6.7.16

寒梅開花

夕方アトリエのドアを閉め、薄暗い裏庭に目をやると、梅の木に白い物が付いているのが見えた。
あぁ、もう寒梅の花が咲く時期だったんだ… と、薄暗い中で花の写真を撮っていたら、他の枝には蕾が沢山ついていて、いくつか開花しているのが見えた。



今年は寒くなるのが遅かったので、いまだに沢山葉が残っている。
昨年は6月の末に寒梅の花の写真を載せていたが、昨年はみごとに葉が落ちてしまっていて、花が終わり実をつけ始める8月頃になって、ようやく葉が出て来ていた。

今年は残っている葉はどうなるのだろう?
付いたまま新しい葉が他から出てくるのかな?



5.7.16

farm sign

国内のインターネット オークションに出品していたウェルカム ボードに質問が来ていた。
農場/農園のサインを作ってもらうことはできるかという問い合わせだった。

サイズは横 90cm、縦 約 57cm という、結構大きなもので、スクロールソーでその大きさの板を一度に切ることはできないため、これまではそのような依頼があっても断っていたのだが、私も少しばかり技術が向上し、木工に関する知識も増えたため、幾つかに分けて切り、ジョイント部分に補強板を入れて組み立てることで、強度も心配することなく作ることができるという確信を持って、今回は引き受けることにした。

デザインは既製の物で、ウェルカムと書いてあった部分を農場の名前に変更するだけでいいとのこと。先週末に暇を持て余していた同居人Hがフォトショップを使って、あっという間に綺麗に仕上げてくれたため、今回のパターン作りはいとも簡単に終わった。



パターンはA4サイズの紙10枚に分けて印刷したものを、以前作ったライトボックスを使って慎重に重ねて留めて行ったが、家庭用のプリンターの性能はさほど良くないため、個別に印刷されたものが完璧に一致することはなく、ほとんどの場合、微妙なズレが生じてしまう。



まぁ、このような単独で使用する看板作りにおいては、その程度のズレは何の支障もないのでOKなのだが、既製のサイズに合わせる必要のある作品を作る時などは、最終的に計測し直し、手を加える必要が出て来るだろう。

依頼者とはインターネット オークションのQ&A上でのやり取りしかできないため、そこにその人だけに向けたオークションを作った旨を書いておき、まだ落札はされていないが、その人を信用して、今日から板を切り始めることにした。

分割したものの、スクロールソーでカットできる最大限のサイズなので、スクロールソーの天板の上で板を動かすのに一苦労しながらカットしていた。
細かなデザインの小さな作品も切るのに時間がかかるが、板を動かすのが大変なほど大きなものも、思った以上に時間がかかるものだ。

デザイン通りにカットし終わったら、次は補強を入れて組み立て。そしてサンディング、ペインティング、サンディング、ペインティング… 
そして、乾きが遅いため一日に一度しか塗ることができない防水用 varnish を5〜6回重ね塗りし、乾燥させて出来上がり。

まだまだ先は長い。




この程度でいいのか?



以前、お粗末なデモンストレーションビデオを恥ずかしげもなくアップしたWoodworkers Journal が、あれよりはマシだが、ジョイント部分のひどくお粗末なものをまた披露していた。
しかも、スライディング ダブテイル レールの作り方は説明されていない。


この程度の技術でその分野の職に就けて、収入を得られるなんて、羨ましい…


3.7.16

必要な物を手に入れるのに忍耐を要する国

5月半ばにAmazon UKのマーケットプレイスに注文を入れた saw file は、6月半ば過ぎにようやく出荷されたという通知が来たが、受け取り先に指定したYouShop UKのアドレスに届いたという通知は未だ来ない。

たかが saw file を買うのにおそらく2ヶ月以上かかってしまうに違いないという、非常に情けない環境に居る私は、雲の上のお師匠さん推奨の Tome file(ポルトガル)3本セットが今日国内のオークションに出品されると、すぐにBuyNowで購入してしまった。

"ショッピングが三度の飯よりも好き"という人には、NZは住むのに適していない国である。

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7月に突入した途端真冬になってしまったかのようなオークランド。
ツンとする寒さに耐えられず、昨夜、この冬初めてガスストーブをつけた。
そして、まずガスストーブの前に鎮座したのは、パン生地…

夕食に自家製ピザを焼こうとパン生地を醗酵させていたのだが、気温が低過ぎて3時間経っても醗酵が足りず、仕方なく湯たんぽで温め、更にはガスストーブで温めて、ようやくピザ台が出来上がったのは、夜7時半過ぎだった。

