26.10.19

風邪引きHのお見舞い

H は引っ越し & 新生活の疲れが出たのか、一昨日から風邪を引き仕事を休んでいると連絡が来たため、昨日、買い物がてら様子を見に行った。

中国系のスーパーマーケットに着くと、ウィークデーの昼前なのに、大量の中国人がその店に買い物に来ていて、店の中も外も人でごった返していた。しかも、何故だか "My ショッピングカート"を引っ張って、歩いて買い物に来ている年配客が凄まじく多く、駐車場はさほど混雑はしていないという、不思議な光景だった。(近くに中国人専用のリタイアメント ホームでもあるのだろうか?)

今日は何かあるのか?という疑問が、買い物の間中ずっと頭の中を駆け巡っていたが、忙しそうにしているレジのおばちゃんには聞くことができず、わからないまま帰って来た。


あまりに人が多いので、そそくさと買い物を済ませ、通り道にある Mitre 10 Mega に寄って、プラスター ボード(壁)の修理に使う為のメッシュのテープを買い、チープ グッズを売る店で使い捨て手袋を買いなどしてから、H たちの新居に向かった。




建物の裏にある駐車場に車を停めると、H が裏口から出て来て出迎えてくれた。

家から持っていった(前日夕方に焼いた)チョコチップ入りドーナッツと、その日の朝、 T の朝食用に焼いたヨーグルト入りスコーンを二つずつ持って行ったのだが、お腹を空かせていた二人は、どちらもすごく美味しいと喜んで食べてくれていた。

特に 二人ともスコーンがたいそう気に入ったようで、作るのは超簡単だよと言うと、H は今度自分の家で焼くことにすると言ってレシピを探していた。

私は中国系スーパーマーケットで買って来たばかりの冷凍讃岐うどんで H の大好物のうどんを作ってあげ、R が午後1時頃仕事から帰ってから3人で一緒に食べた。
コーヒーを入れてもらって少しゆっくりした後、家から持って行ったペイントで、玄関と裏口の剥がれたペイント部分をタッチアップし、少しだけ見栄えを良くして帰って来た。

帰る途中でもう一軒スーパーマーケットに寄り、日用雑貨やらハム、ソーセージ、牛乳などを買い、家に戻り、直ぐに夕食の支度...

夜になって、何十年か前に買った料理本に載っているスコーンの作り方を、写真に撮って H に送った。日本に居た時、週末によくこのスコーンを作ったものだ。




珍しく長時間外出し、少し疲れた一日だった。


21.10.19

偽組子再び

暖かくなって来たオークランド。

10月13日 には概ねこんな ↓ だった裏庭のリンゴの蕾が、


一昨日(10月19日)見ると驚くほど膨らんでいて、既に沢山花が咲いているところもあった。




リンゴの花は可憐で美しく、ケバケバしくない華やかさが庭を明るくしてくれている。


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少し前からスクロールソーの調子がよろしくなく、使用不可となっていた。

以前にも一度同じような状態になったことがあるのだが、ブレード テンション レバーが緩くなり過ぎて、ブレードをピンと張ることが全く敵わず、板をカットすることができなくなっていたのだ。

また以前と同じように、このスクロールソーを購入した店に行き、交換部品を買って来て付け替えなければならないのか...と、しばらく考えていたのだが、少々遠いため、一人で車を運転して行くのをためらっているうちに、ふと、ダメ元でアルコールを吹き付けて拭いてみようかなと思い立ち、isopropyl alcohol をシュシュっと吹き、キッチンペーパーで汚れを拭き取ってみたところ、すぐさまテンションレバーは何の問題も無い状態に戻った。


レバーが滑っていたのは、オイルが付着したのか、ダストが付きすぎたのかよくわからなかったが、とにかくスクロールソーは正常に使えるようになったため、数日前から、H のためにと、私のお気に入りの組子模様で鍋敷きを作っていた。(一つは H の BF のお母さんへのプレゼント用)


透し彫りをしている途中、ブレードの在庫が少なくなっていることに気付き、忘れないうちにと、作業を中断して、直ぐにアメリカに注文を入れたり、裏庭の雑草が生い茂って来たのが気になって草取りを優先したりしていたため、二つ切り終えるのに何日かかかってしまった。

