10.1.20

H、NZの制約付き運転免許証を取得

6 年以上もラーナー ライセンスのままだった H が、ようやく重い腰を上げ、今日試験場に向かい、試験開始時間から1時間も経たないうちに家に戻り、無事 Restricted Licence 試験に合格したことを、仮ライセンス証明書の写真とともに知らせてきてくれた。(正式な免許証は後日郵送される)

ここ NZ で一から運転免許を取るとなると、まずペーパーテストを受け、それに受かるとラーナーライセンスというものを与えられ、NZ のフルライセンスを取得してから 2 年以上経過しているスーパーバイザーが同乗することを条件に、公道での運転が許可される。

そう、日本と違い、ラーナーはただペーパーテストに合格しただけで、運転経験が全く無くとも、初心者マーク『 L 』を付け、公道を自分の(或は誰かの)自家用車で運転することができることになっているのだ。

だが、H は当然のことながらいきなり公道で走らせる勇気は無く、夜、T に広い駐車場のような所に連れて行ってもらい、初歩の初歩から丁寧に教えてもらったものだ。H も怖かっただろうが T も怖かったことだろう。
誰も居ない駐車場での練習で運転技術が向上すると、次には車の通りがほとんど無くなった時間帯での公道トレーニングが始まった。

時折ヒヤッとさせられながらも、練習にはいつも T がついて行き、指導してくれていた。
2 人が一緒の仕事場で働いていた時には、H が自分で買った車に乗り、二人してドキドキしながら通勤ラッシュ時に出勤していたことを、今でもよく覚えている。



2009年4月の法改正で、日本の運転免許を持っている人はNZで新たに試験を受けることなく、料金を支払って書き換えるという手続きだけでNZの運転免許を取得できるようになったらしいのだが、私もTもそれ以前に免許を取得したため、NZ国内でペーパーテストと実技試験を受けなければならなかった。ただ、H のようにラーナーから始めなくてもよく、最初からフルライセンスを取得することができたのは幸いだった。

ペーパーテストは、以前はスクラッチ式で、日本の引っ掛け問題が混在している筆記試験と比べたら、非常に簡単で、ほとんどが「そんなのは常識だろう」と思えるような問題だった。
今はコンピューターを使ってテストを受けるようになっているらしく、35問中少なくとも32問正解しなければ合格できないと書いてあった。

とは言え、もちろん全て英語での試験であり、知らない単語でまごついたらアウトであるため、事前に試験問題集などでさらっと勉強しておく方が賢明だ。



フルライセンスを獲得するまでは、NZ の運転免許の各段階ごとに各種制約がある。(以下に書き記すのは、現時点での各段階ごとの大まかな説明だが、それらの制約は不変的なものではない)


[ Learner Licence ]
* 16歳以上であること。
* 運転する際には必ず、隣にNZの現運転免許保持者(保持歴 2年以上)であるスーパーバイザーが同乗しなければならない。
* ラーナーであるという印の『 L 』プレート(日本の初心者マークのようなもの)を、車の前後に掲示しなければならない。
* 20歳以下の場合は、微量でもアルコールを飲んで運転してはならず、20歳以上の場合は、100ml当たりの血中アルコール濃度は50mg以下であること、或は、呼気中 1リッター当たりに付き250マイクログラム以下のアルコール量であることとされている。
* 有効期間 5年(+2年延長可)

[ Restricted Licence ]
(試験を受けられるのは、16歳半以上になっている者で、ラーナーライセンスを取得してから少なくとも半年経っていなければならない)
* 5am〜10pmまでは一人で運転できるが、10pm〜5amの時間帯はスーパーバイザーが助手席に座っていなければ運転できない。
* スーパーバイザーが同乗できない場合は、夫か妻、あるいはパートナーまたは同居している家族が同乗する必要がある。
* 有効期限 5年(+2年延長可)

