29.1.23

オークランド 大洪水



オークランド アニバーサリー デイで 3 連休となっているオークランドだが、先週末からの豪雨により、市内の至る所で大洪水、崖崩れ/土砂崩れが発生し、悲惨な状況となっている。





昨年暮れ、H の家に行った際にも集中豪雨が発生し、たった 1〜2 時間ほどの豪雨でさえ、帰り道が川のようになってしまい、迂回しないとならない箇所があったほどだった。
高速道路でさえも、かなり深い水溜りができ、通れるのかと不安になるほどひどかったのだ。

豪雨が一日続いたらどうなるかは、少なからず想像がついたが、ここまで悲惨な状況になるとは、正直思ってもみなかった。


今回、私の住む家の目と鼻の先でも、土砂崩れによる死者が出てしまったようで、T の元居た会社のある辺りでは、おそらく床上浸水は免れられないだろうと思えるほどの洪水の様子が、ニュース映像に映し出されていた。

今日も時折雨が降っている。
この先雨が止んでも、復旧までには相当な時間がかかることだろう。

自然災害というのは本当に恐ろしい。







19.1.23

最悪な癖毛のショートヘア&ビザ トランスファー

 昨年暮れ、パスポート(更新)写真のために、ほぼグレイヘアとなるべく髪をショートにした私だが、予想だにしていなかった『強い癖毛』のせいで、毎日ヘアアイロンのようなものでハネ&うねりを修正しなければならないという、超面倒な事態に陥ってしまっている。

毎日ヘアアイロンをあてたのでは髪が痛むだろうと思い、プロテクトスプレーを買っておいたものの、痛んでいる感は拭えず、早く伸びないかと、そればかりを願う毎日である。

YouTubeで観るカリスマ美容室(?)は、強い癖毛を縮毛矯正で素晴らしく扱い易い髪にしてくれるのだが、そこを訪れる客の話を聞いていると、"カリスマではない美容師" の手にかかった人の散々な結果が、ここ NZ では十分予想できるなと、やはり縮毛矯正を断念せざるを得ない。

遅かれ早かれ、髪は伸びるというのは大きな救いである。



T に iPhone で撮影してもらったパスポート用写真の背景は、グレイヘアが背景に溶け込んでしまわないようフォトショップで水色にし、規定のサイズに縮小してから印刷した。
フォトペーパーは家にあったが、食料品であったらもうとっくに賞味期限が切れているような、遥か昔に買った物... どのみち、パスポートには印刷された写真が出て来るのだから、申請時点で品質が劣化していなければいいと、迷うことなく古い紙を使用した。

既に、写真写りを気にするような歳ではなくなっている。
パッと見悪人に見えなければいいだけという、非常に低レベルな要求を満たした写真は、見るからにもうすっかり『年寄り』で、母に言わせると『全然変わらない』はずの私は、『相当変わっている』を通り越して、『変わり果てている』域に入っていることを、グレイヘアの写真で思い知らされることとなった。

パスポート更新は、多くてあと 2 回...
85 歳になっても、生きていたらやはり更新しなければならないのだろう。NZ から何処にも出る予定はなくても、パスポートの有効期限が切れたままにしておいたら、NZ の永住権が失効してしまい、不法滞在となってしまうのだ。

さすがに 95 歳の更新はないよな... と、そんなことを考えながら、領事館で出来上がったパスポートを受け取り(NZ$ 211.00 支払いは現金のみ)、その足で DX Mail のオフィスに向かった。
Immigration New Zealand, DX Box: EP71514, 20 Fairfax Avenue, Penrose, Auckland 1061, New Zealand と宛名を書いた封筒に新旧パスポート及び記入済みの申請書類を入れて、DX Mail オフィスの外に設置されたドロップ ボックスに投函。クーリエ料金はかからず、無料(で、多分いいのだと思う)。 もし料金がかかるようだったら、後で請求されるだろう。




マヌカウという地域には移民局が設置したドロップ ボックスがあるのだが、ビザ トランスファーの申請方法については、送付以外の選択肢は書かれておらず、郵便で送るための NZ 移民局の PO Box のアドレスか、クーリエとして送るための DX Box のアドレスが書かれていただけなため、移民局のドロップ ボックスに投函していいものかどうか、しばらく悩んでいたのだが、T が ネットで(誰かが投稿してくれた)写真を見つけてくれて、DX Box も移民局の指定したドロップ ボックスのようだというので、安心して DX Box に投函することができたというわけだ。

