29.8.16

焼きおにぎりとHummus

約2週間に1度の食料品の買い出し…

買い出しに行く直前には冷蔵庫の中がガランとした状態になり、食卓に上るものは非常に質素なものになって行く。

同居人たちの好物『焼きおにぎり』が、最近週末の朝ご飯としてよく登場するようになった。


薄くごま油を塗ったフライパンで時間をかけて焼き目をつけ(と書けば聞こえが良いが、我家はガスコンロではなく、電熱器が備え付けられているため、料理をするのにやたらと時間がかかってしまうというのが正解)、表面全体に薄く焦げ目が付いたら、醤油と少々のみりんを混ぜたものを刷毛で塗って行く。
醤油液を塗った面は焦げ易いので、手早く塗り、ひっくり返して他の面に塗り… と慌ただしく手を動かし、香ばしい香りとともに焼き上がったばかりのおにぎりをテーブルに運ぶ。
美味しい、美味しいと言いながらほおばる同居人たち… こんなものでも喜んでもらえるのは何よりだ。

土曜の朝は焼きおにぎり、昨日は Za'atar Bread(フラット ブレッド)を焼いた私…
我家の食卓に上るものは種々雑多。日本食、中華、イタリアン、メキシカンと並んで、よく中東及び北アフリカの料理が登場する。

中東の料理など日本に居た頃は作ったことも無かったが、フラット ブレッドを焼くようになったのも、ひよこ豆を茹で、家で Hummus を作るようになったのも、知人のイスラエリの影響が大だ。


家で簡単にできる Hummus をわざわざスーパーマーケットで買ったりはしない。
塩加減も、レモン汁の量も、好みの味つけにでき、しかも、作ったばかりの Hummus は買って来た物と比較にならないほど美味しいのだ。

… と、食べ物の写真を載せたりすると、さも料理好きのように見えるかも知れないが、料理は取り立てて好きではなく、必要に迫られて作っているだけである。
更に付け加えて言うなら、"着飾った" テーブルセッティングなどには全く興味が無く、気取ったレストランで食事をする気も更々無い。


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昨日ポカポカ陽気の中、同居人と一緒に裏庭に下り、みずみずしい葉が生い茂る寒梅の木を見上げると、もう既に沢山実を付けているのを発見した。


昨年作った梅ジュースはまだ残っている。
「今年は何にする?」と、私に難題を振ってきた同居人Hと一緒に苦笑いするしかなかった私…
「う、梅酒…?」


同居人が窓辺で育てているサボテンに花が咲いたと喜んで見せに来た。
地味で、控え目でかわいい。

人にしても、こういう地味で控え目な人の方が好きだな… 




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