2.7.17

Studio Clean Out

長いことスタジオで眠っていた作品を、安値でオークションに出品するようにしたのだが、その内の一つを落札してくれた人から、注文製作の依頼が入った。



古い本棚に透かし彫りの飾りを取り付けて甦らせたいとのことで、希望のデザインを聞き、サイズやら材料等、製作に必要な要望を受けた後、実際にデザイン画を幾つか作った上で代金の見積りを送った。送ったデザイン画は5種類。今回のクライアントは細かい事にこだわらない性格のようで、私に任せると書いて来る事が多く、本当にそれでいいのか??と、かえって困ってしまうことが多い。

私の場合、依頼のほとんどは email でのやり取りだけで製作することになるので、『解釈の違い』が起こらないよう、一つ一つ項目毎に箇条書にし、確認をとるという方法を取るようにしているのだが、きちんと全ての項目を確認し、漏れのないように返事をしてくれる人は稀だというのは困ったもので、一度で済む事を何度も聞き直さないとならなく、無駄な時間を増やす一方だ。

それでも、頼まなくても代金を先払いしてくれる人が多いのは有り難い。
彼の人のように、何百万円にもなる仕事を終えた後で『支払えない』などという不届き者が現われて馬鹿をみることがあってはたまったものではない。(人が良いにも程があると彼の人によく言ったものだ)


これまでに注文を受けて作った物は、そのほとんどが同じ市内ではなく、遠く離れた地域に住む人からの依頼で、会った事も無ければ、私の作品を一度も目にした事の無い人ばかりだったように記憶している。
おそらく、そのようなものを扱う業者は限られていて、あったとしても、注文製作となればやはり代金はそれ相応に高くなるだろうし、私のように、ほとんどの場合デザイン料金は取らない(材料費も取らないことがある)ということなどあり得ないだろうから、送料を支払ってもまだ安いことをわかってくれたら、もっとお客は増えるかも知れない。


日曜日の今日も、デザイン画の細かい部分の修正と、最終的なサイズ合せに費やし、さて印刷しようと思ったら、自宅のキャノンのコピー機のディスプレイがバグっていて、リセットしても直らず、拡大コピーができない… 仕方なくコンピューター上で拡大コピー設定をして印刷した。


在庫一掃処分品は予想以上に売れていて、山積みになった段ボール箱は少しずつ捌けて来ている。

在庫処分品ではないが、相変わらず Lucet は売れている。ただ、売れるからと言ってそればかり大量生産することはなく、売れてしまったらその時手元にある板で少しだけ作って出品するようにしているため、材料は Pine, Macrocarpa, Kauri, Ancient Kauri, Rimu, etc. と様々だ。(板自体の金額が高いものは、少しだけ売値も高くなる)




在庫処分品として出品しようと思っていたミニ バード ハウスは、ガラスでできた鳥と一緒に飾ることにした。





また、売ろうかどうしようかと迷ったハート型の飾り物は、今回は売るのを見合わせた。




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