[ Full Licence ]
Restricted Licence を取得してから advanced driving course を受講及び終了した者は、25歳以上の場合、3ヶ月後にフルライセンス試験を受けることができ、advanced driving course を受講/終了していない者は 6ヶ月後にならないとフルライセンス試験を受けられないという決まりがある。

18歳以上25歳未満の者については、advanced driving course を受講/終了した場合は12ヶ月後、コースを終了していない者については18ヶ月後にならないとフルライセンス試験を受けられない。

試験は実技試験のみ。

詳細はこちら→ NZTA(New Zealand Transport Agency)



6.1.20

本場のマドレーヌ、引き出し式テーブル & Tの 3D プリンター

先日、久々にマドレーヌを焼いた。


今回、レシピは、本家本元のフランス人が YouTube で紹介していたものに倣ったものだが、砂糖の量は私たちには多すぎると判断し、20%減に変更した。


結果的に、砂糖20%減でも充分甘く、これまで作ったマドレーヌの中で最も美味しく出来上がったように思う。
レモン汁に加えてレモン ゼストも1/2個分入れたのだが、レモンの風味はほとんど感じなかった。次に作るときには、レモン1個分加えてみることにしよう。



昨日、オレンジに染まった空を眺めながら、オーブントースターの下に置く引き出し式テーブル兼収納庫のペイントを終え、ようやく製作が終了した。

アトリエの中は午後 3時台だというのに薄暗く、照明をつけないとならないほどで、窓の外はオレンジ一色... 


この世の終わりかと思わせるような、不気味な光景だった。(後でニュースを見たら、多くの市民が空の色がおかしいと警察の 111(緊急時の電話連絡先)に電話をかけたそうで、警察は空の色の件で電話をしてこないようにと説得するのにてんやわんやだったそうだ)

 ペイントを終えた引き出し式テーブルにビーズワックスを塗り、拭き取った後家に運び入れた。




浅い収納庫は、料理用シリコン マットとか、オーブントースターに付属していたトレーやら何やらを入れるためのものだ。


引き出し式テーブルは、スライダーの伸びる限界まで伸ばしても20cm ちょっとしかないが、それでも持っている長方形の皿は余裕で乗る広さがあるので、まぁ、これだけあれば不便ではないだろう。

 ボールベアリング付き激安スライダーのおかげで、開閉は非常にスムーズだ。



安い合板に安いスライダー、そして、自分で買ったのではない、何時誰にもらったのか定かでない真鍮の取手を付けて、2019年の暮れ〜2002年最初にかけての工作が無事終了。

生まれて初めてスライダーなるものを付けたが、取り付け要領を覚えてしまえば簡単だ。


T は先週 3Dプリンターを購入した。
一般家庭向けの 3D プリンターが出始めの頃は、ただただ『安っぽい』とか『ショボイ』としか思わなかったのだが、少しは進化したようで、予想以上に綺麗にできたテスト プリントを見て、キッチンで使う整理箱でも作ってもらおうかなと思い始めた。

だが、細かい設定をし、プリントするのにやたらと時間がかかるのを見ていたら、面倒臭いことこの上なく、自分では絶対にこれを使うことはないなという確信を持つに至った。

機械物に疎い私は、この先もやはり、手仕事の領域から出ることはないだろう。




5.1.20

オーストラリアのブッシュファイヤー の影響

今日の午後 2時を回った頃から、空が一面オレンジ色に染まり、家の中までオレンジ色で、薄暗く、奇妙な世界に入ってしまったかのように思えた。

One News で、この異様な光景の原因がオーストラリアのブッシュファイヤーから来るものだと報道されていた。







これを書いている午後3時半近くには、空がいっそう濃いオレンジ色になっていて、家の中は更に暗くなっている。
実に異様な光景だ。

長引くオーストラリアのブッシュファイヤーは、各地で大惨事を引き起こしている。
ニュースで流れる真っ赤に染まった空は恐怖以外の何物でもない。

一日も早く消火されるようにと祈るばかりである。


31.12.19

今年の十大ニュース

この時期になると、毎年決まって皆で『今年の十大ニュース』を選んでいた。H が居る頃は...

