私が以前買ったドリル ビットは品質がよろしくないためか、ドリル プレスで穴を空ける際にささくれが生じてしまい、せっかくの作品が台無しになってしまうことが度々ある。マツ材(パイン)はまだマシなのだが、今回使ったKwila のように肌理の荒いものだと悲惨な状態になってしまうのだ。
それを防ぐために、今日はまず真新しいドリル ビットの先端をダイヤモンド シャープナーで研ぎ、板の下には両面テープで当て木を接着し、出来得る限りの対処をして望んだのだが…
結果は上の写真の通りだった。
周囲から穴を空け始め、最初の内はささくれも無く比較的綺麗な穴を空けられたのだが、中央に行くに従って穴の周囲が裂けてきているのがよくわかる。(だが、ドリル ビットを研いだおかげでこの程度で済んでいる)
穴を空けた裏面はこのようにボコボコになっているので、スクロールソーでカットする前にサンドペーパーでこの突起を削り取っておかなければならない。削り取らないと、スクロールソーのブレードがガサガサに飛び出た繊維を引っ掛けてしまったり、突起のせいで若干浮き気味になった板の底に当たる部分が綺麗に仕上がらなくなってしまうからだ。
↑ このように小さな穴の周囲を平らにした後、スクロールソーで透かし彫りをする。
表面はほとんどの場合綺麗にカット出来る。
さて、裏はどうだろうかとチェックすると…
😱...
悲しいことに数カ所繊維が剥がれてしまっていた。
仕方がないので、この面は電動サンダーを使ってこの欠損部分が見えなくなるまで削り、その後、いつものように竹串に巻いたサンドペーパーで透かし彫り部分の角を丸くして行った。
同じ模様だが、昨日作った物よりも周囲の枠の幅を大きく取っただけで感じが違って見える。
周囲はこれに使えそうなモールディング 用の鉋を持っていないので、電動ルーターで仕上げることになるだろう。
道具も足りなければ、技術も足りない私の手作り品だが、これらを受け取ることになる家族は、きっと喜んでくれるに違いない。
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