22.8.17

Isn't it stupid?

日本のインターネット オークションで売られていた『西洋鉋』の写真の中にあった一枚↓。



1. この商品を使う際には、常にANSI (American National Standards Institute) で承認されたセイフティ ゴーグルを身につけること。
2. 使用前に、取扱説明書に書かれている全ての注意書き(警告)と安全対策を読み、それを遵守すること。

この警告ラベルを剥がすべからず

と書かれているが、こんな馬鹿げたラベルを貼ったまま使っている人など、私はこれまで見たことはない。

ゴーグルを着用しなければならないほど、気が狂ったように激しく鉋をかけまくり、粉を勢いよく舞い上げるような人がいたらお目にかかりたいものだ。

また、鉋がけで木片が飛んで来て目に入る危険性など、私は考えられない。
どのように使ったら目に被害が及ぶような状況になるのだ??? 鉈とか、斧とか、drawknife、或は鑿だったらば、木片が飛んでくる可能性を全面的に否定することはできないだろうが... 鉋だぞ... 

もしかしたら、ブレードが外れて飛んでくる可能性があるほど粗悪な作りなのかな...?

私だったら、こんなラベルが貼ってあるような(言い換えれば、こんなラベルを貼る必要のある)鉋は絶対に買わないな...


余談だが、何年か前に買った幼児服の既製の型紙には、こんな火災に関する注意書きが貼られていた。


「子供の安全の為に、ゆったりした服、あるいはネグリジェのような形のものは、燃え易い布地で作られるべきではない。
綿100% 、シェニール(フランス語;ビロード状の毛羽のある糸で織られた布)、Molleton (綿100% で、柔らかくフリースのようなもの)、そして、綿ネル、それにアクリル製のものは避けるべし。」

じゃ、一体どんな生地で作ればいいのだ?? 燃え難い素材で子供の皮膚に接触しても良い物って何だ?? 皮?
皮なんて着て寝たくないぞ...

普通、子供には特に綿100%の物を着せた方が良いんじゃないのか?
なぜ『燃える可能性』しか考えないのだ? 
燃え難ければ肌にとってマイナス要因が多い素材でもいのか?

何か間違ってやしないか???

私はこのテの思慮を欠いた警告を見る度に、「誰がこんなことを考えついたんだ?」と思うのと同時に、この世にはこんな警告を見て「なるほど」と納得する人がいるのだろうか、情けない世の中になり下がってしまったことよと、殊の外ガッカリしてしまうのである。


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