移民局は利用者の便宜を図って、もう少し丁寧な説明を載せるべきだろう。


これまでは移民局のオフィスに出向き対面で手続きをしていた各種申請は、コロナが始まってから、オンラインでの申請か申請書の郵送のみの扱いとなってしまった。かつて一日で終わっていた手続きが、1 週間以上の時間を要し、ひどい時には数ヶ月もトランスファー ビザが発給されないという時期もあったようで、これもCOVID-19 がもたらした不便な環境の一つである。

老齢の母の体調を心配しつつ申請したパスポートの更新及び NZ 永住権のトランスファー。
現時点では 90% 以上の申請が 10 営業日以内に処理済みとなっているということなので、おそらく今週、或いは来週早々には、永住権のラベルが貼られた新しいパスポートが届くことだろう。

ちなみに、ラベルを貼らない eVisa というものが登場し、eVisa は無料で発給されるのに対して、従来通りのラベルを貼ってもらうという選択をすると、NZ $150.00 の費用がかかるようになってしまっていた。(日本のパスポートに関しては、かつてはラベルを貼るのは無料だったが)
eVisa だけでおそおらく問題は無いのだろうが、各種 "手違い" の起こり得る確率がゼロではない NZ (まぁ、何処の国でもそうだろうが)。念には念を入れて、目に見える形で証明を残す方を選んだというわけだ。(10 年のパスポートだから、1 年にたかが $15.00 の出費だと、気休めをしつつ...)





29.12.22

レスキュー ドッグ


 先日、スーパーマーケットに買い出しに行く用事があったので、ついでに H の家に届け物をして来た。届け物は、オンラインで肉専門店から買ったペット用の鶏切り落とし肉。ペット用と書いてあったが、もちろん人間が食べても全く問題ないグレードの肉である。


H たちは昨年レスキュー ドッグをもらい受け、1 年 2 ヶ月ほど一緒に住んでいるのだが、その犬が一匹だけではかわいそうだと、つい先日二匹目を飼うことにしたと、写真が送られて来ていた。
どちらも、オーストラリアン ケルピーと(何か)のミックスで、顔はほぼケルピーである。



写真左が生後 4 ヶ月ほどの子犬で、右は 1 歳半〜 2 歳というところだろうか。
右の J は引き取った時からとても大人しく、利発で、非常に育てやすかったと言っていたが、左の L は、まだ幼いせいか、人に飛びついて喜びを表し、軽く噛むことや、吠えることも、J に比べて多いようで、これからトレーニングを頑張る必要があるとのこと。

初めて会った私と T にもよく懐き、T の足元に身体をすり寄せて座る J と、その横で遊ぶ L ...

何の事情があって捨てられたのか分かるよしもないが、かわいそうな境遇だったことは間違いない。


数ヶ月前、ドッグ レースのドーピング問題が浮上したのを目にした。
レース ドッグに麻薬を与えていた関係者が摘発されたと記事には書かれていたが、全く持って許し難い行為である。
レース ドッグは薬物投与以外にも、酷使され、お金にならないとなったら使い捨てという、到底容認できるものではない扱いをされ続けている。

怪我をしリタイヤしたグレイハウンドの引き取り手を探すサイトもあるが、獣医の費用は恐ろしく高額で、なかなか引き取り手が見つからないのは容易に想像できる。

お金に目が眩んだ人間によって、完全に "道具" 扱いされ、無責任にただ捨てられるだけの犬たち...

賭博に動物を使うなと、憤りを露わにしている人も多いだろうに、未だに無くならないのは何故なのだろう?






26.12.22

「すごいね」の意味

 誰かが精魂込めて仕上げたものに対して、格別興味が無い場合、意気揚々とそれについて話す人に、姉は『すごいね』と言う。

この『すごいね』は、褒めているというよりも、『よくやるよ』の意味合いが強いことを、同居人 T はよくわかっているが、そうコメントされた本人は成し遂げたものをけなされたわけではなく、その労苦に対して相応の評価をしてもらったと解釈し、気分が悪くなることはない。

姉は、誰かが言った意見に対して納得はできないが、別にその事に対して興味も無いという場合には、「ほー、そうなんだ」と言うだけで、賛成でも反対でもない反応をすることが多い。
自分の気持ちに反して安易に相手に同意したりしない態度は、すこぶる強固なものであるのに、『いや、それは間違っている』と真正面から対決姿勢を剥き出しにして食ってかかることがないのは、八方美人なのではなく、ただただ『面倒臭い』からに他ならない。自分にはどうでもいい事に首を突っ込む(或いは関わる)気は更々無いねという意思表示のようなものなのだ。
実際、姉には『八方美人』的な部分が全く無い。
相手がどう考えていようが、自分に火の粉が降りかかりさえしなければどうでもいいことで、どのみちそのような人とは深いつながりを持つ気もないのだから、『勝手にどうぞ』という、ただそれだけのことで、作為も悪意も全く無い。


