10.8.17

トルティーヤ プレス作り

縞模様のまな板に少々違和感を感じるのは、これまで単色且つ淡色のまな板を使い続けてきたせいだろうか…


包丁の刃の当たり具合は良く、大きさも手頃なのだが、まだ "色&模様" に慣れず、料理する度に「何だか違う…」と心の中でつぶやいてしまう。




まな板の後はトルティーヤ プレス作り…

少し前観たアルゼンチンの映画では、主人公が毎朝同じものを食べていたが、私は工作にしても料理にしても、同じものを作り続けていられない性格な為、何か他に良いものはないかと常に探し続けているわけなのだが、これまでに買った調理器具で一度使っただけというものも幾つかあり、お蔵行きとなった調理器具はオークションに出品される日を待つ存在となっている。

我家ではメキシコ料理は好んで食べるので、トルティーヤ プレスはお蔵入りすることはないはずだ。

昨日カンナがけをしていた Ash は、肌理が荒いハードウッドだが、鉋がけは非常に楽だった。


サイズを測り、エンド グレイン(木口)を鉋で削る際には、ナイフで周囲にぐるりと印を付けておくと便利だ。



エンド グレインに鉋をかける際には、鉋のかけ終わり部分(最後の角)を予め少し落としておくか(↓)、同じ高さの要らない板を端にピッタリと添わせておき、鉋の刃が角の繊維を引っ掛けて、ロング グレイン方向に裂けてしまわないよう工夫する必要がある。
また、このエンド グレインの角を落とす時には、鉋を斜めに傾けた状態で削ることが大切だ。



今回、鉋をかけ易くするために、ナイフで印した近くまで予め周囲を面取りしておいた。(↓)このようにして鉋をかけている人を見たことはないが、こうしておくと、どこまで削っていいのかが一目瞭然なので、楽に、均等に(水平に)鉋をかけることができる。


Ash の鉋屑はまるでレースのリボンのようだ。… と、そんなことを、レースのリボンとはほど遠い木工に携わる男性陣は考えたりするものなのだろうか… 😄


残念なことにこの板には斜めに亀裂が入っていたため、亀裂部分に補強板/鎹(かすがい)を埋め込んでそのままのサイズで使おうかと試してみたのだが、鑿を軽く打込んだだけで割れ目の周囲の表面が薄く剥がれてしまい、途中で断念。
割れ目部分を切り落として使うしかなさそうだ。

適度な大きさの一枚板は他に無いため、以前購入した Oak の切れ端を張り合わせて使うことにし、昨日は接着部分に鉋をかけた後、クランプで留めるところまで済ませておいた。


Oak は香りが強い。この古いタンスのような独特な香りが好きな人は、きっと古物商に行くと落ち着くタイプの人だろうなどと、どうでもいい事を考えながら、朝から電気が点かず、少々薄暗いアトリエで今日も鉋がけをしていた。電源を必要としない工具類はこのような時に威力を発揮するが、薄暗い中での作業はとりわけ目が疲れ、夕方4時には集中力も切れた。




家に戻って、トルティーヤを麺棒で伸ばして作り、Chicken Fajitas + コリアンダーいっぱいの Guacamole なんぞを作って、メキシカンの夕食... 

やはり麺棒で伸ばすのは面倒だ...
早くトルティーヤ プレスを仕上げなくては... と、更に強く思った。


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