このところ天気は大荒れで、暴風雨+凍えるほどの寒さに耐えられず、夕食が終わるとすぐにベッドに潜り込み、YouTubeで木工のビデオを観たり、木工の本を読んだりの毎日…
昼でも寒く、メタル製(メタル オンリー)のツールを持つと手がかじかんでしまったり、食事の支度をするのに、柄まで全てステンレスの包丁を持ったら、 あまりの冷たさに全身に冷気が走ったり…、持ち手にはやはり木を使うべきだと、この歳になって初めて思った。
ボックスを作るための準備として、45°の角度の治具を作る必要があったので、厚目の Oak (楢?) の端切れの厚みを圴一にし、片方をほぼ45°に鋸で切り、それを丁寧に丁寧に鉋で削って正確な45°の面を作った。
この45°の面に鑿をピッタリと当てて(添わせて)削れば、狂い無く45°を作れるはずで、Blind mitered dovetail (留形隠し蟻組接ぎ)の両端の45°の接続面を正確に削ったりするのに、きっと役立つに違いない。
余談だが、Oak には、虎斑(とらふ)と呼ばれる柾目にしか現れないらしい模様が走っていて、これはどのような経過で現れるのだろうと検索してみたら、わかり易く説明してくれているサイトがあった。
(飛騨産業株式会社公式サイトより抜粋)
これまで気にしたことも無かったが、木の様々な特徴は調べてみるとけっこう面白い。
少し前に買った Stanley No.55 Combination Plane で簡単な飾り彫りをしたサンディング ブロックは、YouTube で見つけた仕様に倣ったが、初めて試した Tapered Sliding Dovetail は鋸と鑿だけで作り、外側の形を作るのにも機械は一切使っていない。見よう見まねでも、けっこうできるものである。
白く写っているのは滑り止めのサンドペーパーだ。
サンドペーパー(わかり易いように黒色にしてみた)を下から巻き込んでスライディングさせると、ペーパーはしっかり固定されて動かず、とても使い易い。
使うのに支障は無いものの、形がイマイチ好きではないので、また暇な時に手を加えるつもりでいる。
底部分に薄いコルクなどを貼ったら、きっともっと使い易くなるだろう。
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