世の中には、他人の目ばかり気にして生活している人がいる。
特に日本ではそのような傾向が強く、"出る杭は打たれる" のを恐れて、周囲に同調する道を選ぶ人が、おそらく、他国よりも多いに違いない。
善悪に関係無く、周囲に同調する道を選ぶ人々に、『責任感』というものはあるのだろうか?
おそらく、あったとしても薄っぺらなものだろう。


姉は、徹底して、誰に対しても媚を売らない。
そのためか、非常にクールな人、悪く言えば冷たい人と取られることもあろうが、心根は優しく、面倒見の良い人なのである。

そんな姉が年老いた母の面倒を一人で担っていてくれるおかげで、私は何の心配も無く、こうして NZ で暮らしていられるのだ。

本当に有難いことである。


先日、日本に居る長男が私の母の所にプレゼントを持って行ってくれた。
義兄はコロナに感染してしまったのだが、母屋の二階に隔離されており、母は一日のほとんどを離れで過ごすようにしているとのこと。
姉の優れた判断/処理能力のおかげで、姉も母も感染することなく過ごせているようで安心した。(ちなみに、義兄はワクチン接種 5 回と、他の誰よりも多く接種していたのにも関わらず、感染したらしい)

LINE のオンライン ビデオ チャットで、気丈な母の姿も見れ、長いこと会っていない長男や、H の元気な顔も見ることができた。

同居人 T を除いては、髪を短く切り、ほぼグレイヘアになっている私を見ている者はいない。それぞれのスマートフォンの画面の中に映っている私を見つけるなり、一様に『オー!』と驚きの声を上げた家族たち... H のパートナー R に至っては、私が誰だか一瞬わからなかったらしく、画面を食い入るように眺め、その後のリアクションが誰よりも大きかった。

会話の最後の方にビデオ チャットに現れた姉の反応は、「オー、良いね! 良い感じに白髪になったじゃん! 長さもすごく良いよ!」と、想像を遥かに超えたものであった。

ここに書いたように、姉は決してお世辞を言う人ではないので、私は、この今の(自分では全く気にいっていない)髪型が似合っているのか?と非常に戸惑いを覚えた。


年始にパスポートの更新を控えている私。
姉が良いと言ってくれているこの髪型で、パスポート用の写真でも撮るとしようか...



余談だが、義兄の具合はどうかと尋ねた私に、姉は、「夕食のおでんに、『辛子が欲しい』と言ってきたから、大丈夫だら」と笑って言い、それに対して全員で大笑い...

食事は二階まで運ばず、階段の中ほどに置いて来る姉と、階段の中ほどまで取りに来る義兄の姿を想像し、皆で笑ったのは言うまでもない。



追記:
義兄からうつったのかどうか定かではないが、90 歳を超えた母が 26 日夕方から発熱し、コロナ陽性とのことで、自宅隔離しているとの連絡が入った。
食欲は無いが重症ではないとのこと。
姉はまだ症状が出ていないようだが、ずっと母の面倒を見てくれているので、完全に濃厚接触者だ。

悪化しないことをただただ祈るのみである。




5.12.22

クレーム(claim)ではなくコンプレイン(complain)

 苦情を申し立てることを、日本では『クレームをつける』と言うようになって久しいが、それは間違いである。

claim は(当然のこととして)要求する、請求する、返還を要求する、(要求によって)獲得する、(矛盾や異議があっても自信をもって)(...を)主張する、主張する、言い張る、引く、値する と定義されている。

complain は、不平を言う、愚痴をこぼす、泣き言を言う、訴える、苦情を言う などの意で使われるので、苦情を申し立てるという時には、こちらを使わなければならない。



さて、これまで幾度となく、様々な場面で "コンプレイン" して来た私だが、日本語でならまだしも、全て英語でなければならないというのは、今でもやはり気が重い。

スーパーマーケットのオンラインオーダーは、配達されたものに不足があったり、間違った商品が配達されたりするケースが驚くほど多く、ほとんど毎回のように連絡をしなければならず、心底うんざりしてしまった。特に間違いの多いのは Countdown Supermarket。どんなスタッフを雇っているんだ?スタッフにどんな教育をほどこしているんだ?と、開いた口が塞がらないほどひどい有り様である。
返金手続き完了の email を送ってもらえるかと聞くと、『もちろん送りますよ』と言っていたのにも関わらず、音沙汰無し...  きちんと返金手続きが取れているかどうかを再度オンライン上のチャットで確認し、返金確認 email は通常送られてこないものなのかと聞くと、通常送ることになっているが、最近何らかの不具合で送られていない事案もあったという... 全くの嘘である。1 年以上前から返金に関する通知は届いていない。

