31.8.17

手打ち(もどき)うどん & Purpleheart

風邪のため会社を休んでいる同居人Hは、ひどく咳き込んで疲労困憊なため、お昼にうどんを作ってあげることにした。

うどんの材料は強力粉と薄力粉、それに塩と水があればできるので、いつでも作ることができる ... が、少しでも料理にかける時間を減らしたい私は、まずはフード プロセッサーのみでどの程度のクオリティのものができるのかを試してみた。

フード プロセッサーにパン捏ね用のブレードを付け、粉類を撹拌しながら、塩水(水150ccに対して塩大匙1弱)を少しずつ注いで行く。
約3分ほど捏ねただろうか... 定かではない...

うどん生地がまとまったら、乾燥しないようにラップして30分ほど生地を休ませ、小麦粉或は片栗粉を少々ふって麺棒で薄く伸ばし、折り畳んで端から切って行く。


切り終わった麺はくっついてしまわないように粉を振ってバラバラにほぐしておかなければならない。(刃が弧を描いていない菜切包丁は麺を切るのに最適だ)


フード プロセッサーで捏ねたのみの麺は、味はさて置き、やはりコシが無く、茹でている間にプチプチと切れてしまい、"すすれない" うどんになってしまっていた。


すすらなくても食べられるというのは西洋人には向いているかも知れないが、私達には食べづらく、味はうどんなのに、うどんを食べた気がしなかった。

... ということで、『讃岐うどん』ならぬ『手抜きうどん』は unsatisfied な結果となり、次回はフード プロセッサーで生地を作った後、ジップロックに入れて踏んでみるという方法を取ることが決定した。(とは言え、日本の小学校の給食に出てきたソフト麺や、こちらのスーパーマーケットで売っている Trident Udon Noodles に比べたら、短い手抜きうどんの方が遥かに美味しいことは間違いない)

次回が楽しみである。

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扱い難い Purpleheart の板から Lucet を切り出した。

通常使うスクロール ソーの細いブレード(#5〜#12)では全く歯が立たないほど高密度で硬い板なので、新品の、ハードウッド用に作られた太く頑丈なブレードを使ったのだが、この下の曲線を切っただけでブレードが鈍らになったのが、次の写真でよくわかる。


カットしている途中から煙が出始め、焦げ臭い臭いが漂い、木粉は焦げた紫色に変化した。
切り口は鮮やかな紫から深い紫へと変わっている。


焦げた部分を削り取り、サンディング後の板は、所々紫色っぽい部分はあるものの、概ね茶色である。


はっきりとした色の変化を見る為に、できたての Lucet にTung Oil を薄く塗った直後の写真を撮っておいた。



たった1cm 程度の厚みでも透かし彫りをするのが容易ではないこの Purpleheart 。
日の光りと空気にふれる事によって色は変化してしまい、美しい紫色を持続することも困難なこの板を、一体何に使ったらいいのだろうか...

まったく、ため息の出る板であることよ。



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