今年は近年に無く大きな出来事があった年だったが、大きな出来事は 10 も無く、半分でも探すのがやっとなほどだ。

1 位は何と言っても H が家を出て行ったことだろう。
2 位は大変な苦労を伴ったバスルームのペイント総塗替え。
3 位は T の日本旅行(with his friends)。

4 位以下は...
何だろう? ヒートパンプ式エアコンが付いたこと? T が家にサーバーを設置したこと? 私が VR を始めたこと?

何れにしても、たいしたニュースではない。



引き続き様々な味のプリンを作っている。
一度にまとめて 6 個作るため、3 日間は同じ味のプリンを食べることになるが、甘味を抑えて作れば飽きることはない。(甘味が強いと、明らかに飽きるのが早い)

コーヒープリンはエスプレッソの粉を使用すると濾すのが大変になり、濾し切れなかったコーヒーの粉が底に多く沈澱するという難点はあるものの、舌触りが悪くなるわけではなく、味もその部分だけ濃いということもないので、まぁ許せる範囲かなと、食に対してほとんど情熱の無い私たちは満足している。


今日のブランチに食べた完熟マンゴー。これまで食べた中で最も熟れたものだった。
大きかったので半分は冷蔵庫で保存...

1/4 量でも一度に食べるのには十分過ぎた。






アトリエではいまだにオーブン トースターの下に置く収納庫+引き出し式トレーを作っている。なぜこんなに長引いているのか... ただ単にやる気が起きないという理由なのだが、そのやる気が起きないわけが、NZ 国内で調達できるパーツ類の恐ろしく少ないことに起因していることは否定できない。

海外から取り寄せれば送料にまで GST が加算されるようになり、しかも最低でも 1 週間、ひどい時には 1ヶ月以上も待たされるのである。
あー、やっていられない...
そして、段々とやる気が失せて行く...


はてさて、来年はどんな年になるのだろうか。



24.12.19

冷夏?

最近朝晩涼しく、長袖無しでは居られない日が続いている。
日中の最高気温は20℃前後、最低気温は15℃前後だ。

20℃と言っても東京の20℃とは体感温度が違うと感じるのは、南極からの冷たい風が吹いているためだろう。家の中や日陰にいると凍えそうに冷たく、日向に出ると焼けるように暑い。



確か 3年ほど前に、どこぞの不動産屋が郵便受けに入れてくれたクリスマス リリーが、今年もこの時期にしっかり咲いた。

一年に一度だけ、このクリスマス時期に咲く以外は、ずっと土の中に埋まったままの球根...
栄養をあげるわけでもなく、同じ鉢に植ったまま、株が増えることもなく、毎年1本だけ茎が伸びてくるのだから、余程丈夫な種類なのだろう。


世間ではようやくクリスマス商戦が終わったかと思いきや、クリスマスが来ていないのに、早々とボクシング デー セールが始まった。

H は我が家でずっとクリスマスを祝わない生活を送って来たが、今年はパートナーのために大きなクリスマス ツリーを買ってあげたらしく、リビングに飾り付けられた写真が送られて来た。
パートナーからは任天堂スウィッチをプレゼントしてもらったそうだが、クリスマス前に開けてゲームを楽しんでいると言っていた。
やはり信心深くないのは変わってはいないようだ。

T と私にとっては全く特別な日ではなく、ツリーも飾らず、プレゼントも買わず、夕食にも力を入れず、面倒なこととは無縁に過ごせている。


一昨日の夕方、久々に美容院に行った帰り、家に入ろうとしたところで、大家さんの長男にばったり出会した。
ニコッと挨拶だけして家に入ろうとしたのだが、何故だか話しかけられ、しばし立ち話をした。
彼は理系で、とても頭の切れる、物静かな子だ。
我が家の住人 T や H は、彼とはほとんど話らしい話をしたことがないようだが、私は顔を見ればいつも何かしら話しかけられる。
とても誠実で、堅実そうな、気持ちの良い青年だ。




19.12.19

H の落し物


H が巣立った翌日、H が長年暮らしていた部屋に落ちていたサキュレントを拾い集め、空いていた鉢の土の上にそっと置いておいた。


1週間に1, 2 回、少量の水やり...