割引クーポンに釣られてオーダーしていたが、もううんざりだ。


最近シャンプー&リンス等を注文したオーストラリアの会社も、毎日のようにキャンペーンを打ち、これでもかというほどの email が送られて来てはいるが、配送に関しては誠にお粗末で、注文を受けて発送するまでに 1 週間以上かかった。しかも、発送したと通知は来たものの、荷物の追跡番号はそれから 5 日経っても送られて来ず、本当に送ったのかどうかと、疑いたくなるほどである。

もちろん、そちらにも苦情の email を送ってある。返事はすぐに来たものの、苦情を受けて作業の速度が早まったかというと、そうでもなさそうで、一体いつになったら届くのやら、という困り果てた状況...


中国の大手通販サイトでオーダーした物の内、幾つかは出荷したと通知が来たのに、初めから追跡不能のままで、私の注文した荷物は今どこにあるんだ?と、問い合わせをするに至った。
一社は追跡不能のままであるが輸送途中だと言い、期限内に届かなかったら返金するので問題ないはずだと返事をよこした。送ったかどうかもわからないものを、2 ヶ月半も待っていなければならないのか... イイカゲンにも程があると、腹が立った。

もう一社は、全く同じ状況でも対応がほんの少しだけマシだった。
「まことに申し訳ありません。こちらの手違いで、送られていない可能性があるので、再度このリンク先から注文してくれませんか」との返事だった。
リンク先を見てみると、商品金額 1 円としてあったが、送料と税金はしっかり取られるようになっていて、何で余分に支払わされるんだと、納得できなかったため、その旨書き連ねて、メッセージを送り返しておいたが、5 日経った今の段階で返事無し。
前回支払った分を返金した上で、お詫びとして最低金額でお送りしますというのならいざ知らず、再度注文する商品名も書かれていないオーダーを、払う必要のない追加料金まで払った上に、言われたままに発注するなどという、理不尽且つ危ないことは、できるわけはない。
きちんとしたオーダーでさえも満足に処理できないような部署が、内容の書かれていないオーダーを間違いなく処理できる保証などどこにもないではないか。
送っていなかったのなら、カスタマーサポートから再度送るよう指示を出せばいいだけの話だ。わざわざ面倒な方法を取る必要がどこにあるのだ?
道理に合わない方法で、顧客の手を煩わせて、わずかでも利益を得ようという姿勢は全くもっていただけない。

あぁ、面倒臭い...


少し前、しばらくぶりに日本に住む知人と FaceTime でチャットしたのだが、最近、どうしようもなく仕事ができない輩がやたらと多くいるように感じると言った私に、彼女は、日本でも全く同じだよと速攻で反応していたのを思い出した。

教育の質の低下?

一昨日観た日本のニュースで、静岡県裾野市にある保育園で園児を面白がって虐待していた保育士の話題を大きく取り上げていたが、何もわからない 1 歳児に対して何を要求したかったというのだろう? 刃物をチラつかせ脅したとも報道されていたが、1 歳児が刃物を怖がって言うことを聞くと考えること自体、間違ってやしないか?などと、私の中で?が点灯し、保育士の頭の程度を疑ってしまった。
保育士ではなく暴力団組員かと思えるほどのおぞましい行為を、何も考えることなく平然と行える大馬鹿者が、その園だけで 3 人もいたというから驚きだ。そういった報道を観ると、人間としての "質" の全体的低下を否めないように感じてしまう。


物事の善し悪しを考える能力を備えないまま成長した者に育てられる幼い子供たち...

そういえば、私の子供たちがまだ幼かった頃、近所に住む『幼稚園で働く "先生" 』と称する女性がやって来て、私の子供たちをその幼稚園に入園させるよう勧誘されたことがある。
その女性曰く、「子供たちが家に居たら日中何もできなくて邪魔でしょう。幼稚園に入れれば自由な自分の時間が持ててすごく楽になるわよ」とのことだったが、私は、「あなたは自分の子供を邪魔だと思いながら育ててるの? 私は子供たちを邪魔だと感じたことは一度も無いし、自分の子供さえ邪魔だと思うような "先生" に面倒をみてもらうつもりも更々無いので、お引き取りください」と、非常に不愉快だという意思表示をした上で追い返したのを思い出した。

保育士になる人の中には、子供が好きだからなったのではなく、ただの収入源としてしか考えていない人がいるのは想像がつく。しかも、子供相手なので、イイカゲンな扱いをしても、それが判明して訴えられる可能性は低いと考えている人もおそらくいるだろう。

子供がいたら邪魔だと考える人が、愛情込めて他人の子の面倒をみるだろうか? 答えは火を見るよりも明らかだ。

今日、そのような善悪の判断もできない保育士 3 名が逮捕されたとの報道があった。当然だろう。その極悪な行為を放置/隠蔽していた園長もまた、それ相応の処分を受けるべきである。


それら虐待行為を、何も理解できないまま頭に叩き込まれた園児たちは、この先どのように育っていくのだろうか...

