21.10.16

Ghostwriter

せっかく日本に来ているのだから歯医者に行っておきましょうと、同居人Hは本籍地の市役所に出向いた。

市役所に足を踏み入れ、はてさて、何処に行ったらいいものか、さっぱりわからず…

LINEで私に聞いて来る。

「何処に行ったらいいの?」

「市民課」と答えると、そんな課は無いと返事が帰って来た。

それじゃ、インフォメーションのブースに居るおばちゃんに、戸籍謄本を取りに来たのですが、何処に行ったらいいですかって聞いてみるといいよと伝え、その通りに聞いて、『戸籍住民課』にたどり着いた。

たどり着いたのはいいのだが、何をどうしたらいいのか全くわからないHは、『戸籍証明等交付請求について』と書かれた紙の写真を撮り、「一番上のもらえばいい?」と写真付きで聞いてきた。

そこの窓口の職員に、海外から転入して○○区に住民票を移したいのですが、何が必要ですか?と聞いてみるように言うと、交付申請用紙に丸印で記入する箇所を指示してくれたらしく、今度はその紙の写真を撮って送って来た。

「本籍なに?」「読めなーい」

この子、私が居なかったらさぞかし困ったことだろう。

戸籍筆頭者の欄に自分の名前を書くところだったと、冷や汗もののHは、私が書いて送った通りに記入して行き、私が言った通りに職員に質問し、無事交付を受けられたようで、ホッとしていた。

日本に居た期間よりもNZで生活している期間の方が長くなってしまったHにとっては、全く初めての経験なので無理はない。

「窓口のおっさんがいい人だった」「ニュージーランドかぁ、ご苦労様だって」と、生まれて初めての役所での申請を無事成し遂げ :) 、市内を散策してからお寿司を食べに行ったようだ。


アトリエでは、ようやくベンチ兼下駄箱の本組み立てに入った。


一度に全てを組み立てず、パーツ事に分けて組み立てた方が楽かなと、グルーの乾くのをのんびり待ちながらの作業だ。(乾かしている間に他のことをしているので、休んでいるわけではないのだが、このベンチ作りの作業自体は超のんびり)


4本の足の底面は、初めて父の面取り用鉋を使い、角を45度に削ってみた。
この特殊鉋は思ったより使い易く、削り幅を調節するのも簡単だった。


棚板は安い Selex laminated pine panel を使用した。継ぎ目がみすぼらしいものの、ステインで色を付けてしまえばそんなに目立たないか… そんなに立派な作りでもないしな… と、作っていて思った。(合板を使うよりは少しマシかなという程度)


天板を取り付け、支えるための補強板は、マイター シューティング ボードを使って2辺を正確に45度に削った。

これを取り付けるのにはネジ釘を使うことになるので、他にいい方法が無いのかなとずっと考えていたのだが、まだ木工の知識も経験も不足している私には、今のところこの程度のことしかできず、この点も少々残念ではある。

この後の作業は、はみ出たグルーを丁寧に取り除き、既に用意してある厚い天板の面取りをした後、天板を取り付ける前に、ステインで天板と本体を着色。

またペインティングとサンディングの繰り返しの日々がやって来る。


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