20日もすると小さな子供がたくさん出て来ていて、しっかりと根が着いたことを喜び、成長記録を写真に撮って H に送るのが楽しみになった。



11月の終わり頃には花が咲いたように増えていて、このサキュレントの生命力の強さに驚かされた。


そして、H が落としていった小さなひとひらずつは、2ヶ月半後にとても愛らしい花々のように増え広がった。

このサキュレントは、今でもH が暮らした部屋の窓辺で成長し続けている。



セキュリティー カメラの必要性

先月、大家さんの家の入り口に、背の高い頑丈なゲートが付いた。

ゲートを付ける数ヶ月前、大家さんの家の玄関先に停めてあった車が車上荒らしに遭ったらしく、これまで非常に安全に暮らしていられたこの地域も、近頃物騒になって来ていると、対策を考えた上でのゲート設置だったわけだが、当然リモート コントロールシステムになっているとはいえ、車が出入りする度に大きなゲートを開けたり閉めたりしなければならないというのは、やはり厄介だろうと思えて仕方がない。しかも、結構なお金がかかっているはずだ。

我が家は、T がセキュリティー カメラを 4台設置した。敷地内に入って来た人全てを確認できるよう、様々な場所にカメラが設置されており、携帯電話でそれら全てを見ることができるようになっている。

これまで裏庭のアトリエで作業している時には、家の玄関にはチェーンをかけ、アトリエに降りて行く都度ドアベルの端末をコンセントから抜き、アトリエに付け替えるという面倒な作業をしていたのだが、今は携帯電話の画面に玄関のセキュリティー カメラの画像を常時表示させることができ、人が来ればすぐに対応できるようになっているため、こそ泥に入られる心配も皆無で、配達された荷物を通りがかりの人に盗まれる心配も無くなった。

セキュリティー  カメラを設置する前は、時折、見るからに "怪しい" 人がドアベルを鳴らしに来たことがあったが、カメラが付いているのが外から見えるためか、怪しい人は全く来なくなった。カメラの効果は絶大であると言えるだろう。


今年も静かに暮れようとしている。

T のおかげで、ストレス フリーな生活を送れているよと、彼の人の写真を見ながら、心の中で報告をした。


11.12.19

歳を取っても反射神経は鍛えられるのか...

Beat Saber で運動し始めてから1週間が経った。
体重の変化はあまり見られないが、お腹周りの肉が少し落ち、膝が柔軟に動くようになった。

歳を取ると足腰の衰えが深刻な問題になることを実感していた私にとっては、少しでも衰えるスピードが遅くなるだけでありがたく、体の各機関が正常に機能するようになるかもしれないとなれば、尚更嬉しいことだと、楽しんでプレイできている。

さて、歳を取っても反射神経は鍛えられるのか...
VR を与えられた私が最初に長男に問いかけた質問であるが、答えは明らかに YES である。

やっている内に慣れてできるようになるよと長男は言っていたが、果たして60を超えても言えることなのだろうかなどと、つまらないことを考えながらも、Easy → Normal と移るのにほとんど時間はかからなかった。Normal がほぼ完璧にできるようになり、最初全くついて行けなかった次の Hard レベルも、1 週間後にはほぼクリアできるようになった。だが次の Expert に至っては、曲が始まって2分もしない内に、自分でも笑えるほどデタラメに打っていて、体と言うよりも頭がついて行っていないのを強烈に思い知らされる結果となっている。これも、いつかは征服できるようになるかもしれないが、時間がかかりそうだ。

