3.4.24

NZ 老齢年金額支給 増額

 今年も年金支給額が増額となった。


支給額は独身で一人暮らし、独身で 18 歳以上の同居人がいる、受給資格有りのパートナーと同居している、受給資格無しのパートナーと同居している等の分類はあるものの、年齢には関係なく、65 歳以上であれば、それぞれの分類において一律に支払われることになる。

私の場合、これまでは日本円にして月 15 万円強だった支給額が、この 4 月から 17 万円強となった。もちろん、日本年金機構から支給される額を、変更がある都度申告しているので、その額が NZ ドルに変換されて差し引かれることになるわけだが、(為替レートの関係で若干差は出てくるものの)日本の年金と NZ の年金を合算して、概ね NZ の固定支給額である月 17 万円強は支給されるということで、日本に住み続けていたら『到底生活できないレベルの年金』しか受け取ることができなかったことを考えると、非常に有り難いことだと感謝せざるを得ない。

昨年末の選挙で政権が変わったことが影響しているのかどうかはわからないが、年金受給資格に合致しているかどうかを判断する基準は、今年 7 月 1 日から改定されるとのこと。
既に年金受給資格がある者には適用されないので、私には関係のないことだが、今後、年々規約は厳しいものになっていくことは十分予想される。


永住権申請などに関してもそうだが、ほぼ全ての申請に関して、審査が厳しいものとなって来ているのは間違いない。
私の知る中東系の知人などがここ NZ に来た遥か昔には、最初に降り立ったイミグレで「永住権要る?」と聞かれ、何の制約もなく永住権を発行してもらえたらしく、私が申請した時に課されていた英語の試験 IELTS やら、膨大な申請資料やらを目にして、「自分が今申請したら絶対に永住権は取れなかったな」と笑っていたのを、今でもよく覚えている。
今現在は更に永住権が取り辛くなっているに違いない。


将来日本を離れどこか他の国で生活しようと考えている人は、何処の国においても、おそらくこの先、永住権取得は年を追うごとに難関となって行くと考えていた方がいいだろう。


だがしかし、この世は全て自分の予見した通りに物事が動くわけではなく、運命を決めるのは自分自身ではないことを、覚悟しておいた方がいい。
私はそれを痛いほどよく知っている。






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