8.9.19

変化はいつも神無月に

Hと一緒に住むことに決めた H の BF (R) の借家探しは、昨夜ようやく一段落付いた。

これまで R はオークランドから車で1時間半ほど離れた Hamilton という地域に住んでいたのだが、一緒に住むのはオークランドの方がいいと考えたようで、先週末からいくつか物件を見て回っていたのだが、まだ Hamilton 方面の仕事をしている彼は、午前中仕事をして午後オークランドに来て物件を見、またHamiltonに戻って仕事をするという、超過酷なスケジュールで、側で見ていても身体が大丈夫だろうかと心配になるほどであった。

オークランドの家の価格は非常に高く、借家も然りである。
治安の悪くなさそうな地域で 2 ベッドルームの借家を借りようと思ったら、安くても月に15万円ほどもかかるのだ。それに光熱費、水道代、インターネット使用料、食費が更にかかってくるため、若いカップルは当然のことながら共働きをしなければ生活して行けない。

私が若い頃は(もちろん日本での話だが)、借家の価格は月に2万5千円〜3万5千円ほどが相場だったが、ここオークランドでは、その金額ではたったの1週間の家賃にしかならず、しかも、治安のよろしくない地域の価格という厳しい状況だ。

何故こんなにも家の価格が度を越して高いのだろうか?決して給料が高いというわけではないのに、食費も、光熱費も、水道代も、日本よりも高いんじゃないかと思えるほどで、これでは所帯を持って子供を育ててと考えるだけで気が重くなるのも当然だ。

H 達が見て回った賃貸物件の内、家賃の比較的に安かったものは、一目見ただけでうんざりするような汚さで、地域的にも不安要素がかなり大きかったらしく、「もう安い物件は見る気にならない」と、二人ともかなり疲れ果てた様子だった。

昨夕、H 達が候補の家をもう一度見に行ってから正式に決めることにするというので、私も一緒に連れて行ってもらった。

セキュリティ面では他の物件よりも問題は少なそうで、バス停はすぐ目の前に位置し、スーパーマーケット、薬局、郵便局等の入ったショッピング センターも近く、美味しいチャイニーズ テイクアウェイの店も徒歩で2分ほどの所にあり、住むのにはいい場所に思える。

もちろん、家賃は安いに越したことはないが、結局、見に行った内で最も高額だった物件を借りることに決めたのは、安全性を最優先した結果だろうというのがよくわかった。

ただ、裏口が完全に誰の目にもつかないような場所に位置していることに加え、裏に駐車スペースが十二分にあるため、侵入者が裏から忍び込んだら、誰にも気付かれないまま金目の物を簡単に盗み出すことができるだろう。
私のようにほぼ毎日家に居るのではない限り、複数のセキュリティ カメラの設置は必須だ。


H 達がそこに入居する日は10月1日...
その日から我が家は 2人きりの生活となる。

我が家は、何故こうも10月に縁があるのだろうか...


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