22.6.16

Record #778 Rebate & Fillister Plane


先日の日曜日にインターネット オークションで落札したものが、今日全て届いた。
出品者は2人ともとてもしっかりしていて、素晴らしくスムーズなトレードで有り難く思った。

それに加え、落札した物の状態が非常に良く、このRecord #778 Rebate & Fillister Plane に至っては、これまでに購入した中古ツールの中では群を抜いて良好な状態で、ペイントはほとんど元のまま。ブレードは欠けも無く、数カ所にすぐに取り除けるほどうっすらと錆が乗っているという程度の痛み方だった。

しかも、何も手を加えなくても、フェンスがほぼ直角に装備している!!(Stanley #78 のフェンスはひどかった



Recordのこのフェンスには穴が3カ所開いていて、自分で幅広の補助フェンスを取り付けられるようになっているのも嬉しい配慮だ。
いくらフェンスが(ソールに対して)直角になっていても、この幅の狭いフェンスをピッタリと削る板に添わせて動かすのは少々不安定なため、削った面を失敗無く直角に仕上げるために、幅広の板を取り付けて使うというのは賢い方法である。



所々に付いた表面の錆を落とし、ブレードも研ぎ終え、試しに使ってみると、Stanley #78の方が勝っていると思える箇所が一つだけあった。

Stanley #78

Record #778には刃の出方のバランスを調節するレバーが付いていないのだ。
私は木製の鉋を使い慣れているので、刃の出方の微調節は小さな金槌でできるし、特にそのレバーが無くても支障はないのだが、Stanley の鉋を使い慣れている人にとっては、レバーが無いのは不便だろう。

また、さほど支障はないのだが、Stanley #78 のフェンスを固定するバーは1本なのに対し、Record #778は2本付いている。

そして、そのバーだが、Stanley はバー自体にネジが切ってあり、ねじ込み式で差し込むのに対し、Record はバーを差し込んだ後に、ツール本体に付いているネジで固定するようになっている。
一旦ネジを締めてしまえば何の違いも無いだろうなとは思うが、比較すると、バー自体にネジが切ってある方が緩み易いのだろうなと想像できなくもない。






厚く削ってみたり、薄く削ってみたりと、一通り使ってみたが、幅広の補助フェンスを付けない限りは、どちらも大差ない使い心地だと思った。
2つも必要ないなと思う時が来たら、どちらかを手放すことになるかも知れないが、その時私はどちらを手放すのだろうか…





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