27.12.16

B'z 今夜月の見える丘に



ゆうべ一晩かけて、一昔前に観た日本のドラマ Beautiful Life を一気に観直した。

良いドラマだった。


知り合いを減らし、自分の殻に閉じこもる生活を選んだ私に、今日新しい知り合いができた。
彼女は私に質の良い板を安く譲ってくれ、そして、それらを使って私がこれから作り出す物を楽しみにしてくれている。

まだまだこの世の中には善良な人がいることを知って、心が温かくなった。



24.12.16

RP - 90


家の中の掃除をしたいのに、連日買い物に出かけていたので、疲れがピークに達していてやる気が出ない。

毎年12月の声を聞くと同時に、クリスマスに向けての買い物に出掛ける人たちで何処も彼処もごった返すようになり、道路は其処此処で渋滞。ようやくショッピングセンターやらにたどり着いたと思ったら、駐車場は満杯。レジにも長蛇の列… 
私同様クリスマスとは無縁の人々にはため息の出る季節であるに違いない。

数日前、同居人Tに少し遠出してもらい、板を買いに行ったのだが、欲しかった安めの高級合板は長過ぎて車に入らず、カットしてくれるかと聞くとできないと言うので諦め、無垢の板は高過ぎてそれも買って来れず、渋滞を我慢して行ってもらったというのに空振りに終わり、Tに本当に申しわけないことをしたと、行ってもらったことを後悔した。

出来合いの無垢板の家具を買おうと思うと恐ろしく高いが、自分で作ることができても決して安価でできるものではない。
なかなか良い板を手に入れられない私は、いつもマツ材でいいとするか… となってしまい、これからもそうなんだろうなと思うと、何だか気が萎えてしまった。

材木屋で働く人々が自ら「良い材木は高過ぎる」とぼやくのだから、それを売値で買う一般消費者が安く手に入れられる方法など、おそらく無いだろうと思えて来る。

昔よりも格段に機械化が進み、各種モンスター マシンを使って木を切り倒し、運搬し、製材したものを、天日乾燥ではなく人工的に乾燥させ、昔の人が見たら腰を抜かすほど大量に、短期間で市場に送り出せるようになっているというのに、木材の価格は上がるばかりだ。

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同居人Tにくっついて買い物に行った先で見つけた、『錆び付いてくっついてしまったネジを簡単に緩めるスプレー』の効果のほどを、父の古い面取り鉋で試してみた。



この鉋の刃は少し切れ味が落ちていたので、研ぎ直しをするべく、ブレードを外そうと長い間格闘していたのだが、錆び付いたブレードを押さえるためのロッドと押さえ金がかたくくっついたままびくともせず、困り果てていたのだ。

中央の小さな鉋をガイドから取り外し、ロッドが押さえ金に接している部分と、ブレードと押さえ金が接している箇所にシュッと一吹きし、数十秒待ってから、台頭を小さな金槌で叩くと、これまでの苦労は何だったんだ?と思えるほど、呆気無くブレードが引っ込んだ。

「すごいよ、これ!!」

ガレージで愛車のグレードアップに取りかかっていた同居人Tに早速知らせに行くと、Tは錆び付いたパーツの錆び取りを試してみようと、液を吹き付け、軽くワイヤーブラシで擦り汚れを拭き取ったパーツを見て驚いた。

「オー、すごい!!錆が全部落ちてる!!」
 
こんな優れ物があったとは… 
これは私達の想像を遥かに越えた一品だった。



取り外したブレードは天然砥石で研ぎ、セットし直し、試しに使ってみると、シャーッ シャーッと小気味良い音を立てて板が削れて行った。

父の古い道具類を傷めること無く手入れができるようになって、本当に嬉しい。









21.12.16

包丁立て

同居人たちの年末年始休暇がスタートし、我家は一気に "ぐうたらモード" に突入。
何に追い立てられることもない生活というのは、実に心地よいものだ。


さて、13年前にこちらで購入したゾーリンゲンの包丁セットには、包丁を斜めに差し込むホルダーが付属されていたので、それらのナイフはいつも決まった場所に収納され、片付いているのだが、頻繁に使う和包丁3本にはホルダーが無かった。

これまで、和包丁は使ったらすぐに洗って水気をきれいに拭き取り、キッチンの引き出しに仕舞うという、考えてみたら誠に都合の悪いことをしていたのだ。しかも、シャープな刃先を下に向けて並べてあったので、その仕舞い方ではせっかく研いだ刃を痛めてしまうよなと考え、取りあえず、アトリエに余っていたマツ材の切れ端等を使って、簡単な包丁立てを作ってみようと思い立った。