家で焼くピザは美味しい上に経済的。最も安いチェーン店の価格を遥かにしのぐ安さで、高級レストラン並みのピザが楽しめる。しかも熱々だ。

飲んだワインは先日スーパーマーケットで安売りしていた Ara Pathway Sauvignon Blanc
私のお気に入りの白ワインの内の一つで、最近は The Ned Sauvignon Blanc か、これしか買っていない。



29.6.16

不備だらけにしか見えない NZ Post Website

国内のインターネット オークションで、透かし彫りの紙ナプキン ホルダーを買ってくれた人がいた。

適度な大きさの段ボール箱に入れ、品物が外からの衝撃で壊れないよう、梱包材をしっかり詰め、出品する際に幾つか送料を見てみたのだが、段ボール箱をNZ Post のプリペイのバッグに入れて送るのが最も安かったので、送料はプリペイバッグ代の$9.00 と書いて出品し、落札者は送料も含めてクレジットカードで決済してくれてあった。

宛先が同じオークランド市内の住所だったので、プリペイのバッグに段ボール箱を入れるよりも、そのまま小包で送った方が安いかも知れないと思い、箱の大きさを測り、相手方の住所を番地までしっかりと入力して、NZ Postのオンラインで送料を確かめると、送料は$5.50 と出ていた。

わざわざ高い送料を支払わせるなんて相手に申しわけないと思い、落札者にその旨をメールで伝え、送料が安くなった分を返金し、今日土砂降りの中ポストショップに出掛けて行き、伝えられた値段は何と $8.50...

「何で?私、昨日オンラインでフル アドレスを入れて送料を出したら、$5.50 だったんだよ」と、もちろん聞いた。



窓口の職員は、送り先はオークランド市内なんだけど、ポストショップで判断するオークランドの"管轄範囲" からは外れているので、オークランド市内料金では受けつけられないと言う…

でも、私はフルアドレスを入れて検索したんだよ!!!
番地までしっかり入力すると間違った料金が出てくるのかい???

窓口の職員曰く、そうなんだそうだ。
お話にならない...

議論を戦わせるのが途中で面倒臭くなったので、ショップで売っている郵送料込みのバッグを買い、それに箱をすっぽり入れて出して来た。

NZ Post のウェブサイトには、ここで見積もられた料金は、実際窓口で計算されるものとは違う場合があると逃口上が書かれているので、どんなにおかしいと思っても、どうしようもないのが現状だ。



家に戻って地域名だけで検索してみたら、窓口職員の言う通りの金額が出てきた。
だが、ここでもまた腑に落ちないことがあった。



NZ Post のウェブサイトで、番地を入れず、地域名だけで検索した場合は、地方配達料金も別途支払う羽目になるように見えるが、窓口の職員はそれには全く触れていなかったのは何故なんだろう??

また、段ボール箱のまま送ろうとすると、追跡番号付きの割高なサービスしか受けつけられないと言うのに、その箱を送料込みのバッグに入れれば、安い(追跡サービス無しの)普通郵便料金で、オークランド市内のみならず、NZ 国内のどんな田舎にも配達できるという、全くもって理解し難いシステムになっている。
一体、どういう風に区別しているのだろうか… 袋に入っているかどうかの違いだけしかないじゃないか...


この次 NZ Post で荷物を送る時には、オンラインで送料を支払い、自宅で支払済の用紙を印刷したものを箱に貼付けて、支払済荷物を投函するポストに入れてくることにした方がよさそうだ。(後日、送料が足りなかったと請求書が届くのかな?送付先の住所がしっかり印刷されているのにも関わらず?)

今度試しにやってみよう… :)









27.6.16

小さなランプの台座


少々形は違うのだが、似たようなものが出来上がった。

ハードウッドの Kwila はそこそこ重量があり、この台座にはピッタリだ。



底も同じように穴を空け、あとは滑り止め兼傷防止用のフェルト地を貼付けて、台座は完成となる。



26.6.16

鉋のシリコン パッド作り

鋸でカットした板を正確なサイズにし、全ての角が直角になるよう、シューティング ボードと鉋を使って削るというのは、基本中の基本だが、私の手はヤワなので :)  鉋(Stanley #4 or #5)をシューティング ボードに添わせつつ削っている内に、鉋の側面の縁が掌に食い込んで、痛くて強く押せなくなってしまう。毎回々、途中で厚手の軍手を着用しなくてはならなくなるのだが、イボイボの付いた軍手をはめて滑り難くし、掌の痛みを軽減したところで力の入り難さは変わらず、どうにかならないものかと長いこと不便な思いをしながら使っていた。

