9.11.15

後部ドアパネル内張作り

父親が眠るように息を引き取る瞬間の夢を見た。

現実の世界では、私は父の緊急入院の知らせを受けて急きょ日本に帰り、病院に直行したまま数日間看病を続けた挙げ句に、院内でインフルエンザに感染してしまい、父が亡くなる前日にダウンしてしまったため、父の最期を看取ることができなかったのだ。

今年2月始めに亡くなった父の夢を何度も何度も見るのは、最期まで付き添っていてあげられなかったという無念さと申し訳ない気持ちとがずっと心にひっかかっているためかも知れない。


さて、今日の任務はフォード エスコートの後部ドアパネルの内張作り。



ファブリックが張ってある外側はとてもきれいだったので、内側がこんなにボロボロだとは想像もしていなかった。

このパネルの型を取り、買って来た合板に写し取り、周囲をスクロールソーで四苦八苦しながら切ったら、次はパターン通りになるよう鉋をかけたり、スポーク シェイブやらファイル(ヤスリ)やら、サンドペーパーやらを使って形を整えたりし、その後、全ての穴を空け、周囲の鍵穴状のものは鑿を使って2つの穴をつなげて、今日の任務は予定通り終了。


この合板、表面も裏面もとても綺麗で、かなりしっかりとしたものなのだが、ノコギリで切ると繊維が引っかかってメリッと剥がれてしまったり、切り口の繊維が尖ってツクツクと出てしまったりと、扱いがけっこう大変だった。

同居人に、タバコの吸い殻入れを付けたいかと聞くと、要らないというので、一手間減ってラッキーだった。




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