そして、透し彫り部分のシャープな角を滑らかに削り落とす手作業にグッタリ疲れ、よくこんな面倒臭いことを長い間して来たものだと、我ながら驚いた。

(向かって左がMacrokarpa、右がNZ Rimu)

昨日ようやく一度目のオイル コーティングをし終え、乾かしているところである。

オイルは Tung Oil を使ったが、買って来たままでは濃過ぎ、塗った後拭き取りが充分でない部分があると染み込んだオイルがまだらに薄汚くなってしまい、修正がきかなくなるため、ペイント薄め液で薄めてから塗った。



薄めのオイル コーティングを少なくとも 3 回ほど施せば、けっこう長い間綺麗なまま使えるだろう。

木製品なので、時々はビーズワックス等でケアする必要が出てくるが、うっかり者の BF (外で電子レンジをクリーニングしている時に、誤ってコンクリートの階段上からレンジを転がり落とし、再起不能にしてしまったり、ダイニングテーブル購入後直ぐに天板に数カ所ダメージを作ってしまったりした人)が少々雑に扱っても、まぁ壊れる心配は無いだろう... と期待しているが、私の予想をはるかに超えたうっかり者だったら、この鍋敷きの行く末もわからない...

ちなみに、ダイニングテーブルの修復は多分私の仕事だろうと思われる...


16.10.19

OLIVANI を使った諄くないマドレーヌ

我が家のマドレーヌは少しだけヘルシーで、バターの代わりに OLIVANI を使うのが常になっている。



少し前、USA PAN のマドレーヌ型を手に入れ、一度に16個のシェル型マドレーヌを焼けるようになった私は、初めて薄力粉 100g、バター 100g、砂糖 100g ベーキング パウダー 小匙 1 、卵 2個 の"王道" レシピで作ってみたのだが、予想以上にオイリーで、なおかつ甘過ぎて胃がもたれたため、今日はまた元に戻って、薄力粉 100g、オリバーニ 100g、砂糖 80g、卵 2個、ベーキングパウダー 小匙 1/4 ほど+バニラエッセンス 少々で作ることにした。




我が家のオーブンは年代物で、設定温度まで温めるのに非常に時間がかかる上、庫内の温度にムラがあり、焼き上がりを見ると、中央〜手前の色が薄いままなのに奥の方は既に焦げ目が付いているといった具合で、均一に仕上がった試しがない。
色の薄い部分もしっかり中まで火が通っているので、見た目を気にしなければ問題無いと言えるのだろうが、薄っすら焼き色のついたものの方が美味しく見えるような気がするのは私だけだろうか?少々納得のいかない出来上がりである。



まぁ、それでも、そこいらのケーキ屋で売っているボッタクリのマドレーヌ(4個でNZ$ 9.50 = 約 650円)を買うことを思えば、許せる範囲である。

このマドレーヌ、ミルクで煮るとさらに美味しいと、ある本に書かれていたが、未だ試したことはない。


14.10.19

小豆 1kg NZ$ 6.32

最近は、車で20分ほど離れた所にある中国系スーパーマーケットによく行くようになった。
そこは比較的新しくできた店で、商品数が多く、野菜等も種類が豊富で新鮮。卵も回転が良いため新鮮で、普通のスーパーマーケットで買うよりも断然安く、何より嬉しいのは薄切り肉やら美味しい冷凍の餃子/焼売等々を売っていたりすることだ。

開店早々から人気があり、週末になると広い駐車場が車で埋め尽くされ、店の中は客でごった返した状態になってしまうため、ウィークデーに行くに限ると、今日は雨の中一人で買い物に出かけた。

ウィークデーであれば、トローリーを不便なく使え、30個入りの卵(ラップ無し)も一人で買って帰ることができる。

今日は、忘れずに小豆を買ってきた。1kg入りで日本円にしておよそ¥434ほど... やはり安い。



ざっと日本の価格を調べてみると、現時点で1kg ¥801というのが最も安いものだった。それと比べたら破格値だ。品質云々はわからないので、比較できないと言われればそれまでだが、私にとってはそんなもので十分だ。


普通のスーパーマーケットで買い物をすると、ろくなものを買っていないのに一回の買い物で NZ$300 越えはザラだが、中国系のスーパーマーケットでは同じくらい買っても$200 行ったことがない。

日用雑貨の品揃えは良くないので、それらを買うために普通のスーパーマーケットに行かなければならなくなる時が出てくるのが難点だが、普段の買い物は中国系スーパーマーケットだけで充分だ。