考えただけで身の毛がよだつ。



21.11.22

コスコ出店による効果 / NZ の治安

 オークランドにコスコ (Costco) がオープンしたのは、今年  9 月 28 日。
その日から、連日たいそうな賑わいであるようで、それが故にまだ行く気にならないでいる。

行く気にならない最大の理由は、我が家から遠いということ。高速で 25 分程かかる。
わざわざ高いガソリン代を払ってまで、行く価値があるのかと思ってしまう距離だ。
NZ $ 60 の年会費を支払って、果たして年に何回買い出しに行くだろうか...

もう一つ躊躇してしまう大きな理由は、全てにおいてサイズが大きいということ。
いつも買っている Real Mayo は、一般のスーパーマーケットより格段に安いのは魅力だが、1.9ℓ 入りの容器は我が家の冷蔵庫には入らない。それを買ったら別の容器に詰め替えないとならなくなるのは必至で、詰め替える手間も面倒... そして、詰め替えた容器数本は、狭い冷蔵庫内のスペースをかなり占領することになるのだ。

我が家では、コロナが流行してからというもの、肉/魚類は専門店でキロ単位で買うようになっており、配達されたものを1 回分ずつに仕分けして冷凍するという方法を取っているので、コスコで大量に買うことに違和感は無いが、これもチェスト フリーザーをもらったおかげでできることで、それがなければ、間違いなく、そんなに大量の肉/魚類を一度に買うことはできなかっただろう。
(オーストラリアに引っ越した T の友達が、引っ越す際に我が家に置土産としてプレゼントしてくれたこのフリーザーは、今や、我が家にとってはなくてはならないものになっている)

コスコに買いに行けるのは、そのチェスト フリーザーがほぼ空になった時だけだ。

買って来た肉/魚類を1回分ずつに仕分けするのは結構時間がかかり、いつもうんざりしてしまうが、食費を安く抑えるためには避けては通れず、おまけに、後日、冷凍した塊肉は薄切り肉に加工しなくてはならないという手間まで付いて回る。
日本に居たらおそらくは一生買うことなどなかっただろう『ミート スライサー』は、我が家では今や必需品だ。


オークランドにコスコが出来て以来、多くの人が Facebook に商品と価格の紹介をしてくれるようになったが、それを見ていると、これまで NZ では売られていなかった魅力的に映る商品の数々を、こぞって買っているように思える。
これまでは必要無く過ごして来たのに、皆が良いと言うと、買いたくなってしまうような商品が、大量に家の中に貯蔵されることになるというわけだ。
私たち家族も、コスコに行ったらそれらを買い、ステーションワゴンが満杯になるほどの "大人買い"をすることになるのだろうか...



未だコスコに出向いてはいない私たちだが、既に少なからずその恩恵は受けている。
コスコができてくれたおかげで、これまで "殿様商売" をしていた多くの企業は、否応なく価格競争の渦の中に巻き込まれることになったからだ。

大手スーパーマーケットは挙ってフリー デリバリーの頻度を増やし、使用期限は少々短いものの、$20 引き、或いは $30 引きのバウチャーが Eメールで送られてくることも珍しく無くなった。
目玉商品は売値の半額になる物まであったりする。決して多くはないが。

オンラインで注文し、無料配達の恩恵に与る機会が増えたのはありがたいことだ。だが、依然として食料品の価格は高く、特に魚介類、野菜の価格はまだまだ多くの市民の許容範囲にはなっていない。ほとんどの商品は、やはりコスコの価格に勝てていないようだ。

*これら割引については、おそらく、オークランド住民のみが享受できる細やかな特権で、コスコの無い他の都市ではこれまで通りなのではないか... 定かではないが...


