはいるが、サイズが合わず、丁度良いサイズの刃があった Record No.50 Combination Plane を使用することにした。一挺の鉋で様々なサイズの刃を取り替えて使えるというのは、収納場所も取らず、非常に便利だ。




板は板目(接線)方向及び柾目(半径)方向に大きく収縮/膨張するため、伸縮方向の異なる両サイドの板に差し込んだ本体部分を接着剤で固定してしまうことはできない。片方だけが伸縮を繰り返している内に、接着部分に負荷がかかり、割れたり剥がれたりしてしまうからだ。
そこで、差し込んだ部分が抜けてこないよう棒を打って固定するのだが、中央の棒だけは固定し、それ以外は板が伸縮しても対処できるだけの余裕を持たせるべく、楕円形に穴を開けて、その中央に棒を打ち込むことになる。



両サイドの板に開けるほぞ穴も、中央だけはピッタリなサイズにし、それ以外は長目の幅のほぞ穴を開けておく。



棒を差し込む穴は微妙にオフセットにし、継ぎ目がきつく閉まるようにする。(差し込む方の板には、中心から 1~1.5mm ほど内側にずらして穴を開ける)


差し込む棒は、同じ板から作った。
ローリング ピン(麵棒)を作る要領と同じだ。



四隅を丸くカットし、全ての角を鉋で丸く落として、サンディング。



仕上げにミネラルオイルとかサラダオイルを塗る人が多いと思うが、私はココナッツオイルを塗って完成とした。



市販のバンブーのまな板は、端板をただ接着剤で貼り付けてあるだけのものがほとんどで、我が家でも H の家でも買って程なくして呆気なく取れてしまったが、このように両サイドの板をはめ込んで棒で止め付けてあれば取れるなどということはない。

これは新居を買った H へのささやかなプレゼント。



10.4.21

Decorative Plant Support Hoops

 同じ物ばかりを作り続けていると、次第に新しい物を作りたくなってくる。

だが、先日デザインしたものは、どちらも予想以上に手間隙かかり、数日間ひどい肩こりに悩まされる羽目になった。


縄編み模様は上になる部分のみを彫刻したが、交差する部分が多くて、彫刻するのも、またサンドペーパーで削るのもけっこう大変だった。(歳を取って根気が無くなってきたせいか...)



そこで、次は縄編み模様よりも楽なものにしようと、リボンが絡む模様をデザインしてみたのだが、上になる面だけを彫刻しただけでは不自然に思えたため、外縁にも彫刻を施すことになり、楽になった感が全く無くなってしまった。無垢の板と違って、合板は彫刻しづらく、途中で何度も嫌になった。

下と内側の淵はほとんど見えなくなるため、彫刻はせず、メタリック ワックスを薄く塗ってよしとした。



見栄えは悪くないが、まだ実際にプラントに合わせて見ていないので、どんな風に見えるのかいまいちわからない。





ブロンズも悪くないが、ローズ ゴールドがなかなかいい味を出している。





陽が短くなり、次第に肌寒くなってきた NZ 。

昨日 99 歳で逝去されたイギリスのプリンス フィリップの死を悼んでいるかのように、今日のオークランドは冷たい雨が降り続いている。



2.4.21

販売方法を模索中


これまでは同じペイントを二度重ね塗りするという方法を取っていたのだが、今回は、ペイント下地として水性プライマーを試してみた。

(左はプライマーを塗って乾かしただけの状態。右はサンドペーパーで表面を削ったもの。)

塗ると木の繊維が浮き出してくるのは、普通のペイントもプライマーも同じであるため、手間が省けるというわけではないが、次に塗るペイントの艶は、明らかに良くなった。



何れにしても、製品が出来上がるまでには結構な時間がかかり、材料費を差し引くと、NZ の新たな最低賃金(時給$20 = 約¥1,557)にはほど遠い収入にしかならない。

販売方法を変えなくてはダメかも知れないなと、最近考えるようになったが、はてさて、どんな方法があるのだろうか...




「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...