でもまぁ、誰と競っているわけでもなく、体力をつけるためにやっているのだから、体を動かしているだけで十分だなと、一生懸命に、向かってくる矢印を目で追い、力一杯腕を動かして汗をかいている毎日である。(力いっぱい打ってはいけないとか、何度かミスしなくてはいけない場合とかもあって難儀なことだ)


ただ、困ったことに、朝起きると頭の中が Beat Saber の様々な曲でいっぱいになっていて、気分的に何だか騒がしく、静かに過ごせなくなってしまっている。
慣れたら、頭の中で曲が流れなくなるのだろうか?


あと半月ほどで年末か...
今年は大きな変化があった年だったな...


5.12.19

ほとほと嫌になる宅配業者

この国には沢山の配送業者があるが、信頼できる業者はそんなに多くはない。
その仕事に携わる個々の配達員をきちんと教育できていない業者があまりにも多くて、実に腹立たしい限りである。

隣国オーストラリアから先月29日には到着していた荷物だが、追跡すると、昨日夕方に配達済みとなっていた。
玄関にも、郵便受けにもそれらしいものは入っておらず、敷地内を見て回ったが見当たらなかったため、仕方なくカスタマー サービスに、届いていない旨のメールを送った。

調査してすぐに連絡をくれるというので待っていると、別のカスタマー サービス員から、

This has just scanned as delivered this morning.
Signed by Steve @ 9.19


と、連絡が来た。

「残念なことに、我が家には配達されていないし、スティーブという名前の人はここにはいない。一刻も早く、『我家に』配達されるよう希望する」と、山ほど言いたい苦情があるのを我慢し、要点だけ簡潔に書いてメールを送った。


前回の配送でもそうだったが、Toll という配送業者のこの地区の配達員は、Global Express と銘打っているのに、NZに到着してから1週間、あるいはそれ以上(前回は2週間)かかって配達するという怠慢ぶりだ。

また、配達員が配達状況をコロコロ変える。
明らかに、きちんと仕事をしていないだけではなく、会社にデタラメな作業報告をしているということに他ならない。

配達した荷物を、わざわざ非常に人目につきやすい場所に放置していくのには、何か目論見があるのだろうか?それとも、何も考えず仕事をしているということか?人目につきやすい場所に置くことのリスクを予想できないほど非常識であることは疑いようもない。(配達の仕事に最も向いていない性格の人物である)


このブログで何度もクーリエの怠慢ぶりを披露して来たが、この国の現状は本当にひどいもので、無責任極まりなく、全くやる気のないこんなに多くの人が、給料をもらえる仕事に就いていられるという現実が、私にとっては腹立たしくて仕方がない。


昼近くになってカスタマー サービスから連絡を受けた配達員が手ぶらでやって来て、昨日確かに配達したと言うので、昨日配達されたものは T 宛の荷物だけだろう。私へのものは配達されなかったと、昨日配達された T 宛の配達番号付きパッケージを見せ、私が注文したものをウェブサイト上できちんと確認できるよう、携帯電話で追跡履歴を開いて見せた。
配達員はしばらく考えている様子だったが、記憶をたどっていたのか、違う番地に配達したことを思い出したようだった。

「今日の午後には必ず届けるから」と言って帰った配達員だが、夜になっても現れず、私は宅配業者と関わるのが心底嫌になった。



3.12.19

高くはないのかも知れない Oculus Quest

窓の外を見ると、女性が二人、walking ware に身を包み、一生懸命に歩いていた。
靴はもちろんのこと、それなりのスポーツウェアを上下身に付け、(おそらく)歩数、消費カロリー、脈拍数等々を計測できるだろう時計を装着し、water bottle も腰にぶら下げ、完璧な "運動スタイル" だった。
確かに、長時間歩くためにはそれなりの靴は必要だ。靴の良し悪しが脚を痛める確率を高くしたり低くしたりすると言っても過言ではない。脚を痛めると、痛めた部分をかばう歩き方になり、体の他の部分にも影響を及ぼすことになる。