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私たちがここ NZ に来た当初は物価も安く、円高でもあり、治安も良かったが、この 19 年の間に物価は異常なほど高騰し、円安は加速度を付けて進行し、治安は目を疑うほど悪くなってしまった。

白昼堂々と、武器を持ってショッピングセンター内にある貴金属店を襲撃するのが、10 代前半と思われる子供であったりすることが珍しくないというのは、以前のクリーンな NZ のイメージからは信じ難い。

夜、車で、リカーショップやらブティックやら、デイリー(コンビニのようなもの)のガラスドアに体当たりし、ドアや窓を破壊した上で金品を強奪するという行為が後を経たないのは、警察が機能していないことの現れだと、国民の多くが憤っているのがよくわかる。
自衛するしかないのかと、ショッピング モールに店を構える人たちは協力し合い、犯人に立ち向かう体制を取っている所もあるが、本来受けなければならない法の裁きは、『未成年』という囲いを未だ打ち破ることができず、商店主は恐怖を抱えたまま生活せざるを得ない状況となっている。

今でも、NZ は風光明媚で、平和で、安全というイメージを持っている人は多いだろう。
だが、実際は惨憺たる状況である。

NZ に限らず、おそらくどこの国でもそうだろうが、特にコロナが蔓延してからというもの、経済は破綻し、貧困世帯は激増... それが要因で治安は悪くなる一方で、良くなる見通しなど立たないという、悪循環に陥ってしまっている。

果たして、元の生活レベルまで戻る時が来るのだろうか...

少し前、久しぶりに電話をくれた日本人の女性は、既にNZ に国籍を変えていると言っていたが、私よりも遥かに長くこの国に住んでいる彼女もまた、近年の治安の劇的な悪化に辟易していることを残念そうに話していた。

コロナ ウィルスの蔓延、大規模な各種自然災害の激増、ロシアによるウクライナ侵攻(とそれによる物価高騰)、北朝鮮のミサイル問題、etc...


聖書を学んでいた時、『終わりの日』の印として挙げられていた項目の数々を思い出し、終わりの日はいつ到来するのだろうかと、改めて考えている今日この頃である。



6.10.22

24年目の記念日

24 年前の今日は火曜日。最高気温は 27.7 ℃もあり、晴れだったと、今朝長男から Line に送られて来たのを見て、全く何も覚えていないことに気が付いた。
覚えていないのはそれだけではない。 
どんな服装をしていたのか、どんな物を用意して異国の地に向かったのかさえも、全く記憶に無い。


17 歳だった子が 41 歳になり、14 歳だった子が 38 歳になり、8 歳だった子が 32 歳になった今、当時の状況を思い返してみると、ある日突然、一人で全てを背負わなければならなくなった自分が、必死の思いで、ただただ気丈に振舞うよう踏ん張り続けていたのは、『壮絶』の一言に尽きたなと、懐かしく思い出した。

『懐かしい』と書きはしたが、決して楽しい思い出ではなく、できることなら一生経験することなく終わりたかった類の思い出である。


私たちの最大の記念日は、同時に私の母の誕生日でもある。
今年、90 歳の誕生日を迎えた母は、外見はひどく歳を取ってしまったが、ボケることもなく、今でもしっかりしていて、Line で時折連絡を取り合うこともできている。(孫とも Line でやり取りをするようになった。email でのやり取りよりも楽なんだそうだ)



姉が送ってくれた写真には、今でも何も変わらない『日本の団欒』が写し込まれていた。
私たちの生活は、海外ということもあるだろうが、同じようにダイニング テーブルで食事をとる風景でも、雰囲気はまるで違うなと感じる。そこに居る人ではなく、漂う "空気" が違うのだ。
私たちは、違う道/生活を選んだのだと、送られて来た写真を見て痛切に感じた。


日本に帰っても、年々減り続ける日本の年金だけでは暮らしてはいけない事が明白になった今となっては、永久的に日本に帰るという選択肢は完全に無くなった。
この先日本に一時帰国する機会は、ごく限られたものとなるだろうことは容易に想像がつく。


母が 90 歳の誕生日を迎え、外見的な衰えを目の当たりにすると、元気な内に会っていっぱい話をしたいという思いは強くなる。だが、未だ感染の脅威が無くなってはいないだろう飛行機等での移動は、やはり気後れがするのは否めない。その上、航空運賃は目が飛び出るほど高騰してしまっていて、おいそれと旅行を計画することができなくなっているというのも、非常に痛いところである。

コロナが収束して、何も案じることなく日本に一時帰国できる日が早く来てくれることを、ただただ祈り続ける毎日である。




5.10.22

食べ過ぎ注意! 手作りグラノーラ

歳を取ったためか、少し前から夕飯に白米のご飯を食べると胃もたれするようになったため、主食の白米をオートミールに変えてみた。
速攻で胃もたれは解消されたが、便通が良くなり過ぎ、しばらくは頻繁にトイレに行く日々が続いていた。オーツ麦に含まれている豊富な食物繊維のせいだ。 

