1.3.17

銅のホイル巻き 〜 ハンダ付け & No.64 Spokeshave

9段12列のドームランプ。

1ピースずつ丁寧に銅のテープを巻いて行ったのだが、1列巻き終わるのに30分かかった。
2列で1時間………..12列で6時間… ハァ 😰


この銅のテープは裏に糊が付いていて、貼付けて使うようになっているのだが、ヘラを使ってしっかりガラスに接着しておかないと、ハンダ付けをする際に剥がれて来ることがあるので、ガラスの裏面の凹凸にもきちんと添わせて、ヘラで隙間無く接着しておかなければならない。


テープの巻き始と巻き終わりは 6〜8mm 程度重ねておくのだが、重ねた部分がピッタリ合っていない場合は、ズレて飛び出している部分をカッターナイフで切り取っておく。ズレたままの状態でハンダ付けすると、いかにも素人っぽい雑な仕上がりになってしまうので、面倒でもキッチリと取り除いておいた方が良い。


一枚一枚、そのようにしてしっかりとテープを巻き、配列を間違えないよう順番通りに置いて行く。

使ったテープの長さなど計ってみたことはないが、けっこうな量である。


テープを巻き終わったらいよいよハンダ付けだ。


一番下の円周を割り出し、紙にコンパスで円を描き、その円に添わせてガラスを一枚一枚ハンダで点付けして行く。

各ピースの四隅にフラックスを塗り、少量のハンダを付けて仮止めのようにして固定して行くのだが、仮止めと言えども、一度ハンダ付けしてしまったら容易には取り外すことはできないので、慎重に点付けして行かなければならない。

一段目を留めて行くのが最も大変だ。
とりわけ最初の2枚を付けるのが最も困難で、2枚の小さなピースを角度を付けた状態で片手で固定しながら、熱したハンダで火傷をしないように注意しつつ作業しなければならないとうのは至難の業である。(板で固定する治具を作ろうかと考えたほどだ)


二段目以降は、ひたすら下のピースに合せて留めて行く。点付けをするのは各ピースの内側の四隅のみだ。


全部仮止めし終えたら、形を整え、ハンダを盛ることになるのだが、外から盛ったハンダが溶けて内側に落ち、落ちたハンダの熱で下のガラスを割らないよう、予め新聞紙等を中に差し込んでおくとよい。
この段階では綺麗なハンダの線になっていなくてもよく、取りあえず型が崩れないようにしっかり固定することが第一の目的だ。


台の上に置いただけの状態でハンダ付けするのが不安定な場合は、適度な大きさの段ボールに新聞紙を丸めて入れたりなどし、ハンダ付けする面を常に作業台に水平になるように固定すると、作業がし易くなる。


まだハンダの線を綺麗に整えてはいないが、頑丈に組み上がったランプを立て、作業台に据え付けてあるランプの光を当てて、光り具合を見てみた。

ランプの下をつぼませたのは、同居人Hがベッドに横になっている時にランプの光りが目に入り、眩しくて仕方がないと言っていたためなのだが、今Hの部屋に付いているランプシェードよりも長めに作ったので、もしかしたら逆さまにして使っても大丈夫かも知れない。


明日は外側のハンダ付けを綺麗に仕上げた後、内側のハンダ付けをし、その後、電球のソケットを取り付けるためのスパイダーを取り付けることになる。



ステンドグラスの作業の合間に、昨日届いた Stanley No. 64 Spokeshave の手入れをし、刃も研いでおいた。



これまで No. 51 のSpokeshave を使っていたのだが、サイズとハンドルのカーブが感覚的に好きではなく、いつも違和感を感じながら使っていた私には、この小ぶりなSpokeshave の方が何倍も使い易く感じられた。

No. 51の方が圧倒的に多く使われているだろうし、多く出回ってもいる。
また、雲の上のお師匠さんもそれを勧めているのだが、好みというのは人それぞれで、何が自分にしっくりくるのか、実際に使ってみなければわからないものだ。

この No. 64 は、オークションでよく売れる Lucet のシェイプを整える際に重宝するだろう。











0 件のコメント:

コメントを投稿

「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...