これまでも、木でパッドを作ろうかと何度も考えたことがあるのだが、どのような形にして、どのように取り付けたらいいのかと考え始めると、何だかとても面倒に思えてしまい、なかなか手を付ける気にならなかったのだ。

昨日、同居人Tが、簡単なシリコン モールド/パッドを作って何か作業するというので、隣りで見ていたら、これは使えそうだと閃いた。

DIY ショップで買って来たシリコン シーラントと、家にあった料理用の片栗粉を混ぜ、手袋をした手にベトベトくっつかなくなったら、ビニールで覆った鉋の形に合わせて、鉋を実際に押さえた時に据わりがいいように形作って行く。



こんな形で大丈夫かな?と、何度か形を変え、取りあえず形にしてみたが、これが一番良い形かどうかわからない。しっかり固まったら(固まると言っても、シリコンなので適度に柔らかいままだ)使い心地を見てみることにしよう。


余ったシリコンで、シリコン シーラントのキャップを作ったのは同居人T。
白玉団子のようなキャップだが、これで中身が乾燥し、固まってしまうのを少しは防げるかも知れない。


追記:
しばらく使っていたら、シリコン パッドが割れて、使い物にならなくなった。
改良が必要だ。

24.6.16

More about Stanley #78 & Record #778


ほとんど同じように見えるStanley #78 とRecord #778 だが、使ってみると違いがよくわかってきた。

上の写真を見て、何だかRecord #778の方が大きい感じがすると思う人は多いだろう。色の違いのせいでか、はたまた、フェンスのサイズの違いがそう見える要因かもしれないと考えるかも知れない。

だが、そう感じるのは目の錯覚では無い。実際にRecord の方が大きく分厚いのだ。
下の写真は少々見辛いのだが、底の長さを比べてみると、Stanley は20.5cmに満たないくらいなのに対し、Record は約22cmあった。




底の幅はほぼ同じ。


ボディの金属板は若干Record の方が厚く、



ブル ノーズの先端の金属部分の厚みは、1mm以上の差があった。(Record の方が頑丈にできている)




そして、私が最も違いを感じたのはハンドルだ。


この写真(↑)を見て明らかなように、ハンドルの厚みが "かなり" 違う。
どれほど違うかというと… 1.89mm



1.89mm … まぁ、約2mmの違いしかないのだが、たった2mm 弱でハンドルを持った時の感じがまるで違うことに、正直私は驚いた。

Record #778 のハンドルは実に手にしっくり来るのに対し、Stanley #78は薄過ぎて"据わりが悪い"と感じる。
人それぞれに手の大きさや厚みは違うので、万人に当てはまるわけではないだろうが、持ち易さでは、私は Record に軍配を上げた。

フェンスの大きさと、補助フェンスを付けられるという使い勝手の良さ、そしてハンドルの持ち易さで勝っていると思えるRecord #778だが、困った事に、私は使う度に左手の人差し指に切り傷 or 刺し傷を作ってしまうのだ。



なぜ人差し指に傷を作ってしまうのか… 
これまでStanley #78 を使っていた時には、フェンスを取り付けるためのバーに左親指を添え、バーの前方のフェンスを残った指で押して板に添わせていたので、(下の写真の←部分に出ている刃先に触れることはなかったのだが...


Record #778 のフェンスを押さえるバーは、刃先の前方にあり、これまでのようにバーに親指を掛けて下のフェンスを押さえることには、(先端過ぎる気がして)とても抵抗があるのだ。

ちょうどフェンスを押さえたい場所に刃が出ている構造とでも言おうか...、私はStanley #78 に慣れているために、感覚的に身に付いてしまっている『手を添える位置』にバーが付いていて、邪魔だと無意識にバーを避けて手が行ってしまうのが、正に刃のエッジ部分ということなのかなと思ったのだが、これを使って指をよく怪我するという人が他にもいるようなので、もしかしたら構造上の欠陥と言えるのかも知れない。


Stanley #78 も、Record #778 も、削った部分が直角を成しているように、ボディやフェンスを調節したので、そんなに狂いはないのだが、若干の狂いがどうしても気になってしまう私は、最終的に、このような"便利道具"ではない、とてもシンプルな道具を使って仕上げをすることになる。

下の写真の上に写っているのは、古い西洋式のRebate Plane で、その下のものは父の使っていた日本の溝鉋(際鉋?)。
日本のものは鉋を修正する事なく、精度の高い直角を出せたが、私が中古で買った西洋のものは極めて不完全な作りだったため、鉋で削って正確に削れるよう直す必要があった。





