イスラム教徒でもなんでもないのに、時々思い出したようにイスラミック パターンで作品を作っている。
前回作ったランプは完全に『ステンドグラス屋』のランプで、おそらく木工に携わる人はこうは作らないだろうと思える作りだったが、今回作ったランプは、木工を少しかじった人が作りそうな組み立てになっていて、自分で言うのも何だが、少しは木工の技術が進歩したなと感じてもらえる作りになっている。
木枠の透かし彫り模様が命のランプであるが、それでも、やはり『ステンドグラス屋』として、ガラスの選択には細心の注意を払い、用意した装飾木枠の色柄にしっくりくるかどうかを熟慮し、光らせても光らせなくても違和感が無いようにと考える。
今回透かし彫り部分のバックに使ったガラスは、何故あんなに高価だったのかいまだにわからない磨りガラスで、中の電球がはっきりと見えないように考慮しての選択だったのだが、両サイド(四方)にはやや黄色みをおびた琥珀色の、凹凸のある透明ガラスを入れている。
チラッと見ただけだと、ただ透かし彫りを施したランプにしか見えないのだが、灯りを点して壁に映った光を見ると、注意深い人は「あれっ?」と思うことだろう。
このランプは上下の台が外れるようになっていて、下の台を外すと電球を交換でき、上の台を外すとガラスを交換できる仕組みになっている。
何故ガラスを交換するのに下を外すだけではダメなのか… それは、中に仕切り板を取り付けてあり、ガラスはその板の上に乗っている状態であるためで、その仕切り板はこのボックス型をしっかり固定しておくための支えとして機能しているのと同時に、電球の光りの漏れを少しだけ防いでもいるのである。
そのように、細部にこだわって作ったランプであるが、「完成度は?」と同居人に聞かれて、「60%かな」と答えた。あるいはそれ以下かもしれない。
まだまだ父親の技術の足下にも及ばないなと思った。
「もうちょっとだな」と言う父の声が聞こえるようだ。
前回作ったランプは完全に『ステンドグラス屋』のランプで、おそらく木工に携わる人はこうは作らないだろうと思える作りだったが、今回作ったランプは、木工を少しかじった人が作りそうな組み立てになっていて、自分で言うのも何だが、少しは木工の技術が進歩したなと感じてもらえる作りになっている。
木枠の透かし彫り模様が命のランプであるが、それでも、やはり『ステンドグラス屋』として、ガラスの選択には細心の注意を払い、用意した装飾木枠の色柄にしっくりくるかどうかを熟慮し、光らせても光らせなくても違和感が無いようにと考える。
今回透かし彫り部分のバックに使ったガラスは、何故あんなに高価だったのかいまだにわからない磨りガラスで、中の電球がはっきりと見えないように考慮しての選択だったのだが、両サイド(四方)にはやや黄色みをおびた琥珀色の、凹凸のある透明ガラスを入れている。
チラッと見ただけだと、ただ透かし彫りを施したランプにしか見えないのだが、灯りを点して壁に映った光を見ると、注意深い人は「あれっ?」と思うことだろう。
このランプは上下の台が外れるようになっていて、下の台を外すと電球を交換でき、上の台を外すとガラスを交換できる仕組みになっている。
何故ガラスを交換するのに下を外すだけではダメなのか… それは、中に仕切り板を取り付けてあり、ガラスはその板の上に乗っている状態であるためで、その仕切り板はこのボックス型をしっかり固定しておくための支えとして機能しているのと同時に、電球の光りの漏れを少しだけ防いでもいるのである。
そのように、細部にこだわって作ったランプであるが、「完成度は?」と同居人に聞かれて、「60%かな」と答えた。あるいはそれ以下かもしれない。
まだまだ父親の技術の足下にも及ばないなと思った。
「もうちょっとだな」と言う父の声が聞こえるようだ。
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