いつものことながら、余った板を使っているので、木目を合わせて見栄えを良くするなどということはできず、「何だか違う…」と思いながらも、まぁ片付けば良いか…という低次元な物作りだ。
ホルダーを斜めにする必要も無いよな… 斜めだと場所を取るし… と、製図に余分な手間もかけず…
組み立ては簡単な rabbet joint 。


マツ材で4面を形作り、2面を3ミリ厚の高級合板で塞いだ。
合板の一方はグルーで本体に貼付け、もう片方の面はねじ釘だけで留め、板を取り外して中を掃除することができるようにしておいた。

仕上げはワークトップオイルを3度塗り。このオイルは木の表面にだけ薄く付き、すぐに乾くので非常に扱い易く、適度な艶も出てなかなか良い。
Tung Oil がまだらに染み込んでしまって大失敗した 『Ancient Kauri』 には、このようなオイルの方が適しているかも知れないなと、ふと思った。






18.12.16

巣立ちの日


昨日は一日中ひっきりなしにピーピー鳴いていた三羽の雛たちは、今朝はやけに静かで、同居人たちと「もう巣立っちゃったのかね?」と巣を見上げてみると、いつの間にか大きく育っていた若鳥が、一羽、巣の縁に乗って上を見上げていた。

この写真を撮り終わると同時に、親鳥がエサを運んで来て、この鳥にだけエサを与えるとまたどこかに飛んで行ってしまった。

巣に残ったのはこの一羽だけで、他の二羽はもう既に巣を飛び立った後だったのだ。
そして、この最後の一羽も今日巣を後にした。

初めてのフライトは心もとなく、バタバタと羽を動かすも落ちて行くという感がし、一瞬ドキッとしたが、飛び立つと同時に、どこか近くで見守っていた親鳥が、正に"駆け寄る"ように子供を追ったのを見て、何も心配することはないんだなとホッとした。

あんなに小さな鳥でさえ、親は、産んだ子供が独り立ちするまで面倒をみるのだということを承知しているというのに、悲しいかな、それができない人間がいる。
『神は人間に自由意志を与えた』と以前学んだことがあるが、物事の良し悪しを正常に判断できる能力を持たない人間を数多く作り出したのも、また神であるのではないか…
元々正常な判断ができないようプログラムされた親が、自由意志により子育てを放棄するのか、それとも、初めから自由意志など無く、全ての成り行きがプログラムされているということなのか… ふと、そんなことを考えてしまった。

『神にはできないことはない』
が、"しないこと" はあるのだ。


子供達が巣立ってしまったのを知った同居人たちが、「何だか寂しいね」と話していた。


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休みの日だったが、アトリエで少しだけ作業をした。
KINZO のクロス カット ソーは、中古で買ってからまだ一度も目立てをしていないが、切れ味は信じられないほど良く、私のお気に入りの鋸となっている。ただ、spine(背)が邪魔をして深くは切り進めないのは難点だ。


先日 scrub plane に変身したHenry Boker の鉋は、板厚を2ミリ以上削る場合にはすこぶる良い働きをする。
厚くザクザク(しかもスムースに)削れるので、仕事がはかどり、しかも、その後の鉋がけが非常に楽になる。

Ancient Kauri の扱い(特に最終仕上げ)に四苦八苦している私は、今回は失敗のないマツ材で箱物作りをしているが、マツ材と同程度の価格で、色が濃く、その上扱い易い板がないか探しに、二三日中に材木屋に出掛けてみる予定になっている。楽しみである。


世間で言うところの "クリスマス休暇" が間近に迫っている同居人たち。
何処に行くというのでもない年末年始の休みを、皆でグダグダ過ごそうではないか。




15.12.16

アサヒペン 多用途用ハケ は最高!


