2.2.19

深夜2時半の夕食 & T オークランド帰国

同居人Hの働く広告代理店には残業手当てなどというものは無く、職員を無報酬で深夜まで働かせることに何ら罪悪感を抱くことも無い。

Tがその会社に居た頃、Tの部署のボス(サウス アフリカ出身)はよく出来た人だったため、部下に残業させることは極力避け、どうしても片付けなければならないものはボス自身が一人残って働き、部下を深夜まで働かせることなど皆無だったが、Hの部署では超段取りの悪い上の連中がどんどん仕事を遅くし、ギリギリになって納期に間に合わせるようにとスタッフを扱き使うのが通例となっていて、いつまで経ってもその悪習慣を改善しようとしない。いや、頭が悪くて『考えられない』のだろうと思えて仕方がない。

数日前にも深夜2時過ぎの帰宅となったHは、帰ってから私が用意しておいた夕食の鶏の唐揚げ(正確には竜田揚げ)を温め直して食べていた。



「今年中には他の会社に移りたい」
そう漏らしていたHの希望が叶うといいなと、願うばかりである。



約4週間に渡って日本を満喫したTは、昨日無事オークランドに戻って来た。
成田を夜9時近くに出発する便だったため、乗り込んで少ししたら通常の睡眠時間となり、時差ボケもほとんどなく済んだのは幸いだったが、約1ヶ月に渡る旅行の疲れの上に、10時間近くのフライトというのはやはり身体にはきつく、家に着いてしばらくすると、どっと疲れが出てきたようだった。

ここからオークランド国際空港までは車で20〜25分なため、私は車で迎えに行った。
高速道路は予想以上に空いていて、高速が不慣れな私でも何の問題もなく到着できたのだが、年老いた私の運転を案じて、Hが仕事を休んで一緒に行ってくれたため、気分的にとても楽で、気を使ってくれたことを本当にありがたく思った。


何はともあれ、Tが元気にオークランドに戻り、私たちはまた通常の生活に戻った。

今日は、Tが買ってきてくれた新しい MacBook Pro を使ってこの投稿を書いている。
格段に進歩した MacBook Pro は、信じられないほど使い勝手が良く、容量も大きいため、これまでの大量のデータを全て移し終えた後、何のストレスもなく使えている。

タッチIDはすこぶる便利で、動画の停止、再生もタッチ バーをタッチするだけ。一々カーソルを動かす必要がない。
また、開いているアプリケーションに応じた便利機能がそこに現れ(emailを開けばそれに必要な機能が出て来る等々)、タッチするだけで用が足せることが多くなったため、トラックパッドを使用する回数がかなり減った。至れり尽くせりのパソコンである。

言うまでもなく、セットアップは全てTにお任せ。私は教えられた通りに使うだけ...

我が家の住人たちは私を除いてパソコンに強い者ばかりなので、私はずっと楽をしたまま人生を終えるに違いない。
ありがたいことだ。





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