13.2.19

刃物&ガラス取り扱い経験者の失敗

久しぶりに包丁で怪我をした。

冷凍ハッシュブラウンが張り付いて剥がれず、包丁を刺して剥がそうとしたのだが、横着をしてハッシュブラウンを左手に持ったまま包丁を刺し、勢いよく滑って入っていってしまった先が左手中指だったというわけだ。

包丁はいつもよく研いであるため、想像以上に指に深く入り、パックリと開いた傷口から瞬時に血が溢れ出した。

げげっと思ったが、パニックになることはない。
長年ガラスを扱う仕事をしてきたので、手(指)を切ることはどうしても避けられず、木工においても、ガラスの仕事ほどではないが、やはり手に傷を負うことは想定内という環境が、血を見ることに対して鈍感になっている要因だろうと思う人も少なくないだろうが、若かりし頃働いていた総合病院でも、大量出血した患者が緊急で運ばれて来るのを幾度となく目にする機会があり、その当時も血を見ることが別段怖いと思ったことはなかったので、多分、そのように生まれついているのだろう。


まず、血の滴る指を流水で洗い、近くにあったキッチンペーパーで傷口を押さえ、みるみるうちに血で染まってしまうペーパーを何度か取り替えつつ、バンドエイドのパッド部分に馬油を塗り、それでとりあえず傷口を塞いだ。
料理を続けなければならなかったので、バンドエイドを二重にしたが、それでも血が染み出してきたため、ポリエチレンラップで指を包み、セロテープで少しきつめに留めておいた。

20分ほどして、真っ赤になってしまっていたバンドエイドを新しいものに交換しようと外してみると、もう傷口は塞がり、出血も治っていた。

我ながら、回復の早さに驚いた。

すぐに、切った痛みも、ジンジンとする感覚も全く無くなり、指先の感覚にも変化が無かったので、大事に至らずに済んで良かったとほっとした。





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