朝、綺麗なダブルの虹が出ていた。
虹を見る度に、彼の人が最期に訪れた地の光景を思い出す。
そして、次にハワイにあった家を思い出す。

この国に来たのは、もしかしたら虹が関係していたのかなと、ふと思った。


今年10月半ば過ぎ、同居人Hが日本に居る間に、日本のAmazonでペイント用刷毛を購入しておいた。その時にはこのセットは266円だったが、今はどうかわからない。



今日初めてこれでシェラックを塗ってみて、あまりの使い心地の良さに驚いてしまった。
毛質は柔らかく、液の含みも程よく、拭きムラになり難く、柄の角度はボックスの角を塗る際にすこぶる使い易い。
何の欠点も無いと思えるほど、素晴らしい刷毛だ。

日本の百均でも同じ物を売っていると、Amazonのコメントにあったが、百均でこんなにも上等の刷毛が手に入るなんて、羨ましい限りである。

NZのDIY ショップとかペイント専門店で売っている安いブラシは、どれも使い勝手が信じられないほど悪く、毎回のように毛が抜けるか、一度使って洗浄すると毛がガッサガサになってしまうか、ブラシ跡が残らないようにペイントするのが不可能なほど毛質が硬いか… と、数え上げたらきりがないほどお粗末なものばかりである。

ペイントする度に苛立つので、高いブラシを買わなければダメなのかと、画材用品専門店で探すと、今度は高過ぎて買うのがバカらしくなってしまう…

低価格で品質の良いツールにお目にかかれないNZ…



このシェラックを塗った合板のボックスは、たまったロックミシン&地縫い用の糸を入れておくためのもので、ミシン台にしている机に引き出しとして据え付けた。

"チープな組み立て家具"の机なので、引き出しも品質の悪い、他に使い道が無いような合板で充分だ。だが、組み立ては頑丈なハンド カット ダブテイル ジョイントで、壊れる心配はまず無いようにしておいた。

2年前には四苦八苦していたダブテイル ジョイントにも、もうすっかり慣れ、失敗することはなくなった。






アトリエの外から、寒梅に巣を作った鳥のヒナがピーピーと鳴き、親鳥にエサをせがんでいるのが時折聞こえてくる。

ヒナは、大きくなるに従って、一日に何回もエサを食べるようになってきているようで、親鳥は一日中忙しくエサを求めて飛び立っている。
親鳥が飛び立った後、望遠で写真を撮ったら、ヒナが上を向いて、おとなしく親鳥が帰って来るのを待っている様子が写っていた。
かわいいものである。


このヒナたちが巣立ったら、親鳥もそこから居なくなるのだろうな…
巣に帰って来る野鳥も居るのかな?

居なくなったらちょっと寂しい。



13.12.16

扱いの難しい Ancient Kauri

最近荒くカットされた板を使うことが多くなって来たため、ガサガサの面を効率的にザクっと削れる Scrub Plane を用意する必要が出て来た。

3挺あるHenry Boker の鉋の内、最も小ぶりのものは、元々 Scrub Plane として使われていたもので、私はそれを普通の鉋として使うべくブレードを削り直してしまってあったのだが、そのブレードをまた Scrub Plane 用に戻し、これからは荒削り用の鉋として使うことにした。



Henry Boker のブレードは日本と同じ laminated steel で、非常に切れ味がよい。
あっという間にガタガタの表面を均すことができ、かつ、表面は程よくスベスベになる。


幾つかの板の表面を均し、普通の鉋 → 仕上げ鉋の順に鉋がけを終えたものの、今月始めにeBayとAliExpress に注文しておいたボックス作りに必要な小さなヒンジはいまだ届かず、AliExpress に関しては、注文から10日以上経った今でも荷物が中国本土から出ていないようで、在庫が充分あるのにも関わらず、なぜ発送にそんなに時間がかかるのか首を傾げたくなってしまう。この分では年内に届くかさえも疑わしい。


国内のインターネット オークションに出品していた Ancient Kauri の鍋敷き…
作ってから2週間ほど色の変化、表面の艶の変化等を見た上で、変化無しと判断してオークションに出品したものだが、出品した後に、塗ったTung Oil が部分的にまだらに染み込んだような色に変化してきていたことに昨日まで気付かなかった。
これまでに Ancient Kauri で作った物は綺麗に仕上がり、このようなまだらな油染みのようなものは出て来たことがなかったので、この鍋敷きに使った木の部分が他と違っていたということなんだろうかと、この木の性質についてまだ詳しくない私は、製作後約 1ヶ月経って売り物にならなくなってしまった鍋敷き2つを見て、心底ガッカリすると同時に、これまで売れずにいてよかったと安堵した。(出品は即刻取り下げ)