ここ数日、道具の手入ればかりしていたが、今日は午後になって、先日買ったランプベースの台座を作り始めた。

例によって、Henry Boker(ゾーリンゲン)の鉋と日本の仕上げ鉋で板を平らに均し、この後丸く切ったところで今日の作業は終了。

鉋がけはけっこう良い運動になるが、これを何歳頃まで続けられるのかな?とふと思った。



22.6.16

Record #778 Rebate & Fillister Plane


先日の日曜日にインターネット オークションで落札したものが、今日全て届いた。
出品者は2人ともとてもしっかりしていて、素晴らしくスムーズなトレードで有り難く思った。

それに加え、落札した物の状態が非常に良く、このRecord #778 Rebate & Fillister Plane に至っては、これまでに購入した中古ツールの中では群を抜いて良好な状態で、ペイントはほとんど元のまま。ブレードは欠けも無く、数カ所にすぐに取り除けるほどうっすらと錆が乗っているという程度の痛み方だった。

しかも、何も手を加えなくても、フェンスがほぼ直角に装備している!!(Stanley #78 のフェンスはひどかった



Recordのこのフェンスには穴が3カ所開いていて、自分で幅広の補助フェンスを取り付けられるようになっているのも嬉しい配慮だ。
いくらフェンスが(ソールに対して)直角になっていても、この幅の狭いフェンスをピッタリと削る板に添わせて動かすのは少々不安定なため、削った面を失敗無く直角に仕上げるために、幅広の板を取り付けて使うというのは賢い方法である。



所々に付いた表面の錆を落とし、ブレードも研ぎ終え、試しに使ってみると、Stanley #78の方が勝っていると思える箇所が一つだけあった。

Stanley #78

Record #778には刃の出方のバランスを調節するレバーが付いていないのだ。
私は木製の鉋を使い慣れているので、刃の出方の微調節は小さな金槌でできるし、特にそのレバーが無くても支障はないのだが、Stanley の鉋を使い慣れている人にとっては、レバーが無いのは不便だろう。

また、さほど支障はないのだが、Stanley #78 のフェンスを固定するバーは1本なのに対し、Record #778は2本付いている。

そして、そのバーだが、Stanley はバー自体にネジが切ってあり、ねじ込み式で差し込むのに対し、Record はバーを差し込んだ後に、ツール本体に付いているネジで固定するようになっている。
一旦ネジを締めてしまえば何の違いも無いだろうなとは思うが、比較すると、バー自体にネジが切ってある方が緩み易いのだろうなと想像できなくもない。






厚く削ってみたり、薄く削ってみたりと、一通り使ってみたが、幅広の補助フェンスを付けない限りは、どちらも大差ない使い心地だと思った。
2つも必要ないなと思う時が来たら、どちらかを手放すことになるかも知れないが、その時私はどちらを手放すのだろうか…





アンティーク好き

早々に届いた荷物を開けてみた。



全て、少々錆は出ているものの、状態は悪くはなく、簡単に綺麗にできるだろうと思い、すぐに錆び落としに取りかかった。


使ったのは、使い捨ての手袋と、研磨剤の入っていないカーワックス、そしてワーヤーブラシ。

まずはランプベースから取りかかった。
木製の台座を取り外すと、劣化していない部分との色の違いがひどく、#0000 のスチールウールで磨くも綺麗にならず… 材質もお粗末なMDFであったため、木の台座は、また暇を見て新しく無垢の板を使って作り替えることにした。
(これは、アンティークと言えるほど古いものではないだろう)




金属部分は一瞬真鍮かなと思ったのだが、どうやら金メッキがなされたもののようで、一番下の飾り(葉っぱの模様)の部分は既に金色ではなくなっていた。支柱との色の違いを同じにすることはできなかったので、取りあえず綺麗に掃除をしただけで良しとした。

アンティークのハンドルは、年を重ねて皆同じような色になっていたが、磨いてみたら、銅、真鍮、鉄のような色が出てきて、それぞれに違った味があってなかなかいい。






これらは、小さな引き出し付き小物入れか何かを作って取り付けることにしよう。



日本に荷物を送る準備

YouTube で犬のコートの製図を教えてくれているのを見つけ、早速製図し、まずは試作品を作り、その後超個性的な生地を使って本番に臨んだ。 製図はいたって簡単だったが、最初に使用した布は手持ちのやや厚手のフリースだったため(緑色の布は、以前作ったもののほとんど着用しなかった自分用...