22.5.17

poor woman's bathroom cabinet 完成

プラント置き場兼バスルーム キャビネットがようやく完成した。


このヒンジは扉に取り付けたのだが、ネジの頭がプレートの高さと同じレベルになるように作られていなかったため、ヒンジのプレートをしっかりと収めるための溝は若干深めにする必要があった。


少し削っては扉を取り付けて確認し、取り外してまた少々削り… 、扉の板がピッタリと納まるまで、何度もそれを繰り返した。
安いヒンジは取り付ける際に面倒になることがよ〜くわかった。


把手を付けるための穴は電動ドリルであけたが、カウンターシンクのビットが鈍らになっているのか、電動ドリルを使うとほとんど削れない上にひどく焦げ痕が付いてしまったため、ハンド ドリルに切り替えて作業しなければならなかった。
ハンド ドリルは木の粉が舞い上がらないので、目が痛くならずに済むという利点がある。(私はコンタクトレンズを装着しているため、小さな粉が舞い散るような電動工具をゴーグル無しで使うと悲惨な結果となってしまうのだ。ねじ釘やボルトを挿す穴を開ける都度一々ゴーグルを着けなくてはならないというのは面倒この上ない)


そのようにして組み立て上がったキャビネットは、ペイントするために把手やらヒンジを一旦外し、最初のペイントの後サンディング、そして次のコートを施し、ヒンジと把手をしっかりと取り付けて完成となった。


アトリエから運び出すのはいつも同居人Tの仕事…

据え付けたキャビネットにお気に入りのプラントを飾ったのは同居人H。

一番上の引き出しの隙間が調整しているうちに若干広くなってしまったのが気になるところだが、まぁいいか… 合板だしな… と自分を甘やかしてしまったため、自己評価は 40点。

これが50代最後の仕事となった。

あぁ、もう還暦だ…


同居人Tに、「私が死んだ後、こんな木工品しか残っていないっていうのは、何かみすぼらしいね」と笑ったら、Tは、「立派なステンドグラスの作品があるから大丈夫」と慰めてくれた。
「あぁ、そうだ、それがあったんだ」と、ステンドグラスのことなどすっかり忘れていた私は、胸を張れる(恥ずかしくない)仕事をしていたことを思い出し、安堵した。



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