費用はかかるが、ステンドグラスの製品は、作った後何週間かしたら素材が変化したなどということが無い分、売るのは気が楽だった。

木製品は気候の変化に依って伸びたり縮んだりを繰り返すは、表面を仕上げる際に相応しくない塗料が出て来るはで、どんなに時間をかけて丁寧に作っても、思い通りになってくれないことがかなり多く、それが作業する上で大きなストレスとなっている。


「木っていうのはみんな性格があるんですよ」
「木にはね、人間と同じで癖があるんですよ」

ある江戸指物師の方が仰っていた。

木工は奥が深い。

工具を使いこなせるよう技術を磨くのと並行して刃物を鋭利に研ぐ技術も習得しなければならず、その上に、木の特徴/性質に通じ、どの木をどのように使うかを吟味し、板の模様をどのように際立たせるかを熟考し、デザインを考える。
そのようにして全神経を集中して作り上げた物を最終処理で台無しにしないよう、適切な表面処理の仕方を学ぶ必要も出て来る。

私は、木工を初めて 2年目にしてようやく、扱う板毎に違った処理の仕方をしなくてはならないことを痛感した。(同じ種類の木から切り出した板でも、年代やら育った場所で性質が違うこともあり、見分けるのは非常に難しいことも知った)
だが、痛感したものの、まだ数種類の木材にしか触れておらず、どの板をどのように使えばいいかを教えてくれる人も、相応しい最終処理の仕方に秀でている人も身近にいないため、自分で試行錯誤しながら学んで行くしかない。

「技術は長年やっていれば身に付くが、それを材料と一緒に両方活かせる立場になるのは難しい」

上記の江戸指物師の方が、何十年、何百回その仕事をやっていても、やはり、一回一回上手くできたかできなかったか考えると仰っていた。そして、こう続けた… 

「いつも完成すればほっとはするけども、やっぱり反省するとこもあるし…」


木工に関しては、私はまだまだ駆け出しだ。
失敗ばかり繰り返しているようにしか見えないが、失敗しないで順風満帆で進むよりも、失敗をしながら技術や知識を増して行く方がよほど価値があることを私は知っている。知ってはいるが、道のりは気が遠くなるほど長く、ゴールは全く見えないほど遥か遠く、満足のいく仕事が一生をかけてもできないのではないかと思うようになって来ると、時折力が出なくなることがある。

未だ技術も未熟なままな私は、まだまだこれから何年も、安い板を買って来ては練習を積み重ねないとならないが、それでも、『木工に於いて最もこだわるのは使用する材料だ』というのがよくわかるようになってきたのは、少しは進歩したということなのかも知れない。

自分がこんなにも進歩が遅いなどとは、これまで思ったこともなかった。
歳のせいなのか、はたまた経済的な圧迫から生じる焦りから来るものなのか… 


裏庭のテーブルに飲み物を運び、テーブル席に覆い被さるように生えている大きな木を仰ぎながら、不甲斐ない自分の人生をつくづく情けなく思った。







11.12.16

間八 … 刺身にして美味

最近暑かったオークランドだが、昨日は雨模様の少し涼しく過ごしやすい一日だった。

昨日のこと…

友達と沖釣りに出掛けていた同居人Tから携帯にメッセージが届いた。

「でっかいカンパチ釣れた 😁」

「やったー、今日はカンパチの刺身だ!!」と喜んでいたら、間もなくT が帰って来た。

体長 90cm 越えのみごとにでっかいカンパチ。
釣り上げるのはさぞかし大変だったことだろう。

Tは明け方から夜まで出突っ張りで、しかも大物との格闘も加わり疲れ切っていたため、カンパチを捌く工程の半分以上は私が担当することになった。だが、我家の小さなキッチンで捌くのは一苦労で、先月日本から届いた分厚い木屋の出刃包丁がなければ悲惨なことになったに違いない。

木屋の出刃包丁…

遥か昔、私の結婚祝いに何が欲しいかと聞いてくれた父方の伯母に、包丁が欲しいと言った私… (その時には特別刃物が好きだというわけではなかったが — 気付いていなかっただけか?)
伯母は品質にこだわりを持っている人なので、選りすぐりの高級出刃包丁、菜切包丁、そして三徳包丁をセットにして贈ってくれ、私は日本でずっとそれを使い続けていたのだが、自らそれらを研ぐことはなく、高級包丁を間違いなく研げる腕のある父に、時折研ぎ直しを頼んでいた。父は丁寧にしっかりと研いでくれたので、頻繁に研ぎ直す必要は無かった。