食べ続けている内に、体が慣れて来たのか、ひどい下痢状態は治り、特に運動もしないのに、体重も徐々に減って来て、これはなかなかいいぞと、オーツを使ったレシピを探すまでになった。

最近では、小腹が空いた時のおやつ代わりにと、ロールド オーツとナッツ類、ココナッツオイル、蜂蜜、シナモン、塩少々でグラノーラを作るのが習慣になっている。

グラノーラは出来合いを買うと結構な値段だが、自分で作れば安くでき、家計を圧迫しないおやつとなる。
ロールド オーツは 1.5kg で高くても NZ$ 8.00(¥650前後)以下で手に入る。1.5kg で NZ$ 5.00 以下という安いものもあるが、そちらはかなり小粒であり、粉が多く混じっているため、私は粒の大きなものを選ぶようにしている。


そのまま食べても、ミルクを注いで食べても美味しいこのグラノーラであるが、食べ過ぎると確実にお腹を下すため、注意が必要だ。

1 回の摂取量はカップ 1/4 程度(約30g)で、1 日 2 回までに抑えるようにと、摂取量が書かれているサイトがあったが、どうやらそれは守った方が良さそうだ。




28.9.22

思いがけないプレゼント


同居人 T が、私のために新品の iPhone 13 Pro を買ってくれた。機種落ちなのに、最新の iPhone 14 (普通版)よりも高かったと、苦笑いしつつ嘆いていた。

古くなった私の iPhone 7 plus は数年前にもらった H のお下がりで(その前に持っていたのは H が買ってくれた 6 plus )、今でも何ら支障無く使えているのだが、近い内に OS をアップデートできなくなり、様々な APP が使えなくなることを懸念した T が、しばらく考えて、私が使い易いだろう機種を買ってくれたということだった。

誕生日でも、クリスマスでも(元々我が家では祝わないが)、何かの記念日でも何でもない日に、想像だにしていなかった高価なプレゼント... T はいつでも私のことを気にかけてくれていることを、心から有り難く思い、私はなんと幸せ者だろうと、胸が熱くなった。

T はスクリーン プロテクターも注文してくれてあり、早々に取り付けてくれた。
セットアップも全て T にお任せの私がした事は、MagSafe Charger やらケースやらを注文したくらいなもの... 歳を取って、できることがどんどん減って行くのを、もはや笑うしかない。

iPhone 13 Pro になって何より嬉しいのは、マクロ撮影ができること。


これまでは外付けのレンズを装着して花などを撮っていたのだが、被写界深度が非常に浅く、正確にピントを合わせても、手持ちでグラつかずに、その状態を維持したままシャッターを押すのは至難の技だった。
iPhone 13 Pro のマクロ撮影は遥かに楽だ。手ブレの心配などもう無い。


Line で他の子供達に私の新しい iPhone の写真を送ったのは、T がしっかり私の面倒を見ていてくれることを伝えるのと同時に、他の子たちが(私が持っているのを)知らずに買ってくれるのを防ぐためでもあった。

彼の人が居なくなって丸 24 年...

Line でチャットしながら、子供たちが皆とても優しく、明るく育ってくれたことを、何より嬉しく思った次第である。




10.9.22

Pizza Peel

 10 年以上も前に買った大きいオーブン用のピザ ピールは、薄い合板でできた安い物だったが、今でも割れる事なく使えている。(何度かオイルを塗ってケアして来たため、既に飴色になっている)

ピザ ピールと呼ばれるシロモノであるが、私はピザではなく、専らパンを焼く際に使用しているため、滴った油によるシミなども無く、まだ綺麗な状態を保っている。




だが、オーブン トースターで使用するのには、これは大き過ぎ、しばらく前からサイズの小さな物が欲しいなと思っていた。

手持ちの余り板の中に、ピッタリなサイズ&厚みのものがあったので、適当に持ち手を描き、チャチャッと作った物がこれ...


