3.1.21

新年の餅作り 2021

家で簡単に(フード プロセッサーとマイクロウェーブを使って)餅が作れるようになってからというもの、毎年、元旦の朝は餅作りから始まるようになっている。

全くもって諸行事に疎い私が、真夏なのにも関わらず NZ でお雑煮を食べ続けるのは、私が『臼屋の娘』だったからに他ならない。祖父と父が臼を掘る作業を見て育ったのだ。

元旦はお雑煮、二日には醤油をつけてこんがり焼いたものに海苔を巻いて、 T と二人で食べた。(私が居なくなってしまったら、T は一人で餅を作ったりすることはないだろうな... などと、未来のことをぼうっと考えながら)

別にお正月を祝うわけでもないが、NZ のショボ過ぎるスカイタワーからチョロっと出る程度の、たった 5分の "お庭の打ち上げ花火" もどきを苦笑いしながら観、「このご時世でやったのか?!」と目を丸くしながら、シドニーの新年の派手な打ち上げ花火もインターネットを介して観たりはし、遠く離れた家族には『明けましておめでとう』と前置きした上で、元気でいるかとメッセージを送って確かめたりもした。



大晦日からパートナーとキャンプに出掛けた H が今日帰ってくるというので、一臼ならぬ一タッパーウェア分の餅を作っておいた。

厳密な計量など要らず、一晩水に漬けておいた餅米の水気を切り、フード プロセッサーで粉砕し、そこに少しずつ水を加えながら、かた過ぎずゆる過ぎず、トロトロな状態になるまで攪拌し、それを耐熱容器に入れて 1分加熱しては取り出し、熱の入り方が均等になるように混ぜ、また 1分加熱しては混ぜを何度か繰り返す。
全体がプクーっと膨れ、見るからに餅状になったら出来上がりだ。


出来上がった餅はすぐにオーブン ペーパーの上に広げ、上にオーブン ペーパーをかぶせて、麵棒でやや厚めに伸す。この時点で片栗粉などをまぶす必要はないのだが、熱が取れ、固くなりすぎないうちに切る際には、片栗粉を打った方が切りやすい。

                                                                                                                                                                           

さて、2021年にはどんなサプライズが待ち受けているのだろう...

日本に居る母ももう歳が多くなっているので、何をおいても、コロナが一刻も早く収束して、安心して海外に行き来できる状態になって欲しいと願うばかりである。


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