NZに来る時には、その内の菜切包丁だけを持って来ることにし、他は実家に預けてきたのだが、良い包丁なので、実家で使ってくれているものだとばかり思っていた。
しかし、おそらく釣りをしない(&魚を丸ごと一尾買って来て捌くことなどほとんど無くなった)実家ではあんなに立派な出刃包丁は必要なかったのだろう、聞けば使っていないとのこと、それだったらと、送ってもらうことにした。

所々に錆が出ていたが、13年以上使わずに物置に仕舞われていたものにしては良好な状態のように見えた。


写真のまん中の牛刀は昔私が買った物なので、さして良い物ではなく、それは送らなくてもいいと伝え、あとの2本を送ってもらったのだが、『忠房作』と書かれた三徳包丁も然ることながら、また私の手元に戻って来たこの分厚い出刃包丁がこんなに活躍する時が来るとは、正直なところ想像だにしていなかった。
父の形見の天然砥石で研ぎ直し、見違えるほどにシャープになった出刃包丁は、我家にはなくてはならないものになった。

昨夜はカンパチのほんの一部を刺身にし、残りと鯛5尾は冷凍用に切り身にしておいたので、またしばらくは魚を買わなくてもよくなり、焼いたり、煮たり、揚げたりと、色々な料理に使えて嬉しい限りだ。


5.12.16

あと2時間...

昨日初めて日本のインターネット オークションに入札した。
探していた鉋が出ていたのだ。

決して安くはないのだが、その鉋は少々特殊で、製造に携わっていた職人さんが高齢になり、製造元が廃業してしまったため、この先手に入れることは増々困難になって行くだろうと幾つかのサイトに書いてあったもので、今回手に入れられなければ、また、いつ出品されるかもわからないものを待ち続けなければならなくなる。

評価の高い売主が、「状態はかなり良い」と書き添えて出品している物なので、まず間違いはないだろうと願って入札したわけだが、果たして私の設定した入札限度額で入札できるかどうか、やや心配である。

オークション終了まであと2時間…
起きていられるかな…


運良く落札できた暁には、ここに写真を載せることになるだろう。

楽しみである。


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今日の夕方、裏庭の寒梅の木に巣を作っていた鳥のひなが孵ったらしく、親鳥が何度も何度もミミズを捕まえて来ては子供達に与えている姿を見つけた同居人たちが、「お母さん、頑張るねぇ」と感心しながら、しばらく見入っていた。

健気だなと、お母さん野鳥を見て感心してしまった。



2.12.16

ヒンジの価格比べ

まぁ、日本で言うなら忘年会というところなんだろうな…
まだクリスマスまでには23日もあるのだが、同居人たちの働く職場では昨夜がクリスマス パーティーで、嬉しいことに夕食は要らないというので、私は一人、ケバブ(焼き鳥)をつまみに、同居人Hのお土産のお高い Hennessy を飲みながら、ジュエリー ボックスに使用するヒンジをインターネットで探していた。

NZの大手DIY shop には極々限られたサイズのヒンジしか置いておらず、しかも非常に高いのでバカらしくて買う気にならず、通販サイトの価格を数カ所見比べていたのだが、そのほとんどは中国から送料無料で送ってくれるというもので、品質はNZで購入しても同じだろうと想像できるため(ほとんど全てが同じ中国製だ)、今回は試しにeBay経由で注文してみることにした。

通販で購入する唯一の難点は、商品が手元に届くまでに早くて1週間、遅いと1ヶ月近く(或はそれ以上)かかるという点だ。
待つことができない場合は、仕方なく、信じられないほど高い金額を支払い、サイズを妥協して国内で買わなければならないが、そこまでする価値があるわけでもない私のジュエリーボックス作りは、仕上げられないまま数週間放置することに決定。


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今年9月頃だったかに、どこかの不動産屋がこの周辺の各家のポストに、"広告用"として投函して行った百合の球根がみごとに育ち、まだ咲かない薔薇に代わってベランダで一際華やかに咲き誇っている。

「綺麗な色だね」と同居人たちと話す度に、かつて雲の上のお師匠さんが送ってくれた野の花を思い出す。

送って(贈って)くれたのは同じ色合の野の百合だった。


他人との関わりを極力減らし、食料品やら製作に必要な材料を買いに行く以外は外に出ず、電話もせず… 


生きているのって面倒臭い…
早く『終わりの日』が来ないかなぁ…

ヒンジが届く前に終わりの日が来ちゃったら笑えるな…

同居人Hの日本土産の一つ

「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...