裏側には、上に乗せた食材を熱いオーブンに滑り込ませたり、出したりする際に便利なように、差し込む側に傾斜をつけておいた。



板端から 25mm の所に線を引き、鉋で傾斜を付けて削って行く方が、テーブル ソー を引っ張り出して来て、削ぎ落とす角度を調整し、7mm 厚ほどしかない薄い板を恐る恐る回転する刃に沿わせて行くよりも、(私に取っては)遥かに楽である。
しかも、鉋を使った方が綺麗に仕上がるのは言うまでもない。

(私はあのテーブル ソーのけたたましい音が大の苦手なのだ)



無垢板でファンシーな物も売られてはいるが、薄い合板で充分役目を果たせる事は実証済みであるし、誰に見せびらかすわけでもないので、こんなもので充分だ。

水に浸しっ放しにしなければ、何十年でも使い続けられるだろう。

仕上げは osmo TopOil (Food safe) を 2 コート。このオイルはごく薄く塗るだけでいいので、楽で、非常に気に入っている。





7.9.22

Braun Hand Blender Holder(試作品)



少し前、安くなっていたハンド ブレンダーを購入した。

その店のウェブサイトには、この(上の写真の)箱の上に乗っている小さなフードプロセッサーが 付属されている型番の写真が掲載されていて、しかも、店に行くと正にそのものが展示されていたので、それを購入する旨店員に伝え、待っていると、店員は型番の違う物を持って戻って来た。

店員に、入っている付属品が足りないことを指摘し、展示品と同じセットを買いたいと伝えると、再度探しに行き、結局見つけられなかったということで、店長が呼ばれて説明に来た。

店長曰く、その型番は既に販売されておらず、その小さなフードプロセッサー を除いた型番の物を同価格で販売しているという説明だった。
ウェブサイトの管理者が写真を差し替えるのを怠り、以前使っていた写真を、確認もせずそのまま掲載してしまったとのことだったが、目の前に在庫があるのに、それを売ることはできないという店長としばらく話をし、それでは別の型番の物があるかと尋ねると、横にいた店員が「ここでは扱っていないけれども、他の店ですごく安く売ってるよ!そこに行くといいよ」と、"店長の前で" その店の広告を見せ、助言をしてくれた。ご丁寧に、『すごく安い』を連発していたのには笑えた。
その展示してあるセットをどうしても売れないというのなら、別の店で安いのを買うことにするよと諦めかけた私に、店長は、その小さいフードプロセッサー には保証を付けてあげられないが、それでもよかったら、おまけで付けてくれるというので、それでは他の店に行くまでもないかと、合意に至った次第である。
店長は、「他の店には行って欲しくなかった」と笑いながら言っていたが、あの助言をしてくれた店員はお咎め無しだったのだろうかと、心配するよりも笑えて仕方がなかった。

スープを作りたくて買ったハンド ブレンダーだが、狭いキッチン カウンターに使用直後の具の付いたブレンダーを横にして置くのは抵抗があり、縦置きできるホルダーを製作するべく、しばらくデザインを考えていた。

全てのアタッチメントを装着した状態で使えるようにするには、一番上のスイッチ下の出っ張っている部分を引っ掛ける必要があるが、そのようにすると、やたらと背の高いホルダーになってしまい、不安定になりはしまいかと考え、真ん中のくびれた部分を引っ掛けるものを取り敢えず製作してみることにした。

使ったのは、オークの端切れ。




直角を確認しながら、ダブテイル ジョイントで固定し、osmo TopOil (Food Safe) を二度塗りして仕上げ。安定していて使い易く出来上がった。



数日してから、ホイッパーを着けた場合に使えるようにと、アタッチメントを作ってみたのだが、上が重すぎて若干不安定なため、無造作に差し込むと倒れる危険性がある。




まぁ、ホイッパーはあまり使う機会はないだろうが、使い勝手が悪くてどうしようもなかったら、また何か方法を考えないとならない。

このハンド ブレンダー、コーン スープとかパンプキン スープの類を作るのに非常に便利だ。

また、冷凍フルーツとミルク、バニラ アイスクリーム、プレーン ヨーグルト等を混ぜて食後のデザートにしたりと、思った以上に使う機会が多い。

おまけで付けてもらった小さなフード プロセッサーは、(長ネギが手に入らないため、代用している)リークのみじん切りやら、ハーブ類を細かくするのによく使う。

しっかりしたフード プロセッサーを持ってはいるが、野菜を切るのに使ったことはなく、専らパン生地や 餃子/焼売の皮生地捏ね、餅米粉砕(電子レンジ餅用)、ハモス(フムス)作りに使うのみだ。


歳を取って、面倒だと感じることが更に多くなった。
やらなければならない事は必要最低限な労力でできるよう、日々考え続けていれば、ボケる事なく人生を追えられるだろうか...




日本に荷物を送る準備

YouTube で犬のコートの製図を教えてくれているのを見つけ、早速製図し、まずは試作品を作り、その後超個性的な生地を使って本番に臨んだ。 製図はいたって簡単だったが、最初に使用した布は手持ちのやや厚手のフリースだったため(緑色の布は、以前作ったもののほとんど着用しなかった自分用...