スポーツ用の服装は、汗をよく吸収し、しかもべとつかず、すっきりとしていて邪魔にならずというものを着たくなるだろう。
どうせ汗をかいて、後でシャワーを浴びなければならなくなるのだけれども、少しでも運動中快適に過ごしたいという気持ちはわからなくはない。屋外に出ていれば尚更だ。

また、自分の頑張りが目に見えたものにならないと、達成感を感じることができず、そこで計測器を購入することになる。

脱水症状になってはマズイので、歩くのに邪魔にならないボトルも買わなければ...

と、全て揃えたら、総額幾らくらいになるのだろう?金額はピンキリだというのは承知しているが、最低でも数百ドルかかることは明らかだ。

そこまでしないと walking できないのか...


窓の外を見ると、時々、アジアンの老夫婦がゆっくりと歩いているのを目にすることがある。おそらく健康維持のために歩いているのだろうと推測できるが、前述の彼女たちのようではなく、ファンシーではないごく普通の靴を履き、普段着を着て、水のボトルも持たず、この急坂をゆっくりと上がっていくのである。気分転換にはいいかもしれない。だが、10年ほど前、GP(家庭医)が、ゆっくり歩くだけでは、全くといっていいほど歩く意味がないと言っていたのを思い出し、汗をかく程一生懸命に歩かなければならないのなら、家に居てVRで汗を流した方が楽だよな... と、面倒臭がり屋の私はますます walking に出る気持ちが無くなってしまった。

実を言うと、長男が Oculus Quest を送ってくれると連絡をくれるまでは、歩きに行かないとならないな... 足腰も弱って来たし... と真剣に考えていたのだ。
H がもう履かないからと置いていってくれた walking shoes も何足かあることだし、近くに大きな公園もある。
だが、汗をかきやすい体質であることに加え、汗をかくと顔は真っ赤になり、額にかかる髪はひどくくせ毛になってしまって、全くもって見苦しいのだ。別に気にしなければいいのだが、家に居るだけでも汗をかいてくせ毛に戻ってしまった髪がどうにも気になって仕方なくなるほどなので、外でそのような状態になることを想像するだけで精神的によろしくない。

VR で Beat Saber をプレイするのは、予想していたよりもハードだ。
立ったりしゃがんだり、左右に振れたり、思い切り強く打つ動作をしないと点数が出なかったり、更には打つ方向を示す矢印が消えるモードもあるため、記憶力も要求されるという具合に、年寄りのボケ防止には最適と思えるゲームになっている。

プレイした翌日には軽い筋肉痛に襲われるが、動きがぎくしゃくする程ではない。(以前、ピラティスに通っていた H は、最初の頃ギクシャクして帰って来たことがあった)

毎日少しずつでも運動していれば、その内に血圧も正常値に近づくに違いない。

以上のことを鑑みると、Oculus Quest の価格というのは、決して高いものではないように思えてくる。(長男からのプレゼントなので、私の懐は痛んでいないが...)

家族に迷惑のかからない老後を迎えられるよう、しっかり運動して、呆けずにいられるよう、頑張るとしよう。



30.11.19

Thanks Giving Day 無しの Black Friday Sale in NZ

ここ NZ では Thanks Giving Day を祝う習慣は無い。
それなのに、近年になって商売人がこぞって Black Friday Sale と銘打ち、大々的に"破格値" だから買わなきゃ損だと言わんばかりの広告を打つようになった。