買ってきた小豆は圧力鍋で茹でた。


とりあえず 300g を、アク取りのため一度茹でこぼした後、糖分を加えずに 5 カップの水で茹でておき、茹で上がった半分に砂糖と塩、醤油少々を加えて鯛焼き用の餡を作り、残りは冷凍保存しておくことにした。

砂糖を加えていないゆで小豆は、バニラアイスクリームに入れて食べたりするのにちょうど良い。(アイスクリーム自体が甘いので、無糖のゆで小豆で十分だ)




11.10.19

『おままごと』のようだな...

夕食を準備しながら思った。
二人分の食事の支度はおままごとのようだなと...

何を作るのにも、これまでの約半分の量になった。
これじゃ少なすぎるかな?と思いながら茹でたマカロニの量はまだ多過ぎて、マカロニサラダは半分近く残った。
青椒肉絲に使用した肉は、これまでは1パック全部使っていたものを半パックにしてみたが、それでも多かった。(これも残った)

最近よく作るようになった General TSO's Chicken も、やはり作り過ぎて残り、私のランチは前日の残り物ばかりになった。

料理にかかる時間は遥かに短くなっている。
献立は同じでも、量が違えば、食材を切る時間も、煮たり、揚げたり、茹でたりする時間も短くて済むからだ。

『楽になった』
一人減っただけでそう感じるようになった私は、この先 4 人以上の食事を用意しなければならなくなった時に、かなりなストレスを感じるに違いない。

実際、大人数の料理を一人で用意しなければならなかった時には、苛つくほど時間がかかり、揚げ物も最後を揚げ終わる頃には最初のものは既に冷えかかっている(或いは冷えてしまっている)という状態で、熱々を美味しい内に食べることができず、せっかく時間をかけて作っても美味しく感じないことに腹立ちを覚えたものだ。

「大人数で食卓を囲めば、料理が更に美味しくなる」と言う人がいるが、それは雰囲気だけの問題で、食べ頃を外した料理は、本来の美味しさを著しく損なっていることに間違いはないだろう。

何はともあれ、料理が苦痛でなくなったことはありがたいことだ。

食材の減るスピードも遅くなり、買い物に行く回数も減って、当然のことながら出費も減る...

H が居なくなって寂しくなったが、T と二人きりの生活はこの先もっともっと楽になるに違いない。



9.10.19

リンゴ酢 その後のその後...

マヌカ ハニー入りリンゴ酢をしばらく続けて飲んでみたものの、次第に飲んだ直後から胃痛に悩まされるようになってしまったため、やむなく服用を中止した。

リンゴ酢を飲むのを止めると、直ぐに胃の調子は戻り、快適な毎日を送れるようになってホッとした。私には合っていなかったということなのだろう。


今日はよく晴れた一日だった。
H が14年余り住み続けた部屋にはミシンと洋裁関係の道具を運び入れ、ストレージの中に大きく空いていた穴はプラスター リペア キット+コンパウンドを使って修理し、壁はカビ取り剤で拭いておいた。







今度晴れたら、コンパウンドを削って均し、壁との境目をなくした後、バスルームをペイントした際に余ったペイントで塗ることにしよう。



午後になって庭の草むしりをしていたのだが、いつの間にかあちらこちらに立派な株を作っていたイタリアンパセリがどれもみごとに大きくなっていて、増え広がると庭中イタリアンパセリで埋め尽くされてしまうことになるため、勿体無いなと思いつつも、何株か抜いておいた。

今日の予想最高気温は 21℃ と出ていたが、家の中は 23℃ もあった。
日の出は 6:43、日の入りは 19:29 となっていた。


5.10.19

H が巣立った翌日

家の中から数多のプラント類が消え、バスルームを占領していた数え切れないほどの化粧品類が消え、下駄箱が一つ消えた。

ベッドや箪笥や衣装類が運び出された H の部屋を掃除し始めたが、ガランとした部屋はこんなにも広々として見えるものなんだと、しばし、ぼうっと部屋の中を眺めていた。


昨夜は一度もトイレに起きなかった。少しだけ引っ越しを手伝ったせいで疲れていたのだろうか... それとも、もうこの先 H の BF がこの家に泊まりに来ることはないという安堵感が、内在していたストレスを和らげたせいだろうか...

