2.2.17

Knife Sharpening Leather Strop

ナイフ類の切れ味が少々落ちた程度だったら、砥石でしっかり研ぎ直さなくても、革砥と呼ばれるもので軽く研ぐだけでシャープさが甦る。

革砥を作るのは簡単だ。
平らな板に革を貼付けるだけでいい。(私は持ち手を作ったが、長方形の板に貼付けただけでもいっこうに差支えない)


端切れの板の表面に鉋をかけ、"真っ平ら" になったら、そこに革を張り付ける。
革の表面にポリッシング コンパウンドを塗布し、刃の角度に添わせつつ、いつでもナイフの背の方向に向って、刃先を押し当てながらナイフを動かす。(刃先の方向に向かってナイフを動かすと、革や板に刃が食い込み、革や板が切れてしまうのみならず、刃先も傷めてしまうことになるので、研ぐ方向を間違えてはならない)また、ナイフを回転させて刃先の角度を鈍らにしてしまわないよう、気をつけることが必要だ。

上の写真では手前から向こうに向って研ぎ、その裏面を研ぐ際には、向こうから手前に向って研ぐことになる。

革砥の裏にも革を貼っておいたが、こちらにはポリッシング コンパウンドは塗布せず、仕上げに軽く磨いて、ポリッシング コンパウンドの粉などを落とせるようにしておいた。



ついでに、幅の細い板で、小さめのナイフの刃を研ぐための革砥も作っておいた。


この細い板の方には大きな節があり、鉋の刃がシャープでなかったり、深く削ったりするとひどくガサガサになってしまうため、少しずつ、少しずつ削って行ったら、面白い模様が現れた。世界にたった一つしかない木目…  まぁ皆そうなんだけど… 





大きな方にはシェラックを塗り、細い方は Tung Oil で仕上げてみた。




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