商売人にとっては、年数回しか無い『特別な日』が増えたというわけだ。

特別な日というのは概ね祝祭日となり、商売人はそれら祝祭日の前には必ずセールを打つ。
どこの国でも同じようなものだろうが、ここ NZ では、New Year's Day(1月) に始まり、Waitangi Day,(2月) Easter(4月), ANZAC Day(4月), Queen's Birthday(6月), Labour Day(10月), Christmas(12月), Boxing Day(12月)などと共に、父の日やら母の日などというものも加え、ありとあらゆる "記念日" を逃してなるものかと、大々的な広告を打ち、週に何度も顧客に e-mail を送り、庶民の購買欲を刺激し続けて来た。そして近年、祝いもしない Thanks Giving Day の翌日の Black Friday を躊躇も無しに取り入れ、アメリカに便乗した形で大々的に執り行うという、モラルも何もあったものじゃない風潮になって来ている。(ハロウィンは、まだそんなに一般化されていないように思える)

だったら、いっそのこと、他の国々の全ての記念日にセールをやったらどうだ?どうせ、セール価格にしたところで、利益がそんなに削られるわけでもないだろう... などと意地悪い反応を示してしまう私は、明らかに商売人には向いていない。

なぜセールを打つのか。
答えは簡単。売り上げが格段に伸びるからだ。

セール価格に下げても充分利益が出るということは、通常価格では法外な儲けを得ていると考えるのが筋だろう。頻繁に50〜60%引きの広告を打つ企業の仕入れ価格は一体幾らか... もちろん、仕入れ価格に人件費やら広告宣伝費やら諸々の経費類を加味した上での50〜60%引きだ。おそらく、一般消費者の目が飛び出るほど安価に違いない。
私たち一般消費者は、普段有り得ないほど法外な金額で生活必需品を購入せざるを得なく、逆を考えれば、生産者もまた、法外な安値で問屋に下ろさなければならない状況となっているということになる。
儲けるのはいつも、商品を右から左に動かすだけの商売人だ。
私はそんな経済社会にほとほと嫌気がさしているのだが、そのような世界で一生暮らさなければならない。この先もこの体制は変わることはないだろう。

しかし、そんな Black Friday Sale があったおかげで、日本にいる長男から(私にとっては非常に)高価なプレゼントが届いて、未知なる世界 "VR" に突入した私...


手始めに Beat Saber のソフトを購入し、簡単なものから始めてみたが、これがけっこう面白い。

 若い頃運動神経は良かったので、感覚はそこまで衰えてはいない。リズム感もまだ大丈夫なようだ... などと思いながら、これは呆け防止にもきっと役立つに違いないと、そんなことに思いを巡らして体を動かしている、一昔前だったられっきとしたお婆さん...

これから汗だくになることを予想して、Amazon.com にフェイス クッション カバー/パッド等を急いで注文した。Black Friday だからではなく、あと数日で NZ の消費税が上乗せされてしまうようになり、更に高いものになってしまうからだ。


T が小学生の頃所属していた陸上クラブの女性コーチが、夜、寝る1時間ほど前に 15分間でも運動をすると、ダイエットに効果的だと言っていたが、ダイエットは抜きにしても、このゴーグルが頬骨に当たり痕がついてなかなか取れないため、外に出かけることがなくなった夜にプレイするのが最適だろうと私は思った。

暑い夏の夜に汗だくになって、長男の思惑通り減量に成功するといいのだが...



余談だが、これまで Amazon Japan は NZ への海外発送をして来たが、おそらく今回の NZ の税改正を受けてだろう、デジタル商品以外の物については NZ への発送を打ち切ったようで、Amazon.co.jp からは直接購入できなくなってしまった。
どうしても欲しいものがある場合は、親類縁者に転送してくれるよう頼むしかない。
実に不便だ。
これが一時的な措置であるよう、祈るばかりである。


日本に荷物を送る準備

YouTube で犬のコートの製図を教えてくれているのを見つけ、早速製図し、まずは試作品を作り、その後超個性的な生地を使って本番に臨んだ。 製図はいたって簡単だったが、最初に使用した布は手持ちのやや厚手のフリースだったため(緑色の布は、以前作ったもののほとんど着用しなかった自分用...