30.8.16

雨垂れ石をも穿つ

今月始め、大枚はたいて買った日本の豆鉋3挺の内の1挺の刃が、出過ぎたままスタックしていて、どう足掻いても外せないと書いたことがある。



天候が良くなってきたので、今日、再度この刃を外そうと試みた。

台を叩くこと10分…
お〜、引っ込んできている!!

やった〜!! 外れた〜!!!
と、明るい日差しの中で、非常に清々しい達成感に包まれた。
精密な調整を要するものであるが故に、ごくわずかな木の伸縮がとても大きな差となって現れたように思った。



刃を取り外し、研ぐ。


以前作った、このような細いブレードを固定して研ぐための治具と木の丸棒、そして目の細かいサンドペーパーを使って丁寧に研いだ後は、皮革にポリッシング コンパウンドを塗り、それを木の丸棒に巻いたもので磨いた。

刃をセットする部分は、長いこと刃が深く差し込まれたままだったので、ちょうど良い深さで止まらず、言わばスカスカの状態だったため、父に倣って薄い紙(オーブン ペーパーを使用)をその大きさに合わせて切り、刃と一緒に差し込んでみると、最適な締まり具合になった。

これらの豆鉋は日本で購入しても高いものだと1挺1万円以上するようで、こちらで大枚はたいたと言っても、3挺で日本円にして ¥9,000 ほどで落札できたのは、もしかしたらラッキーだったのかも知れない。

諦めずに叩き続けてよかった…



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