4.4.19

Making A Centre Console

同居人HのBFがかったミツビシ コルトにはセンター コンソールが付いておらず、少々不便なので、作ってもらうことはできるかと、彼が聞いてきた。

お安い御用だと引き受け、二人して駐車場に降りて行き、サイズを測りながらデザインを考えていた。

分野は違えども、几帳面な職人同士の計測はやはり細かく、何もリクエストしなくともきちんとポイントを押さえて測ってくれている彼との会話は至ってスムーズで、何のストレスも感じることなく計測は終了。

何をどうしたらいいのか全く分からない相手に、事細かく説明しながら仕事をせざるを得なかった経験のある私にとっては、『説明しなくてもいい』というのは本当にありがたいことで、更には、丹精込めてせっかく作った物の出来を、正当に評価してもらえるに違いないという確信も生まれ、Hがそういう相手に巡り合ってくれたことを非常に嬉しく思った。(世の中には、手作り品にどれだけの手間暇がかかっているかを想像することすらできない輩がいる。『丁寧に作られた手作り品を安っぽい既製品の価格と比べて値踏みする』という行為が物語るように、その人々にとっては、"全てが大量生産品と同等の価値" でしかないのだ。そして、そのような輩の無礼な言動が職人魂を著しく傷付けることにも甚だ無頓着だ。嘆かわしいことよ。)


はてさて、特注のセンター コンソールを、いかに機能的に作ろうか...

先週末にはボックスの外側に貼るカーペットとヒンジ、マグネット等が届けられた。

BF R と共に、(ボックスを置く部分の傾斜を測るために私が作っておいた)カードボード製 即席マーキング ゲージを引っ提げ、ほぼ合っているだろうパターンを作ることに成功したことを、R は「こんなにしっかりと測れるなんて考えてもいなかった」と、とても喜んでくれていた。



H と R が "キッズ ムービー" 😁 を観に行くと出かけている間に、私は手近にあった段ボールを貼り合わせて、コンソールボックスのモックアップを作っておいた。


もちろん、段ボール紙なので、曲がらない板で作った物とはフィット感がまるで違うが、おおよその感じはつかめ、高さも確認できたのは何よりだった。
要望は真四角なものだったが、前側と後ろ側では幅が若干違ったため、tapered 型のモックアップを作った。R はこれで気に入っていたのだが、私は前面の真四角なのが気になって仕方がなく、少し傾斜をつけ、前に向かって若干弧を描く形にした方がしっくりくるように思うので、形を修正してもよいかと、再度確認...
実際の作業にかかる時間よりも、デザイニングの方がよほど時間がかかるように思えるほどだ。

段ボールのモックアップを眺め、どの位置にヒンジを取り付け、どの位置にカップホルダーを付け、どの高さに着脱式のトレーを設置したらいいだろうかと、バランスを考え、蓋をカーブさせたものにクッションを貼らないとならないが、それを最も綺麗に仕上げるにはどのようにしたらいいのかと、目を閉じていくつかの方法を思い描いてみたりしている。

箱の製作自体は経験があるのでそんなに大変ではないが、upholstery(椅子の座面張り)に関しては、経験はあるものの、椅子の座面と『蓋』では少々作り方を変えないとならない。どういう風に作ったらいいのか、考えあぐねているところだ。

まぁ、とりあえず箱部分だけ作り始めるとしようか... と、昨日使用することに決めた板を買いに行ったところ、あいにく板をカットする機械が故障しているとかで、120cm x 120cm の幅広の板を半分にしてもらって買って帰るつもりが、空振りに終わった。(120cm 幅ではステーションワゴンにギリギリ入らない)何日間故障したままなのかわからないので、違う店に行かないとならないだろう。

このようにして、どんどん作業が遅れていく。


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