兎にも角にも、私と T は静かで穏やかな日常を取り戻した。

H たちは今日、オークションで落札したダイニング テーブル & 椅子を引き取りに行ったようで、とても気に入っている様子が短いメッセージから伝わって来た。
ハワイを思い出させるようなデザインの椅子で、H がどうしても手に入れたいと一目惚れしたダイニング セットだった。


T は休日の今日も仕事で出かけて行き、夜 9 時を回ってようやく帰って来た。
そんな時間まで一人で過ごすのは久しぶりだ。
物音がしない家の中で、昔からの知り合いがくれた eメールに返事を書いていた。彼女は私とは凡そ違い、非常に活動的な人であったが、ここ数年彼女を取り巻く状況が想像を絶するほど過酷になり、全てをほとんど自分一人で担わなければならないというストレスから病気を発症し、自身も病院に通いながら、それでも抱え切れないほどの重荷を背負い、必死で家族を支えようと孤軍奮闘し続けている。
彼女の頑張りには本当に頭が下がる。私はただただ、彼女が一日も早く楽に過ごせるようになって欲しいと願うことしかできない。




これからどんどん陽が長くなる。とは言っても、夜アトリエで音の出る木工を行うのは隣人には甚だ迷惑な話であるので、このガランとした H の部屋にミシンを移動して、静かに縫い物でもするとしようか...

とりあえず、ボロボロになった作業用エプロンの替えでも作ろうか...
アームカバーも作り替えなければ...


2.10.19

配達員の教育ができていないPBT(クーリエ)

「頼むからPBTで荷物を送らないで!!」


オーストラリアに発注した荷物が2週間経っても届かず、挙げ句の果てに 'Please contact PBT to confirm delivery details' などというふざけたメッセージがトラッキング画面に現れた。(トラッキング画面を開かなかったら、知らないままずっと待ちぼうけを食わされるのだろうか?)


9月30日にはクーリエが配達に向かっていることになっているが、一日中家に居たのにPBTは来ず、家に設置してあるセキュリティカメラにも影すら映っていなかった。

仕方がないのでPBTのカスタマーサービスに苦情のeメールを送ったところ、トラッキングの履歴を確認した担当者は、「再配達には2日かかります。ご不便をおかけして申し訳ありません」という返事をよこした。

再配達じゃないだろ!

私には、カスタマーサービスがこの配達員のトリックにまんまと引っ掛かったように思えた。
例え荷物を配達に行っていなくても、デリバリー ディテイルをPBTに連絡するようにという項目を追記しておけば、配達に行ったように見える...
この配達員はよくこの手を使うことを私は感づいていたので、カスタマーサービスに再度eメールを送り、「あなたが間違って解釈したように、配達履歴を見ると、あたかも一度配達に来ていて、不在だったために再配達の指示をしてくるよう連絡をしておいたかのように見えるが、この配達員はこの荷物を一度も配達に来てはいない。私はずっと家に居たし、家に設置してあるセキュリティカメラを度々チェックしていたが、PBTのバンや配達員は全く映っていなかった。仕事をしていないのに、している振りをしているというのは、お客にとっては甚だ迷惑な話だ。このような不誠実な行為によってあなたの会社の評判が著しく落ちないよう、もっとしっかりと配達員を監督する必要があると私は思う。」と伝えておいた。
その日、夕方5時を回ってもまだ配達に来なかったため、「今日も荷物は届いていない」と付け加えると、「意見を聞かせてくれてありがとう。デリバリー マネージャーに今回の件を伝えておきます。荷物ですが、まだ一日が終わってはいないので、もう少し待ってみてください」と返事が来た。
荷物は、それから約1時間後にようやく届いた。PBTのバンでは無く、自家用車に乗って、普段着で配達に来たところを見ると、おそらく、私の苦情eメールを読んだデリバリー マネージャーからきつく御達しがあったのだろうとうかがえた。


我が家の住人が家に戻り、その話をすると、口を揃えて「ホント、イイカゲンで腹が立つよね」と呆れ果てていた。

本当に呆れるほどどうしようもなく狡い輩がいるものである。
だが、遅かれ早かれ、その狡さが自分の首を絞めることになると知る時が来るのだ。


人は自分のまいているもの、それをまた刈り取ることになるのです。(ガラテア 6:7)



「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...